1971年に結成された実力派バンド、四人囃子。その『一触即発』(1974年)はファーストアルバムにして名盤の誉れ高い作品として知られ、国内はもとより、いまや海外の音楽ファンからも高い評価を得ています。当時から日本のプログッシブ・ロックの急先鋒と目された彼らですが、本作からは、いわゆるプログレの枠に収まりきらない強いオリジナリティが伝わってきます。e-onkyo musicでは四人囃子のリーダーでドラマーの岡井大二さん、ハイレゾを含む本作のリマスターを手掛けたビクター・スタジオのマスタリング・チームFLAIR(フレアー)のエンジニアである内田孝弘さんのお二人にインタビューを敢行。あの時代の背景や空気感、本作の曲作りやレコーディング、そして、ハイレゾで甦った45周年記念リマスターの聴きどころなどを存分に語っていただきました。
取材・文◎山本 昇 写真◎e-onkyo music