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連載『厳選 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』 第65回

2018/12/29
イベントで聴いた、今一番熱い高音質ハイレゾ音源はこれだ!

■リアル試聴イベント、満員御礼!

2018年12月13日(木) に有楽町 KEF MUSIC GALLERYにて開催しました太鼓判ハイレゾ音源の試聴イベントは満員御礼! 用意していた席数を超えるくらい、たくさんの皆様にご参加いただきました。本当にありがとうございます。

イベントでは、アンプ内蔵のスピーカー “KEF/LS50 Wireless” が抜群に鳴ってくれました。たった13cmの小型ウーファー・ユニットでしたので、太鼓判ハイレゾ音源のマスター級低音の大振幅に耐えられるかどうか心配していたのですが・・・。見事、広い会場の30名様規模のイベントで、ガツンとくる低域を大音量で再現してくれました。あの小さな13cmユニットから、あのサウンドは驚き! LS50 Wirelessは、次回のイベントでも指名したいくらい頼りになるスピーカーです。

イベントで細かなオーディオ的テクニックにつきましては、私のブログで解説しましたので、ぜひそちらもご参照ください。
▼ブログ『12/13イベント、あの音はこうやって出す!』
http://www.reqst.com/blog/index.php?no=r2003

■イベントで鳴らした太鼓判ハイレゾ音源たち!

イベント当日のセットリストをご紹介します。2018年までに発売されたハイレゾ音源の中で、私が考える最も高音質で、最も鳴りっぷりの良い曲たちを集めました。単曲購入できるものが多いので、ぜひ集めてチェックしてみてください。



1.『メモリーズ・オブ・ビル・エヴァンス』
(オムニバス)塩谷哲トリオ、山下洋輔 with 斉藤ネコ・クァルテット、山下洋輔、佐山雅弘トリオ、笹路正徳アンサンブル、木住野佳子トリオ、益田幹夫トリオ
96kHz/24bit



4曲目「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」

記念すべき連載第1回から。このハイレゾ音源をご紹介したくて、連載を始めたといっても過言ではありません。“1インチ2チャンネルアナログテープ(30ips)によるダイレクト2チャンネル録音”によるハイレゾは、未だに鮮烈!


2.『B'Ridge』
96kHz/24bit



1曲目「Ballad for Yasushi」
2曲目「しなやかな指をもちなさい」

マイ・ベスト・ハイレゾ 2018に選んだアルバム。1曲目の謎の低音の演奏方法を解説し、2曲目の佐山雅弘のどこまでも美しいピアノに酔いました。


3.『今ここにあるべき百戦錬磨~7人~』
NOBU CAINE
96kHz/24bit



2曲目「The Islands」

本作もマイ・ベスト・ハイレゾ 2018に選びました。レクストの楽器ケーブルを使い演奏されている、川崎哲平氏によるスラップ・ベース。13cmウーファーが、まるでステージ中央にベースアンプが設置されているかのごとくセンター音像を結び、ズドンと鳴らしてくれました。


4.『ドリームス』
シーネ・エイ
96kHz/24bit



1曲目「ザ・ビター・エンド」

この楽曲で、RCAケーブルの比較試聴を行いました。良質なハイレゾ音源を、どこまで深く、そしてエモーショナルに鳴らせるか。単に音源が読めるというのと、音楽を鳴らしきるとの違いを体感いただけたと思います。

5.『Laidback2018』
井筒香奈江
192kHz/24bit



1曲目「Songbird」

皆さんも聴いたことがある音源を鳴らさないと、イベントでのパフォーマンスの凄さを分かってもらえないかも? ということで、今年最もオーディオで鳴らされたであろうハイレゾ音源をチョイス。後半の怒涛の低音は、流石に超大音量だと13cmウーファーが悲鳴を上げていました。

6.『マブイウタ』
宮良牧子



6曲目「少女」

これも驚かれたお客様が多数。金子飛鳥さんのエモーショナルなエレキ・バイオリンがいかに再現できるかがポイントです。

7.『LISTEN』
DSD trio, 井上鑑, 山木秀夫, 三沢またろう
DSF 5.6MHz/1bit




DSD音源の真の凄みを味わうという意味でチョイスしました。超高域ノイズ問題をアナログテープへの録音で解決した、超意欲作

8.『THUNDER LIVE』
CASIOPEA
DSD2.8MHz



5曲目「ブラック・ジョーク」

DSD音源で凄いのをもう1曲。あまりに豪快に鳴ったので、神保彰さんのドラムソロ、櫻井哲夫さんのベースソロまで、たっぷりと聴きました。

9.『Rachmaninov Variations』
ダニール・トリフォノフ, フィラデルフィア管弦楽団 , ヤニック・ネゼ=セガン
192kHz/24bit



25曲目と26曲目

オーディオ評論家の鈴木裕さん御用達のクラシック音源。25曲目を使い、ルームチューニングのために床に置いたレゾナンス・パッド・スタビライザー “R-Pad”の有無を比較試聴しました。

10.『Spark』
上原ひろみ, アンソニー・ジャクソン, サイモン・フィリップス
96kHz/24bit



1曲目「SPARK」

イベントのラストは、やはり上原ひろみさんのハイレゾで。私がケーブルを担当している、ベースのアンソニー・ジャクソンさん。実際にライブやレコーディングで使用してもらっていますので、その様々なエピソードをご紹介しながら、イベントは大団円!

好評なハイレゾ試聴イベントでしたので、また続けて開催できるよう準備しております。ぜひご参加ください。




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【バックナンバー】
<第1回>『メモリーズ・オブ・ビル・エヴァンス』 ~アナログマスターの音が、いよいよ我が家にやってきた!~
<第2回>『アイシテルの言葉/中嶋ユキノwith向谷倶楽部』 ~レコーディングの時間的制約がもたらした鮮度の高いサウンド~
<第3回>『ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(1986)』 NHK交響楽団, 朝比奈隆 ~ハイレゾのタイムマシーンに乗って、アナログマスターが記憶する音楽の旅へ~
<第4回>『<COLEZO!>麻丘 めぐみ』 麻丘 めぐみ ~2013年度 太鼓判ハイレゾ音源の大賞はこれだ!~
<第5回>『ハンガリアン・ラプソディー』 ガボール・ザボ ~CTIレーベルのハイレゾ音源は、宝の山~
<第6回> 『Crossover The World』神保 彰 ~44.1kHz/24bitもハイレゾだ!~
<第7回>『そして太陽の光を』 笹川美和 ~アナログ一発録音&海外マスタリングによる心地よい質感~  スペシャル・インタビュー前編
<第8回>『そして太陽の光を』 笹川美和 ~アナログ一発録音&海外マスタリングによる心地よい質感~  スペシャル・インタビュー後編
<第9回>『MOVE』 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト ~圧倒的ダイナミクスで記録された音楽エネルギー~
<第10回>『機動戦士ガンダムUC オリジナルサウンドトラック』 3作品 ~巨大モビルスーツを感じさせる、重厚ハイレゾサウンド~
<第12回>【前編】『LISTEN』 DSD trio, 井上鑑, 山木秀夫, 三沢またろう ~DSD音源の最高音質作品がついに誕生~
<第13回>【後編】『LISTEN』 DSD trio, 井上鑑, 山木秀夫, 三沢またろう ~DSD音源の最高音質作品がついに誕生~
<第14回>『ALFA MUSICレーベル』 ~ジャズのハイレゾなら、まずコレから。レーベルまるごと太鼓判!~
<第15回>『リー・リトナー・イン・リオ』 ~血沸き肉躍る、大御所たちの若き日のプレイ~
<第16回>『This Is Chris』ほか、一挙6タイトル ~音展イベントで鳴らした新選・太鼓判ハイレゾ音源~
<第17回>『yours ; Gift』 溝口肇 ~チェロが目の前に出現するような、リスナーとの絶妙な距離感~
<第18回>『天使のハープ』 西山まりえ ~音のひとつひとつが美しく磨き抜かれた匠の技に脱帽~
<第19回>『Groove Of Life』 神保彰 ~ロサンゼルス制作ハイレゾが再現する、神業ドラムのグルーヴ~
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<第21回>『アフロディジア』 マーカス・ミラー ~グルーヴと低音のチェックに最適な新リファレンス~
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<第63回>『la RiSCOPERTA』 KAN~補正に頼らぬ精密なパフォーマンスが素晴らしい、歌とピアノと弦楽四重奏!~~


筆者プロフィール:

西野 正和(にしの まさかず) 3冊のオーディオ関連書籍『ミュージシャンも納得!リスニングオーディオ攻略本』、『音の名匠が愛するとっておきの名盤たち』、『すぐできる!新・最高音質セッティング術』(リットーミュージック刊)の著者。オーディオ・メーカー 株式会社レクスト代表。音楽制作にも深く関わり、制作側と再生側の両面より最高の音楽再現を追及する。自身のハイレゾ音源作品に『低音 played by D&B feat.EV』がある。『厳選! 太鼓判ハイレゾ音源ベストセレクション キングレコード ジャズ/フュージョン編』をプロデュース。