女性Voの歌声と自由でカラフルなサウンドが魅力のジャズ／プログレ・バンド

イタリアのベテラン・サクソフォニスト、アントニオ・アプッゾ率いるフリージャズ／プログレッシブなサウンドを奏でるニューストライカーズの2作目がイタリアAlfa Musicよりリリース！

アントニオ・アクッゾは1970年代からイタリアで活動しているベテラン・サックス奏者。サンドロ・ララとマウロ・オルセリとのトリオで多くのセッションへの参加やラジオ／テレビ番組の音楽を製作する等活躍。近年は公立学校や教育機関での音楽講師、室内アンサンブルの設立、ラジオ番組の音楽製作、音楽関連の本の執筆等幅広く活躍している。2014年に様々な音楽を組み合わせたバンド”Antonio Aquzzo Strike!”を結成し2016年に1stアルバムを発表後、メンバーチェンジを経てバンド名を「NEWSTRIKERS」と改め同じAlfaより2020年に”Musiche Insane”を発表。同じジャケットが使われているように、今作は前作の発展系の作品となっている。またアントニオの息子のヴァレリオが参加し、20代から60代まで幅広い年代が集まったグループということも特色のひとつである。

今作は前作”Musiche Insane”の拡張版で新しいエディション、という位置付けになっている（前作より3曲を収録し、8曲が新録）。ジャズの要素はもちろん、フリージャズやスピリチュアル・ジャズ、プログレッシブ・ロックやアヴァン・ロックのエッセンスも混ぜ合わせた、自由奔放なサウンドを聴かせてくれるグループ。ジャズやブルースに影響を受けたというマルタのややソウルフルで真っ直ぐな歌声と語りを中心にめまぐるしく多様なビートとサウンドで様々な表情を見せてくれるバンド・サウンドが展開され、そのサウンドは飽きることなく聴きごたえたっぷり。マリンバの音もとても良いアクセントに。ニーナ・シモンやオーネット・コールマンのカヴァーも収録。

オススメは、クセになるグルーヴの1曲目、ロックからジャジーに変わる展開がたまらない2曲目、綺麗なメロの6曲目、プログレッシブな10曲目、ニーナ・シモンのカヴァーの11曲目。

ジャジーでソウルフルな女性ヴォーカルと自由で様々な色を見せてくれるジャズ／プログレ・サウンドが堪能できる個性的バンド。ジャズ、プログレ、アヴァン・ロック好きには特にオススメの作品！

Marta Colombo（Vocals, Percussions）_x000B_Antonio Apuzzo（Alto Sax, Tenor Sax, Bass Sax, Clarinet, Bass Clarinet）_x000B_Valerio Apuzzo（Trumpet, Cornet, Flugelhorn）_x000B_Luca Bloise（Marimba, Percussions）_x000B_Sandro Lalla（Double Bass）_x000B_Michele Villetti（Drums, Duduk ）