女性ピアニストを中心に奏でるメロディアスな好盤!
ルイジ・ピグナティエーロの作品で知られる女性ピアニスト、ガイア・ポッセンティを中心とするピアノ・トリオのアルバム。この作品がユニットとして初めての作品となる。他のメンバーは、ベースに08年にフランスのCristal Recordsよりリーダー作を発表しているファブリジオ・チェッカ、ドラムにピエールルイージ・バルドゥッチの作品で知られるマッシモ・カラーノ。
女性らしい柔らかなタッチを中心にメロディアスなフレーズが全編に流れており、淡々としたリズムの中にパッションとセンチメンタルをパッケージングし構築された音世界は唯一無比であり非常に秀逸なもの。メンバー3人それぞれが作曲した、歌心溢れるオリジナル曲でアルバムはほぼ構成されているが、2曲あるカヴァー曲(デューク・エリントンのナンバーとスタンダード・ナンバー)のオリジナルな解釈も聴き所である。女性ピアニストらしい、神秘的でありながら安らぎを与えてくれるサウンドは必聴!
【演奏】
Gaia Possenti (Piano)
Fabrizio Cecca (Double bass)
Massimo Carrano (Drums & Percussions)
【録音スタジオ】 Groovefarm Studio (イタリア/ローマ)
【サウンドエンジニア】 Davide Abbruzzesse
【ミックスエンジニア】 Carlo Di Francesco
【マスタリングスタジオ】 Forward Studios (イタリア/ローマ)
【マスタリングエンジニア】 Carmine Simeone, Marcello Spridioni
■特別インタヴュー「ALFA MUSIC ~イタリアの「粋」を体現するジャズ・レーベル~」