連載 『厳選 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』 第89回 JIMSAKU スペシャル・インタヴュー!

2021/07/28

スペシャル・インタビュー
『JIMSAKU BEYOND』 JIMSAKU
~神保彰氏と櫻井哲夫氏の両氏にリモート取材を敢行!~


■奇跡のリズム隊が期間限定で復活!

JIMSAKU復活! このビッグニュースに狂喜乱舞した音楽ファンの方も多いのではないでしょうか? 日本が世界に誇るリズム隊のグルーヴが新譜として聴ける日がまた来るなんて、数年前までは想像すらしていませんでした。

私は幸運にも、神保彰氏と櫻井哲夫氏ともに交流があります。神保氏とは2014年から新譜の取材インタビューを継続中で、私がMCをしていたオーディオ系ラジオ番組の特別ゲストとして2時間ぶっ続けで出演していただいたこともあります。

櫻井哲夫氏とは更に関係性が深く、私が代表を務めるレクストのケーブルを櫻井氏が愛用中。ケーブルに加え、楽器本体に内蔵する制振アクセサリーも櫻井氏は積極的に導入されています。ですので、よく櫻井氏のライブ・リハーサルにお邪魔しては、更なるベースの音質向上に向けて一緒に切磋琢磨している関係です。

そんなお二人が期間限定ながらJIMSAKUを再結成し、いよいよ新作アルバムのレコーディングへ突入したという情報をキャッチ。本来なら録音現場へ潜入取材するというところですが、緊急事態宣言中の昨今では夢のまた夢です。ただただ、楽しみにジンサクのシンサクを楽しみに待つしかありません。

幸運にも、新作 『JIMSAKU BEYOND』 のハイレゾ音源をいち早く試聴することができました。日本制作音源のイメージを大きく超えており、まるで海外録音盤を聴いているようなゴツゴツした低音とリズム隊の圧倒的エネルギー感が魅力のサウンド。それもそのはず、エンジニアはニューヨーク在中の眞田浩之氏を起用しています。低音は歪む寸前と思えるほどギリギリで危険性すら感じる迫力があり、イヤホンの振動板を粉砕しそうなサウンドにすっかりハマまってヘビロテ突入中です。

更に 『JIMSAKU BEYOND』 の魅力に迫るべく、神保彰氏と櫻井哲夫氏の両氏に同時リモート取材を敢行。JIMSAKUのファン代表として、皆さんが聞きたい質問をお二人にぶつけてきました。どうぞインタビューをお楽しみください。



JIMSAKU BEYOND』/JIMSAKU



■JIMSAKU スペシャル・インタビュー

―――『JIMSAKU BEYOND』のレコーディング手法について

神保:レコーディング期間として、キング関口台スタジオのスケジュールを4日間取っていただきました。インドネシアのギタリストの方だけはリモートで別録りだったのですけど、その4日間で僕と櫻井さんのリズム録りを行い、ゲストの方々には期間中に時間差で集まってもらいレコーディングしました。櫻井さんと僕の曲で作り方が違っており、僕の曲はプログラミングで骨格を事前に作っておき、ドラムとベースとゲストの方の生のパートを録りました。櫻井さんの楽曲は割とバンド的な作りをしているので、元DIMENSIONの小野塚晃くん(ピアノ&キーボード)と櫻井さんと僕とのトリオで演奏しました。そこにゲストの方々が加わってオーバーダビングしていくという形です。ベースとドラムは全て同時録音です。

櫻井:いま神保くんが説明してくれた録音と別に、ダイレクトカッティングで録った曲(M-6,7)がありまして、その2曲はちょっとまた別の空気が入っていると思います。ですから、アルバム10曲の中に神保くんのプログラムした世界と、小野塚くんが加わった櫻井曲のバンドサウンド、そしてダイレクトカッティングのデュオという、3つの演奏形態があるという感じです。神保くんとのデュオは別として、櫻井曲の新曲に関しては、まずデモテープを作って、プロデューサーや神保くんに聴いてもらい、OKが出たデモテープをアレンジ済みの譜面と一緒に小野塚くんに渡すという流れです。ですからリハーサルもなく、いきなりスタジオの本番レコーディングです。インドネシアのギタリストのDEWA BUDJANAくんは、その録音が終わったあとにリモートで別録りしました。


――― 初回盤の特典映像で「FIREWATER」(M-7)はテンポを落としたとのことでしたが、当時の演奏と聴き比べても同じくらいの猛スピード演奏に感じました。

櫻井:当時より「FIREWATER」はテンポを落として、「FUNKY PUNCH」(M-6)はアレンジを少し加えて30年ぶりに難易度を上げて構築した感じで変化をつけました。「FIREWATER」のテンポは、演奏する僕にとってはちょっと楽になっているんです。神保くんはテンポが早くても問題ないでしょうけど(笑)。


―――「FIREWATER」や「FUNKY PUNCH」といった超難曲は、お二人なら久しぶりでも直ぐに演奏できるものなのでしょうか?

櫻井:ベースは思い出すのが大変でした。あの2曲は事前に演っておかないと無理なので、当時の自分の演奏をコピーしました(笑)。

神保:僕の還暦イベント(注:2019年開催の神保彰還暦記念ライブで、JIMSAKUが21年ぶりに復活して話題に)のときに、その2曲を演りました。そのときに僕は20数年ぶりに聞き返したのですけども、自分の演奏をコピーするというよりは、CDに合わせて叩いてみたら完璧に覚えていました。やっぱり若いときの記憶は凄いなと思って。記憶が蘇るというより、20数年で聴くことも演奏することも何もなかったのに、完全に体に入っているのにはビックリしました。

櫻井:神保くんの還暦ライブのときに、お祝いということで、久しぶりに演らせていただきました。1回だけ事前にスタジオで数時間のリハーサルをして、ライブではサウンドチェックと本番を演って、別に打ち上げもなく、ティータイムがあるわけでもなく、音出したら神保くんは帰っちゃうわけで、音楽を一緒に演った瞬間が2日間あっただけでした(笑)。でも、20数年というと結構長いんですけど、その空間はあまり感じなかったです。カウントが出て音が出れば、その20年間は何だったんだろうっていうくらいスッっと始まるというか。神保くんが言っていたように、完璧に蘇りました。何も迷わずに、音楽が自分の細胞のように。20数年の更にその前の20年間にガッツリ演っていたので、言葉では上手く言えないですけども、音楽のリズムの解釈というか噛み合い方というか、着地点が安心できるという感じは変わりませんでした。




――― ニューヨーク在住の眞田浩之にミックス&マスタリング・エンジニアを起用した経緯は?

神保:僕がエンジニアの眞田さんを推薦しました。眞田さんが手掛けた僕の前回の3枚のアルバムを櫻井さんに聴いてもらったところ 「いいね!」 ということでしたので、眞田さんにオファーしました。眞田さんは日本のプロジェクトよりもニューヨークのプロジェクトが8割9割の方です。レコーディングに関しては、ダイレクトカッティング録音の 「FUNKY PUNCH」 と 「FIREWATER」 の2曲は吉越晋治さんで、その他の新録はプロデューサーの本田(丈和)さんに推薦してもらった庄子(淳)さんにレコーディングをお願いしました。新録曲のマイクのセッティングなどに関しては、リモートでニューヨークから実際に眞田さんに見てもらい、「もう少しこのポイントにマイクを立ててほしい」 といったように、リモートで眞田さんも参加しつつのレコーディングでした。他の取材でレコーディングに関してここまで詳しく聞かれることはないので、このマイクセッティングの話は初出し情報かもしれません(笑)。ミックスダウンに加え、マスタリングも眞田さんで、ハイレゾ用のマスターとCD用のマスターを作ってもらいました。


――― 1曲目 「INSPIRATION feat. Shiho [作曲:櫻井哲夫] 」 から強烈なドラムとベースで、ファンとしてはたまらないサウンドです。

櫻井:「INSPIRATION」 は、もちろんベースも頑張って弾いているんですけど、Shihoさんの歌も期待以上に素晴らしくて、インスト曲のような難しいメロディーをすごくファンキーでJazzyに歌ってくれています。それに加えて、小野塚くんのピアノソロとバッキング、DEWA BUDJANAくんギターソロも素晴らしく、それぞれの個性が際立って盛り上げてくれました。特に、神保くんのドラムソロが素晴らしいです。あのソロってどうやって叩いているか、ちょっとリズムが分からないですよね(笑)。

神保:ちゃんとインテンポになっていて、三連符の4つ割りという特別新しい手法というわけではないのですが、いきなりくるのでビックリするんだと思います。みんながリズムを見失う感じが狙いです。

櫻井:4つ割りのほうに耳がいくと、拍子が変わっちゃって錯覚を起こします。神保くんの狙い通り、その策にハマってしまいます。


――― 神保さんが突然複雑なリズムを叩いてきて、櫻井さんがリズムを見失いそうになるということはないのでしょうか?

櫻井:見失いそうになるのは、ドラムがデニス・チェンバースのときですね(笑)。リズムが分からなくなりそうだなと思ったら、そのフレーズばかりを聞いていると本当に分からなくなってしまうので、相手の演奏を聞きながら自分でちゃんとカウントを噛み締めながら演るという感じです。こっちはお客さんじゃないので、リズムが分からなくなって面白かったというわけにはいきませんから(笑)。それはデニスと何回も演奏して克服しました。




――― 櫻井さんのレコーディング機材について教えてください。

櫻井:「FUNKY PUNCH」と「FIREWATER」は、ワーウィックの6弦のinfinity SAKURAIモデルです。関口台スタジオで4日間レコーディングしたときに使ったのは全て1本の楽器で、いつもメインで弾いているワーウィックのinfinityのカスタムモデルで、 ラスティというアンティークっぽいヴィンテージ塗装が施してある5弦ベースです。ピックアップのバランスはフロント寄せで、そのほうが、エッジが立ちます。ジャコパスの曲を演るときはフェンダー・ジャズベースのフレットレスで、リアを10、フロントを2か3にするんですけど、ワーウィックの場合はフロントが7でリアが3くらいです。

今回のメインで使った5弦ベースもそうですし、ダイレクトカッティングで使った6弦ベースも、フェンダーのビンテージをフレットレスにしたジャズベースも、僕のベースは西野さんにそれぞれちゃんと助けていただいており、回路のところにレクストの魔法のカード(注:ベース用制振アクセサリー R-Pad-bc)が入っています。このカードを入れることによって、視力が3つくらい良くなったって言うんでしょうか、音にガッツやパンチが加わるんです。もちろんレクストのベース・ケーブルも使っていて、西野さんにはベースの周辺機器で助けてもらっています(笑)。

ベースのサウンドに関しては、今回は初めてのエンジニアさんということで、眞田さんの音の解釈や、それぞれの曲のベースの音作りが印象に残っています。最終的に言うと “いい音” の一言になるのでしょうけど、それぞれの曲の処理の仕方というか、さじ加減が結構大胆な感じです。例えばローの出し方にしても、ハイの削り方にしても、こちらがビックリするくらい思いっきりやっていただけて、最終的な結果であの素晴らしいベースの全体像が出来上がっています。

ベースの音データですが、ダイレクト・ボックスで録ったものと、MarkbassのVintage Preというアンプ・シュミレーター付プリアンプの音を、「それぞれの音を自由にブレンドしてください」 と、新録の全曲分のベースを2回線に分けてニューヨークへ渡しています。

新録のレコーディングではフットペダルのエフェクターは、ひとつも使っていなくて、関口台スタジオで神保くんと録ったときはボトムのベースだけですから、完全にダイレクトな音です。1曲目のShihoさんとの絡みのワウっぽいユニゾンベースは、オーバーダビングで自宅スタジオでの別録りです。


――― 神保さんのレコーディング機材について教えてください。

神保:僕は普段使っているドラムセットなので、特に新しい機材を導入してというのはないんですけれども、エンジニアの眞田さんが割と初期反射を嫌う人なので、「オンのマイクは極力デッドに録ってほしい」 という方向性で、ドラムをバッフルで思いっきり囲んで録りました。関口台の2スタはそれなりに大きなスタジオなんですけど、ドラムはバッフルで覆われて、まるで犬小屋の中にいるような感じで録りました。


――― アルバム 『JIMSAKU BEYOND』 を聴くと、どうしても生でJIMSAKUのライブが見たくなってしまいますが期待しても良いでしょうか?

神保:世の中がこういう状況ですので、現時点では何も計画できない感じです。今はライブ開催のアナウンスはできないのですけれども、せっかくアルバムという形になりましたので、これをライブで皆さんにお聞かせしたいなという気持ちは持っております。

櫻井:ライブを演れるチャンスが来る日を、僕らも楽しみにしています。


――― ハイレゾ音源で 『JIMSAKU BEYOND』 を聴く皆さんにメッセージをぜひ。

神保:ドラムとベースという楽器は、周波数レンジも物凄く広いですし、ダイナミックレンジも広いですし、ハイレゾにとって一番美味しい楽器であり、まさにハイレゾの真価が発揮される楽器だと思います。JIMSAKUは、そんなドラムとベースがアーティストという結構珍しいユニットです。ですので、今回の24年ぶりの新しいアルバム 『JIMSAKU BEYOND』 は、ハイレゾ・ファン必聴のマスト・アイテムだと思います(笑)。

櫻井:今の神保くんのコメントで完璧なんじゃないでしょうか(笑)。ドラムとベースの音色の違いをハイレゾで味わえる要素が、10曲の中にいろいろ散りばめられています。エンジニアの真田さんの音の調理の仕方が、更にその楽しみを倍増してくれているような気がします。そういったサウンドも含め、20数年ぶりのJIMSAKUハイレゾ・バージョンをぜひお楽しみいただきたいと思います。




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筆者プロフィール:


西野 正和(にしの まさかず)3冊のオーディオ関連書籍『ミュージシャンも納得!リスニングオーディオ攻略本』、『音の名匠が愛するとっておきの名盤たち』、『すぐできる!新・最高音質セッティング術』(リットーミュージック刊)の著者。オーディオ・メーカー 株式会社レクスト代表。音楽制作にも深く関わり、制作側と再生側の両面より最高の音楽再現を追及する。自身のハイレゾ音源作品に『低音 played by D&B feat.EV』がある。『厳選! 太鼓判ハイレゾ音源ベストセレクション キングレコード ジャズ/フュージョン編』をプロデュース。


 

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