イギリス出身のクラリネット奏者と共演したベテランカルテットによる室内楽曲
活動期間は長くないながら日本でも熱狂的な支持者を持ち、伝説のレーベルとしてカルトな人気を誇るアメリカのレコード・レーベル「Everest Records」の数あるライブラリーの中から、結成70年のキャリアを誇る弦楽グループ、ファイン・アーツ・カルテットの1958年に発表された作品がオリジナル・マスターよりハイレゾで復刻!
ファイン・アーツ・カルテットは結成して70年というキャリアを誇り、メンバーが入れ替わりながらもグループの伝統と・文化を守り続け、素晴らしい弦楽ハーモニーを聴かせてくれている弦楽4人組。楽団の歴史としては第2~3期にあたるタイミングの作品がハイレゾで復刻、初代リーダーのレナード・ソーキン在籍中では最も充実した演奏をしているといわれている演奏を楽しめる。
今作で取り上げているのは、モーツァルトの『クラリネット五重奏曲イ長調K.581』。作曲された1789年当時は、クラリネットがオーケストラとの共演に取り入れられ始めたタイミングで、モーツァルトがこの楽曲で以後のクラリネットの可能性を示した作品として知られている。
そのクラリネットを演奏しているのが、レジナルド・ケル。イギリス・ヨーク出身のクラリネット奏者で、多くの楽団で活躍し演奏活動を徐々に少なくしている時期にファイン・アーツ・カルテットと収録に臨んだ。
とにかくその演奏からは、人間味あふれる温かさが伝わってくる。楽器に皮膚から伝わるぬくもりを乗せ、そのままリスナーの心に真っすぐ飛んでいくような感覚だ。
室内楽曲はかくあるべしを示した作品。演奏者のお手本にもなる1枚だ。
Leonard Sorkin(violin)
Abram Loft(violin)
Irving Irmer(viola)
George Sopkin(cello)
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※古いアーカイブになりますので、一部アナログマスターに起因するノイズが含まれております。あらかじめご了承下さい。
【モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581/Fine Arts Quartet, Reginald Kell, Clarinet/ハイレゾ】
1 Fine Arts Quartet[アーティスト], Reginald Kell, Clarinet[アーティスト], Wolfgang Amadeus Mozart[作曲]
2 Fine Arts Quartet[アーティスト], Reginald Kell, Clarinet[アーティスト], Wolfgang Amadeus Mozart[作曲]
3 Fine Arts Quartet[アーティスト], Reginald Kell, Clarinet[アーティスト], Wolfgang Amadeus Mozart[作曲]
4 Fine Arts Quartet[アーティスト], Reginald Kell, Clarinet[アーティスト], Wolfgang Amadeus Mozart[作曲]