イタリアの若手ジャズメンが提示する現代ジャズ・サウンド
鍵盤も操るマルチ・プレイヤーでもあるドラマー、チェザーレ・マンジョカヴァッロが中心のトリオ・バンド、THREE PEAKSの作品がイタリアAlfa Musicよりリリース!
THREE PEAKSはジャズに魅了された3人の若者が古典的ジャズの境界線を越え新たなジャズ・サウンドを実験していくために2019年に結成されたトリオ・バンド。今作が初の作品となる。
中心メンバーのチェザーレ・マンジョカヴァッロは2000年生まれ。6歳でヴァイオリンとピアノを始め、7歳からドラムを習う。ドラマーとしてエンリコ・ピエラヌンツィ、ファブリツィオ・ボッソ、ドメニコ・サンナら共演、マルチ・アーティスト/作曲家としてRadio24への参加やジェントル・ジャイアントのカヴァー・プロジェクトでのアレンジメントや映像制作まで行う等、若いながらも濃い経歴とマルチな才能を持っている期待の若手ミュージシャンである。
ヨーロピアン・ジャズの叙情的なサウンドを継承しながらもシンセを加えた浮遊的サウンドや打ち込みリズム、フリーの要素も包括したまさに実験的なコンテンポラリー・サウンド。個性的なエフェクト・プレイからジャズ的アウト・フレーズまで光るプレイを連発するギターと様々なリズムで曲を盛り上げるドラム・サウンドがとても印象的。6曲を作曲したチェザーレのソングライターとしてのセンスにも注目。バンドの目標通り現代的で実験的な近未来的ジャズ・サウンドを打ち出した作品といえるだろう。
オススメは、展開がクールな3曲目、変拍子の4曲目、美しいフレージングの7曲目。
実験的で現代的なコンテンポラリー・ジャズ・サウンドを表現した、イタリア期待の若手3人が手掛けた新しいジャズ・サウンド!
Luca Giannini(Guitar)
Alessandro Bintzios(Bass)
Cesare Mangiocavallo(Drums, Synthsizers, Samplers)
【At First Ww Arrived/THREE PEAKS/ハイレゾ】