余分なものは削ぎ落とされ、より自然な音楽がそこにあった
進化・深化し続けるミスターSが示すブルックナーの新境地
92歳になる“ミスターS”ことスクロヴァチェフスキ来日公演の歴史的演奏をライヴ収録。ブルックナーの深淵なる世界をどのように見せてくれるのかという期待がステージに向けられ、マエストロの一挙手一投足を見逃すまいとする読売日本交響楽団の集中力もあいまって緊張感に満ちたステージとなった。90分間立ち続けながら音楽を紡ぎだしていくミスターSは、余分なものを削ぎ落とし、自我を殺したかのようにブルックナーの音楽にのみ向き合い、自然な音楽を生み出した。偉大なマエストロの進化・深化し続ける歴史的演奏である。
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ 指揮
読売日本交響楽団
ライヴ録音:
2016年1月21日 東京芸術劇場
【ご注意】CDパッケージ用のコメントを利用していることがあるため、一部内容が当てはまらない場合があります。あらかじめご了承ください。
【ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 (24bit/96kHz)/スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ, 読売日本交響楽団/ハイレゾ】