実力派バンドNASA唯一のアルバムで未CD化の作品『千夜一夜』がハイレゾで甦る!

2016/12/07
1980年に『千夜一夜 −THOUSAND NIGHTS, ONLY NIGHT−』でアルバム・デビューを果たしたNASA。当時の実力派スタジオ・ミュージシャンが結集したバンドらしい聴き応えのある楽曲はCM音楽にも起用され、ライヴ・シーンでも人気を博していました。CDでのリリースがなかったため、長く幻のアルバムとなっていた本作が、ついにハイレゾで甦ります!

文・取材◎大山哲司 撮影◎山本 昇

『千夜一夜』
/NASA


 1980年にリリースされたNASAのアルバム『千夜一夜』の配信がスタートした。NASAは、当時スタジオ・ミュージシャンとして活躍していた亀井登志夫(ヴォーカル)、大浜和史(キーボード)、角田順(ギター)、渡辺和義(ベース・故人)、三浦晃嗣(ドラム)の5人によって結成されたバンド。『千夜一夜』は彼らの唯一のアルバムで、これまで一度もCD化されていない。まさに幻のアルバムだ。そのサウンドのクオリティの高さは、今聴いても新鮮で色褪せていない。さらに色鮮やかに甦ったサウンドをぜひハイレゾで聴いてみてほしい。
 ハイレゾ配信に際して、マスタリング作業が行われたソニー・ミュージックスタジオに姿を現した亀井、大浜、角田の3人に話を聞いた。

■ 聴いてくれた人の反応が楽しみ

−− 今回初めてNASAの音楽を聴くという人もいると思うので、まずバンドの紹介をしてください。どういうキッカケで結成されたんですか?

角田 カメちゃん(亀井)と僕は、“ふきのとう”というフォーク・グループのツアー・メンバーとして知り合ったんです。また、第二期つのだひろ&スペースバンドで、僕がギタリストの芳野藤丸さんの後釜として参加したときに、一緒に入ったのが大浜君でした。大浜君は本当はベーシストなんだけど、スペースバンドにはキーボードとして参加したんです。ふきのとうの仕事を始める前ですね。そして、カメちゃんと「バンドやらない?」という話になり、「メンバーはどうしようか?」というときに大浜君しかいないなと思ったんです。

亀井 ふきのとうにはいろいろな経験をさせてもらったし、いろいろなことを教えてもらったんだけど、フォーク・デュオということもあって、僕も順(角田)も内に秘めていたものがマグマのように噴き出してきている時期だったんです。「人の後ろじゃなくて、フロントに出て行く何かをやりたいね」と、しょっちゅう2人で話していました。大浜君も含めて一度3人で会おうということになった。それが最初でしたね。そのとき大浜君が言っていたのは「音を絵で描くとピラミッドができる。そのボトムの部分が一番大事なんだ」ということ。「底が分厚い、倍音がしっかり出るような音楽を僕はやりたい」と言っていたんですよ。

大浜 覚えてない(笑)。

角田 でも大浜君らしいよね。

亀井 それまで僕は人前で歌ったことがなかったんですよ。歌手としてのキャリアはなかったんですが、一緒にやるなら僕が歌うしかない。それにエレクトリック・バイオリンも弾いて、ユニークな音楽をやりたいと思っていたんだけど、どこまでやれるかは自信がなかった。ロック・バンドのフロント・マンとして前に立てるのかどうかもまだ自信がなかったんだけど、何か感じるものがあったのね。
 当時は松本(隆)さんら“はっぴいえんど”による日本語のロックというものが出てきていたんです。でも僕たちはそれとは違うものを持っていたと思う。音楽を言葉として理解するのではなくて、音楽を音として感じられるものを一緒に作れるんじゃないかと思っていたんです。趣味も志向性も違ったんだけど、1つ共通していたなと思うのはその点ですね。僕たちは洋楽をそのままダイレクトに取り込んできた世代で、カンツォーネやシャンソン、もちろんアメリカン・ポップスもブリティッシュ・ロックも全部言葉の壁を超えて、“いいな”と思ったから音楽の道に入ったようなところがあるんですよ。“感じる”というところに重きを置いてやりたかったのでこういう形になったんです。聴いてもらってカッコ良いとか、セクシーだと感じてもらえて、そのまま言葉の壁を超えて海外へも出て行けるものを目指していたように思います。

角田 当時は自我が強くて、それぞれのパーソナリティが理解できなかったんですよ。今思うと、本当に素敵なパーソナリティが集まっていたんだなと思います。ところが、「またやろうか」と言うとぶつかる(笑)。バンドはそこが面白いんですけどね。

−− ぶつかったからこそ、こういう作品ができたんでしょうね。

大浜 そうだね。回避してたらこんな作品にはなってないかもね。

角田 作品が残っているというのはものすごいパワーですよ。自分たちが存在していたという紛れもない証だもん。

亀井 残っているテープはたくさんあるんだろうけど、こうやってまた取り上げてもらえるということは、きっとそれに応えられる力があったんだと思う。

角田 若い人に限らず、初めて聴く人がどのように感じてくれるのか、反応が楽しみですよね。

「洋楽をダイレクトに吸収し、言葉の壁を越えて感じたものを大事にしていた気がします」(亀井登志夫さん)

■ 当時の曲作りを今に伝えるアナログ感満載のアルバム

−− このアルバムを聴かれたのは久しぶりだったんですか?

大浜 懐かしいですよ。

角田 今日来るまでは、“どんな気持ちで聴けるのかな、子どもの頃の写真を見る感覚に近いのかな?”と思っていたんです。実際に聴いてみると、すごくピュアだなという印象でした。自画自賛ですが、“何てきれいな音なんだろう”と素直に思いましたね。

亀井 3年前にヴォーカリストとしての集大成アルバムを出したんですが、そのときにこのアルバムの中からも何曲かコンピレーションしてもらったんです。だから僕はそれほど久しぶりじゃなかったんですが、今日はまた違って聞こえました。やっぱりクリックを使っていないことが大きいのか、ものすごくアナログに感じられたんですよ。ノリもオーガニックだし、音楽ってこういう風に作ってたんだよなということを改めて思い出しましたね。

−− 曲ごとにヴォーカルの印象が違いますよね。

亀井 違いますね。改めて感じました。自分の音楽のキャリアを考えたとき、何かを掴んだのが「TURNING AWAY」という曲でした。僕はこの後、1990年から18年ぐらいイギリスに行っていて、英語で歌うことも多くなるんです。英語でもいけると思ったキッカケがこの曲だったんですよ。レコーディングの最後の方だったと思うんだけど、自信も出てきていたし、ノリもすごく良くてどこか自由だった。ネイティヴであろうがなかろうが関係ないなと。この曲で英語を自分の表現方法として使うことに確信が持てた。これは大浜君の曲なんだけど、それと大きく異なるのが僕が作った「THOUSAND NIGHTS, ONLY NIGHT」という曲。自分の中ではもっと歌謡曲寄りで、このアルバムの中ではちょっと浮いてるかなと思うぐらいなんです。この後、僕はソングライターとしても活動していくんですが、日本のマーケット向けに日本語の歌を書いていくキッカケになったのがこの曲ですね。だから歌い方もそういう感じになっている。いろいろなものがこのアルバムには詰まっていたんだなと思いました。

■ 自分たちのエモーションをそのまま録音する

−− レコーディング時はバンドで一斉に演奏して録音してから、シンセやギター・ソロをオーバー・ダビングしたんですか?

角田 同録に近い感じでした。当時は録音した後に何とかするという考えはあまりなくて、その時点で自分が持っているエモーションをそのまま録音するというのが当然だったんですよ。だからやっていることが能動的なんですよね。その後もレコーディング・セッションをたくさんやらせていただいていますけど、“制作している”という意識がどんどん強くなってきています。36年経って客観的にこのアルバムを聴いてみると、“自分たちで作っているんだ”という意識が強い。僕はベーシックはこうあるべきだと思うし、どうしたらここに戻っていけるかなということを考えながら聴いていました。

亀井 音楽や音が録音されるようになって久しいですが、もともとは瞬間的なものじゃないですか。このアルバムではそうした瞬間瞬間をきちんと捉えようとしています。このアルバムのレコーディングも練習で培ったものをそのまま録りましょうということだったからね。能動的という言葉にはすごく共感します。

角田 うまく演奏できているかどうかという価値観ではなくて、自己表現がストレートにできているかどうかということなんですよ。その点ではすごく真剣でしたね。もしタイムマシンで現場に戻れたら、「頑張れ!」と背中を押してあげたいなと思って聴いていました。

■ イントロからエンディングまで一筆書きでできた曲

−− 当時としては最先端のサウンドでしたよね。

角田 すべて大浜さんの力です(笑)。当時こうなりたいという対象として、TOTOというバンドがいたんです。ブルース的なフィーリングもありながら、すごくアカデミックなアプローチもできるスキルも持っていて、色気もあってルックスも良かった。たぶんほかのメンバーも、こういう音楽を俺たちが日本で真っ先にやらなくちゃと思っていたはずです。大浜君のように音大を出ていて楽典を勉強している人もいれば、ずっとエレキを弾いてきた僕もいて、いろいろなバック・グラウンドを持った人がうまく集まれたと思うんですよね。

亀井 そうね。僕はTOTOを目指していたわけじゃないんだけど、影響はすごく受けてるね。僕自身はクラシックのヴァイオリンをやってきたりしていたんだけど、まだ音楽家としてどうなりたいのかが見えていなかった。でもそれまでの影響をうまくみんなに引き出してもらって、このバンドに参加できたという感じでしたね。

大浜 僕はピンク・レディーの音楽監督をやっていた時期で、商売っぽい演奏を一度辞めたくて、下りてすぐこのアルバムを作ったんです。だからやりたいものがあふれ出ていた。何曲かは曲のイントロから間奏、エンディングまで一筆書きでできたんです。

−− 先ほど聴かせていただいた「SHOOTING STAR」なんかはまさにそういう感じですよね。

大浜 そうそう。終わりまで一気に出てくるという感じでした。アレンジにしてもキーボードにしても、やりたいネタをたくさん見つけていたので、1曲ごとにアプローチを変えて作りましたね。

亀井 最近よくある、あっちからコピーしてペーストして……というような作り方じゃなくて、自分の中で感じた起承転結が素直に音になっているんですよね。

−− この当時大浜さんはどんなシンセを使っていたんですか?

大浜 まだアナログですよね。ヤマハCS-60やアープOdyssey、Minimoogなどです。知らないと、今のものが最高だと思うのかもしれないけど、本当はまだまだ大したことないの。スタジオで録ったスタインウェイの音を、同じようにシンセで再現できるかといったら、絶対にできない。CP-80のような楽器が今あるかというともうない。実は今の時代でもできそうでできないことはたくさんあるんですよ。

角田 彼は安月給だったはずなのに、楽器はゴージャスなものをたくさん持っていたんですよ。不思議なことに、何十万円もするやつを。いつかどうなってたのか聞いてやろうと思っているんだけど(笑)。

「音楽に浸りながら、まっしぐらに突き進んで作っていったのがこのアルバムですね」(角田順さん)

■ 今みんなが健康でいられるということ

−− 2枚目のアルバムを作る構想はなかったんですか?

亀井 なかったですね。

大浜 レコードを出してすぐ解散したからね(笑)。

角田 ツアーに出ていませんから(笑)。

亀井 もうちょっとやっておけば良かったね。

角田 うん。いつも後から思うんだけど、続ければいいのに、続けられないのよ、なかなか(笑)。

−− これからまた活動を再開したりするのはどうですか?

角田 残念なことに一人先に逝ってしまったのでね。でも、いきなり「やるぜ」って言うかもしれない。今みんなが健康でいられるということはすごく大切なことなので、みんなと話し合ってみたいなとは思います。いなくなっちゃってからではどうにもならないので。みんな家に帰って考えてみようよ。あまり深くは考えすぎずに。

亀井 こういうアルバムを今の時代に作るというのは本当に難しいと思うんですよ。そもそも曲を書くスタイルが違う。今僕が曲を作るとすると、LogicやPro Toolsでクリックに合わせて演奏したものを聴いてもらうという感じになるじゃない? あるいは3人で集まって、「せーの」で演奏して、そこで試行錯誤して、出たとこ勝負で何かが出てくるのかもしれない。それはそれで面白いかもしれないけどね。

角田 モチーフとしてこういうのがあるよという部分では別にPro Toolsを使ってもいいんだけど、もう1回やるとしたら原点に戻って、みんなでどこかの小屋に入って、「よし、これで行こう!」と決まってからやった方がいいと思う。

−− 配信ということで考えると、10曲作らなくても、1曲2曲でもいいじゃないですか。

角田 そうだよね。1曲入魂でいいじゃない。それでうまくいったら、「次行く?」みたいな感じで(笑)。

■ 声や音が持っているパワーをダイレクトに伝える音楽

−− 今回のハイレゾ配信に際して、マスタリングで何かこうしたいということはありましたか?

角田 僕はデジタルっぽくない音で配信して聴いてほしいと思った。あまり脚色し過ぎるのも嫌だし。個人の意見としては、みんなの素顔を配信していただきたいと思います。

亀井 今日来て最初にマスター・テープを聴かせてもらったんですよ。EQもコンプもかけずに。その第一印象は、“おとなしいなぁ”と思ったの。もうちょっとワイルドなロックをやってたつもりだったんだけど、すごく優等生だなと思った。それは良くも悪くもデジタルの音に耳も身体も慣らされてきてるからだと思うんですよね。それを踏まえた上で、アナログの温かみを残しつつ、メリハリも付けてもらい、今聴いても大丈夫な感じにしてもらったと思っています。

大浜 昔は大きなスピーカーを天井から吊して、大きな音で聴いていたからワイルドに聞こえていたという面もあるけどね。

亀井 80年代のJ-Popを今聴くと、めちゃくちゃ古い音に感じるものがたくさんあるんですけど、このアルバムはそういうものとは違って、今聴いてもすごくフレッシュだと思う。当時僕たちは鮮度の高いものを詰め込んでいたんだなと思う。

角田 「SHOOTING STAR」の間奏で弾いている僕のギターの音色には自分でもびっくりしたんですよ。こんなきれいな音だっけと。スパーンとくるんですよね。カメちゃんのヴォーカルの情感や、大浜君のシンセ・ストリングスもね。音質以前に、音や声が持っている強さ、本来のパワーが当時よりダイレクトに伝わってくるなとすごく感じました。

−− ギター・ソロも歌ってますよね。

角田 昔の方が上手かったんじゃない(笑)? 譜面が読めるとか速く弾けるといった理屈じゃなくて、気持ちが真っ直ぐですよ。僕は今でもコンプが大好きなんです。ローウェル・ジョージみたいなパコーンっていうコンプもいいんだけど、究極は手コンプだと思うんですよ。機材に頼っても底が上がってくるだけだから、手でコントロールするダイナミクスに敵うものはない。今でもそれはテーマで、家でアコギをすっぴんで弾いていても感じること。そういう意味で楽器ってすごいなと思います。

「溢れてくるいろんなアイデアを思い切り注ぎ込んでいたことが思い出されます」(大浜和史さん)

■ 音に気持ちを込めるということ

−− このハイレゾ・リマスターを聴くと、当時よりもピアノの音がふくよかになったような気がしました。

大浜 くっきりハッキリしましたね。メガネをかけたような感じ。

亀井 倍音もよく出ているような気がする。

大浜 ふくよかになって、くっきりした。

−− 音を詰め込んでいない分、逆に音と音のすき間に霧のように漂う音までハッキリと聞こえるようになったような気がします。

角田 そうですね。最近ではスペースのない世界になってきているでしょ。でも、歌におけるブレスと同じで、音楽にとってのスペースって大切なものなんですよね。すき間があると間が保たないんじゃなくて、すき間が大事なんです。この歳になって、バック・トゥ・ベーシックということをすごく意識しますね。

亀井 このアルバムにはアナログでオーガニックなものがすごくたくさん詰まっているから、ハイレゾで聴いてもらうというのはすごく意味のあることだと思いました。最初はロックをハイレゾで聴く意味があるのかな?と思っていたんだけど、今日聴いてみて、アナログの空気感をちゃんと捉えていることが分かった。これはハイレゾで聴いてもらいたいなと思いました。CDは20kHzから上と20Hzから下をカットしちゃってたわけですが、実はそこにいろんなものが詰まっていたわけですよ。もったいないことをしてきたんだなと思います。

大浜 音に気持ちが込められているということが分かるよね。

角田 分かる。

亀井 1曲目を聴いた段階でウルウルきちゃって、“本当にコイツら真剣にやってたんだなぁ”と思った。

大浜 あの頃はよく練習していたんですよ。当時、信濃町のソニー・スタジオには練習場所があって、空いてる時間を全部押さえて毎日練習していた。同じ時期に大滝さんが『ロング・バケーション』のレコーディングをやっていて、そちらにも参加していたんだけど、大滝さんのレコーディングがない日にも通って練習していたから、大滝さんからは“練習熱心”大浜と呼ばれてた(笑)。

角田 いいミドル・ネームを付けてもらったね(笑)。

■ 音楽家は作品の制作をもっと行うべき

−− そのほか、ハイレゾに期待していることは何かありますか?

大浜 最近はアナログ・レコードを聴く若い子も増えてきていて、プレイヤーもリーズナブルな価格で出ているんですよね。それと一緒にCDもあり、ハイレゾもありと、選択肢が増えることは良いことだと思いますよ。

亀井 結局みんなmp3の方に行ってるでしょ。産業として考えると、これからハイクオリティの方向に戻るのは無理だと思うんですよ。革命を起こさないともうダメだと思う。でもたくさんの人たちにもっともっとハイレゾを聴いてもらって、当たり前になるような時代になってもらわないと困るかなとも思います。

角田 僕はまず音楽ありきで、配信する前にもっと音楽家が元気になり、勉強して、いい作品を作ることが大事だと思う。これだけスマホなどの端末が一般に普及すると、音楽はYouTubeで聴くという時代になるのも当たり前だと思うんですよ。でも音楽家はYouTubeで聴いたんじゃ物足りないようなものを提供しなきゃいけない。過去のいい作品はどんどん配信していただいて、音楽家は作品を制作するということをもっともっとやらなきゃいけないなと思うんですよ。

『千夜一夜』のアナログ・マスター・テープは1/4インチ(38cm/s)。その保存状態について、マスタリングを担当したエンジニアの内藤哲也さん(ソニー・ミュージックスタジオ)に伺うと、経年による若干の転写はあるものの「音の質感が落ちることなく、良好な状態でした」とのこと。そして、「アナログ・レコードのイメージを崩さないこと」を心がけて作業に臨んだという内藤さんは、「このアルバムが持っている生っぽい感じ、生楽器の良さを聴いていただければと思います」と語ってくれた

アナログ・マスター・テープの再生はSTUDER A80。マスタリングは、その出力をDAWのMAGIX Sequoiaに24bit/96kHzで取り込んで行われた

今回のマスタリング機材の一部。右の画面がMAGIX Sequoia。EQはSONTEC MES-432c(中央下)、コンプはMANLEY Stereo Variable Mu(左)を主に使用

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