繊細なタッチの美しさに引き込まれる若手ピアニストの初トリオ作品
1986年生まれ、イタリアの次代を担う気鋭ピアニスト、フランシスコ・ネグロの3作目のリーダー作。2009年に結成されたトリオでの録音で、数々のステージで腕を磨き満を持しての作品となる。ドラマーのエルマンノ・バロンはローマを拠点に活動している今注目のカルテットA24のメンバーでもある。
わずか8歳にしてバンド活動を始めたという彼であるが、タッチの切れ味はアントニオ・ファラオを、旋律の美しさはエンリコ・ピエラヌンツィを彷彿とさせるプレイが持ち味。クールでありながら丸みを帯びてもいるそのサウンドは時にスピチュアルな響きも感じさせる美しいもの。ほぼ全曲彼のペンによるもので、コンポーザーとしても優れた手腕を発揮している。
【演奏】
Francesco Negro(PIANO)
Igor Legari(BASS)
Ermanno Baron(DRUMS)
【録音/ミックス/マスタリングスタジオ】Artesuono, Cavalicchio(イタリア/ウディネ)
【サウンドエンジニア】Stefano Amerio
【ポストプロダクション】AlfaMusic Studio(イタリア/ローマ)
【サウンドエンジニア】Alessandro Guardia
2010年12月録音
■特別インタヴュー「ALFA MUSIC ~イタリアの「粋」を体現するジャズ・レーベル~」