連載 『厳選 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』 第73回

2019/10/04
『Spectrum』 上原ひろみ
~このピアノ、あなたのシステムは鳴らしきれるか!~
■上原ひろみさんとの不思議なご縁

上原ひろみさんとは、なぜかご縁が続きます。上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトのおひとり、ベーシストのアンソニー・ジャクソン氏は、私が製作しているケーブルを長年にわたり使用中。そのため、トリオ・プロジェクト4部作である 『VOICE』、『MOVE』、『ALIVE』、『SPARK』 のジャケットには、私のブランド名 “REQST” がクレジットされています。この4作品を並べて聴くと、開発したケーブルの変遷を垣間見ることができ、まるで成長の記録のようです。毎年、上原さんライブで来日するアンソニーさんを驚かすべく、新しいアイデア&技術でベースのケーブル開発を続けていました。それがCD盤という記録となり、こうして今でも楽しめるのですから!

アンソニーさんとの関係性もあり、前作 『ライヴ・イン・モントリオール』 では、ラッキーにも上原さんにインタビューできるという機会がありました。ピアノ演奏では、あんなに激しい上原さんですが、普段は本当に物静かな印象。なかなかインタビューの突破口が開けず、苦戦したのを覚えています。

そのインタビュー後、上原さんスタッフからお電話が。上原さんと共演中のハープ奏者 エドマール・カスタネーダ氏が、REQSTケーブルを試してみたいとリクエストがあったとのこと。急遽、ライブのリハーサルにお伺いしました。リハ中の上原さんが私を見つけ、「先日はどうもありがとうございました。今日はエドマーをお願いします」と、丁寧にご挨拶していただき、恐縮する私。そして、エドマール氏からケーブルを絶賛していただき、その日のライブから無事に採用となりました。

そんなご縁がありますので、プラチナチケットの上原さんライブには、リハーサルから本番、そしてライブ後の楽屋と、いつも楽しく参戦させてもらっています。一番のエピソードといえば、ライブ後の楽屋での出来事。上原さんがドラムのサイモン・フィリップス氏とリズムについての問答を激しく繰り広げていました。そこには、大御所ミュージシャンがお仕事で日本人ピアニストをフォローしているという、よくある関係性を見出すことはできません。詰め寄る上原さん、直立のサイモンさんという、摩訶不思議な光景を目にすることができました。

もうひとつ、あまり知られていない上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトのエピソードが。このトリオ、ライブ前のリハーサルが独特なのです。普通のリハというと、音響チェックやモニターバランスの調整、照明の確認などの作業が一般的。これだけの腕利きミュージシャンの集まりですから、なおさらリハは超短いのかと想像していました。ですが、このトリオは修行するのです。まだまだ困難なアプローチに挑戦し、同じ楽曲でもCD盤に記録されているよりも、なお昇華させようとする修行が!

そんな上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトをもっと長く聴き続けていたかったのですが、ベテランを起用したが故の問題が発生しました。健康問題です。トリオで世界を飛び回りたい上原さんには、メンバーの健康上の理由でライブに穴を明けてしまうのは、何より辛いことだったのでしょう。


■ピアノソロアルバムに、上原ひろみさんの覚悟を見た!

上原さんの新譜がハイレゾで出る。しかもピアノ・ソロとのこと。上原さんとご縁があるからといって、音質チェックには手加減無しです。演奏者がピアノひとりになったことに、聴く前は若干の不安も正直ありました。しかし、そんなものは一曲目から吹き飛ばしてくれます。そしてハイレゾの音質は、さすが匠のマイケル・ビショップ氏。見事に巨大なピアノのエネルギーをハイレゾという器に記憶させて、私たちに届けてくれました。



私の想像でしかないのですが、このピアノ・ソロは、ザ・トリオ・プロジェクトの目指した音楽を、上原さんひとりで再現しようとしている・・・そんな気迫を感じます。つまり、3人分の演奏を、ピアノ一本で弾いてしまうという荒業。もちろんイコールは無理なのですが、その目標に向けて上原さんが修行したであろう成果が、音となって聴こえてくるのです。

ピアノという鍵盤楽器は、ある意味で打楽器的要素が大きいと感じています。ピアノの弦をハンマーで叩くという動作を、鍵盤を経由して行っているのですから。指は10本なので、ピアノの最大同時発音数は10音です。しかし、離れた鍵盤を打撃する必要を考えると、同時発音の10音を目指すのは不可能。そこで上原さんが考えたであろう修行は、ひとつがスピード、もうひとつが左右のグルーヴを違える。この2点だったのではないでしょうか。

スピードについては、上原さんは以前から十分に早かった。ですが本作を聴くと、そのトップスピードになるまでの加速が圧倒的です。つまり、タイムラグ無しで最高速に達することができる。#1「カレイドスコープ」や#4「スペクトラム」で、そのフル加速を体感できますので、ぜひチェックしてみてください。

左右のグルーヴを違えるというのは、もはや超人レベル。例えば、左手で弾く伴奏はカチッとした正確なリズムで弾き、右手で弾くメロディーは情感たっぷりに色っぽく弾く。そうすると、まるで複数人でピアノを弾いている錯覚に陥るわけです。言うは易し、実際にそんなことが可能なのか? オーバーダビングによる演奏ではないのか? そう勘ぐりたくなるくらい、両手のグルーヴ弾き分けという難題を本作でクリアしています。全編でこのテクニックが聴けますが、#5「ブラックバード」あたりでグルーヴに着目して聴いてみてください。

どうやって弾いているのかが分からないのが、#3「イエロー・ワーリッツァー・ブルース」の冒頭、左手で弾くベースラインです。まるでアンソニー・ジャクソンさんが弾いているのかと錯覚するような、音色とグルーヴ。ピアノの蓋を開けて、ピアノ弦を右手で直接触りミュートして弾いているのかと思うのですが、そうすると、次のメロディーパートが弾けないしなぁ。ここでも、仮想アンソニーさんと上原さんのデュオという、左右のグルーヴを弾き分ける超人技をチェックすることができます。

もうひとつ、どうやって弾いているの?シリーズが、ラストの#10「セピア・エフェクト」。ピアノ演奏の限界を突破している音数なのです。これだけのアルペジオを弾きながらのメロディー演奏は、絶対に無理なはず。この曲の奏法は、上原さんのインタビュー記事に解説がありました。なんと、右手の薬指と小指だけでメロディーを弾き、他の指を総動員して伴奏を弾いているのだそうな。比較的単純なメロディーとはいえ、薬指と小指だけで弾くとは!


■システムの実力が浮き彫りになる、新しいチェック音源登場!

演奏面での充実ぶりから、単なるテクニック披露のアルバムではなくなり、ピアノ・ソロでありながら決して飽きることがありません。発売以来、すっかり私の愛聴盤になってしまいました。

もうひとつの大きな特長と言えるのが、その音質。今までの上原さん作品も高音質であったのは、DAPの新製品デモ画像などで『MOVE』や『SPARK』のジャケ写が常連なことからも確認できます。エンジニアのマイケル・ビショップ氏の記録するサウンドが、素晴らしいのは間違いありません。

本作で更に感じるのは、上原さんの弾くピアノのエネルギーが、従来よりも更にガッツリと記録されているということです。レコーディングする楽器数が減ったということもあるでしょう。サイズの大きな大編成用スタジオのスカイウォーカー・サウンド・ステージで、ピノ一本を録音したのも、プラスに働いています。

スマホと付属イヤホンで聴いても、もちろん本作はご機嫌で楽しめるのですが、まだまだ奥は深いです。聴くシステムが、とこまで音楽の深いところまで再現できるかが試されるのではないか? システムの品位、実力をチェックするのに、またとない好音源です。再生デモに『Spectrum』を使おうとしているメーカーさん、逆に実力を暴かれる結果となりかねないので、気をつけたほうが良いかもしれません。私は、これからイベントやクリニックに行くときは、本作を持参にてチェック音源のひとつに加えることにしました!

上原さんは、誰もが認める天才ピアニスト。しかも、修行する天才なのですから、これはもう無敵! 日本が自信を持って世界に誇れるミュージシャンです。東京オリンピックでは、ぜひ上原さんにピアノを披露してもらいたいものです。







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筆者プロフィール:


西野 正和(にしの まさかず)3冊のオーディオ関連書籍『ミュージシャンも納得!リスニングオーディオ攻略本』、『音の名匠が愛するとっておきの名盤たち』、『すぐできる!新・最高音質セッティング術』(リットーミュージック刊)の著者。オーディオ・メーカー 株式会社レクスト代表。音楽制作にも深く関わり、制作側と再生側の両面より最高の音楽再現を追及する。自身のハイレゾ音源作品に『低音 played by D&B feat.EV』がある。『厳選! 太鼓判ハイレゾ音源ベストセレクション キングレコード ジャズ/フュージョン編』をプロデュース。

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