美メロと抜群のインタープレイが満載の傑作ピアノ・ジャズ

バークリー音楽院やNYでの生活でジャズを学び、タンゴやオペラにも造詣が深く、タンゴ・プロジェクトでの活動の他、オペラをテーマにしたアルバムがグラミー候補にもなった注目の若手ジャズ・ピアニスト、ファブリジオ・モカタの通算3枚目となるリーダー作。参加メンバーは、長年ギタリスト、リオーネル・ルエケと活動を共にし、自身のリーダー作や歌伴のバックも務める幅広い表現力を持つフェレンク・ネメス（Dr）、ラファエル・ジェノベーゼのアルファ作品にも参加し、H・ハンコックやR・ハーグローブ等とも共演しているマルコ・パナシア（B）、そしてスペシャル・ゲストとしてジャズ教育者としてジョシュア・レッドマンやマーク・ターナーらを教えた第一人者、ジョージ・ガゾーン（Sax）が参加！
メロディアスな旋律と圧巻のインタープレイに彩られたとても美しいピアノ・ジャズが展開されている。スウィング、ワルツ、タンゴ、叙情的ナンバーと様々なタイプの楽曲が並んでいるが、力強さと繊細さを持って表現されるファブリジオの歌心溢れるピアノ・プレイに耳と心を奪われていってしまう。各メンバーの見せ所もたっぷりで、マルコの独特のアタック感とメロディー、フェレンクのパーカッシブで表現力溢れるドラミング、そしてゲストのジョージのフリー感溢れるスピーディーで開放的なフレーズ、どこを切っても魅力的な時間が展開されている。ポップな旋律、繊細な表現力、スピード感、ロマンティックなプレイ、無駄な時間を全く感じない非常に魅力的なサウンドの傑作アルバム！

Fabrizio Mocata (Piano)
Ferenc Nemeth (Drums)
Marco Panascia (Double bass)

Special Guest :George Garzone (Sax)