まるで映画音楽のようなピアノや弦楽による美しいサウンド＆朗読

輝かしい経歴を持つ才女セッティーナ・ドナートとイタリアのベテラン俳優ニニ・ブルスケッタによる亡き映画監督”アントニオ・カルダレッラ”が書いた詩を取り上げ音楽をつけた作品が、イタリアALFA MUSICより登場！

セッティナ・ドナートはイタリアのメッシーナ音楽大学で2つの修士号を取得した才女。現在まで多くの著名な交響楽団、ジャズ・オーケストラ、バレエ劇団等でピアニスト／作編曲／指揮者として活躍する他、3枚のリーダー作を発表。特に’11年の「Crescendo」と15年の「Third」はイタリア最高のジャズ賞である”Jazzlt”にて年間最優秀アルバム賞を受賞している。’18年には日本でも人気のピアニスト、ステファニア・タリーニと連弾によるアルバムを発表している。
ニニ・ブルスケッタはイタリアで多くの映画、TVドラマに出演しているベテランの俳優。アントニーノ・ブランチェッタの名前でも活動している。代表作に「Viva！公務員」「シチリア人の夢」「ペッピーノの百歩」らがある。
他にアルバムにはパオロ・フレスやステファノ・ボラーニら数々の大物と共演し、世界的に知られるマーチング・バンド「FUNK OFF」の創始者でもあるダリオ・チェッキーニ（Sax、Flu）、デンジャー・マウスがダニエル・ルッピと連名で制作した作品（ノラ・ジョーンズとジャック・ホワイトも参加）に参加する等幅広い活動を繰り広げているダリオ・ロッシグリオーネ（B）等、錚々たるメンバーが顔を揃えている。

2009年に50歳で惜しくも亡くなったアントニオ・カルダレッラは監督や演出家というキャリアと並行して数々の詩や文章を書きためていた。その内容を評価し発表の機会をうかがっていた僚友ブルスケッタがドナートと協力して作られた作品が今作。滑らかなフレージングのピアノと美しい弦楽トリオを中心に彩られた美しいトラックの上を渋い声質で表情豊かなブルスケッタの朗読が楽曲を味わい深いものにしていく。まるで映画のサントラのように映像が浮かんでくるようなカラフルなサウンド・スケープが印象的な作品。

オススメは、ストリングスが美しい3＆9曲目、ベース・リフがクールな5曲目、妖しげな雰囲気がいい6曲目。

カルダレッダの言葉の世界観に音をつけ、カラフルに表現した俳優とピアニストによるタッグ作。ジャズ・ファンのみならずサントラ好きにもアピールする力作品！

Ninni Bruschetta (voice)
Cettina Donato (piano, percussions, arrangements)
Dario Cecchini (bass clarinet, soprano sax, baritone sax)
Dario Rosciglione (double bass, electric bass)
Mimmo Campanale (drums, percussions)

B.I.M. orchestra:
Marcello Sirignano, Mario Gentili (violin)
Andrea Domini (viola)
Giuseppe Tortora (cello)

Celeste Gugliandolo (vocal on track 2)