日本の芸術音楽は何処から来て何処へ行こうとしているのか。全ての始まりを聴くことは、21世紀の歴史を刻もうとする私たちに必須の音楽体験である筈です。日本人初の管弦楽曲で、これが世界初録音になる「序曲ニ長調」こそ、正に感涙の小品。当然、日本人初の交響曲である「かちどきと平和」と併せ、西洋音楽との出会いの感動が凝縮されています。
僅か一年後の二つの交響詩では、同じ作曲家とは思えないスタイルの変化がみえます。ここで私たちは、夢と希望に溢れて渡欧し、名前を西欧人的に綴り自らを売り出した若者の足跡の偉大さに、平伏するのです。名前だけは誰でも知っている山田耕筰、その真の姿を今、貴方も確認してみませんか?
【山田耕筰: 序曲ニ長調/交響曲ヘ長調「かちどきと平和」/交響詩「暗い扉」/交響詩「曼陀羅の華」[日本作曲家選輯]/山田耕筰, ニュージーランド交響楽団, アルスター管弦楽団, 湯浅卓雄/ハイレゾ】
1 山田耕筰[作曲], ニュージーランド交響楽団[演奏], 湯浅卓雄[指揮]
2 山田耕筰[作曲], アルスター管弦楽団[演奏], 湯浅卓雄[指揮]
3 山田耕筰[作曲], アルスター管弦楽団[演奏], 湯浅卓雄[指揮]
4 山田耕筰[作曲], アルスター管弦楽団[演奏], 湯浅卓雄[指揮]
5 山田耕筰[作曲], アルスター管弦楽団[演奏], 湯浅卓雄[指揮]
6 山田耕筰[作曲], アルスター管弦楽団[演奏], 湯浅卓雄[指揮]
7 山田耕筰[作曲], アルスター管弦楽団[演奏], 湯浅卓雄[指揮]