美しいサウンドと豊かなダイナミクスが魅力のコンテンポラリー・ジャズ・トリオ
ヨーロピアン・ジャズ・スタイルの美しいメロディーとサウンドを聴かせてくれるピアニスト、アンジェロ・ディ・レオンフォルテのトリオ作品がイタリアAlfa Musicよりリリース!
アンジェロ・ディ・レオンフォルテはピアノをフレッド・ハーシュ、バリー・ハリス、作曲をスティーブ・スワロウら一流ミュージシャンに師事し腕を磨いてきたピアニスト/作編曲家。2001年よりプロ活動を始め、数多くの国際フェスティバルでの演奏、ラジオ音楽の作曲、名門音楽院での主任講師を務める等活躍してきた。2021年には日本の製薬会社エーザイのテーマ曲「Hope」を作詞作曲する等日本とも繋がりが深い。いくつかのプロジェクトで活動している彼であるが、トリオでのリーダー作は今作が初の作品となる。
トリオのメンバーは、ファブリジオ・ボッソ、フランチェスコ・カフィーソらビッグネームと共演してきたアルベルト・フィドーネ(B)、エンリコ・ラヴァからアミイ・スチュワートまで幅広いジャンルのミュージシャンと共演してきているペッペ・トリンガリ(Dr)。このリズム隊の2人は有望若手ピアニストのセビー・ブルジオとのトリオ”Urban Fabula”のメンバーとしても活動している。
ヨーロピアン・ジャズの美しく叙情的なトーンを聴かせてくれるコンテンポラリー・サウンド。繊細なプレイから滑らかな旋律と甘美なボイシングを聴かせてくれるアンジェロのプレイがとても印象的。トリオの個性を際立たせている豊かなバンド・ダイナミクスの中心となっているペッペのドラムも聴き逃せない要素のひとつ。イタリア・ヨーロッパの伝統的なジャジーさとモダン・ジャズの手法を継承しながらも現代ジャズのトリオ・サウンドの個性も追求した独自のサウンドがたっぷりと楽しめる作品になっている。
オススメは、美しい響きの2曲目、グッドメロディーの4曲目、B・エヴァンスへのオマージュ的な9曲目。
豊かな感情表現に彩られたアンサンブルと、ジャズへの敬意と先鋭性の両方を合わせた独自のトリオ・サウンドを堪能できる魅力的な作品!
Angelo Di Leonforte(Piano)
Alberto Fidone(Double Bass)
Peppe Tringali(Drums)
【This too will pass/Angelo Di Leonforte/ハイレゾ】