シュッツ:最後の7つの言葉、ヨハネ受難曲
アルス・ノヴァ・コペンハーゲンとポール・ヒリアーによる教会録音
宮廷楽長をつとめたり長期滞在をしたり、デンマークと縁の深かったドイツの作曲家、シュッツの作品を、デンマークの「アルス・ノヴァ・コペンハーゲン」がとりあげたシリーズの第3弾。指揮は有名なポール・ヒリアーが務めています。『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』は1645年頃に作曲された20分ほどの規模の作品で、シュッツの数ある作品の中でも高く評価されているものです。当時のドイツは、凄惨な三十年戦争の末期で人口が3分の1(!)にまで減少したといわれる悲惨な時代。シュッツの作品にも、少ない人数で演奏できるよう凝縮されたスタイルが採用されているのが特徴的で、この作品でも簡潔な様式の中に、ゴルゴタの丘で処刑されたイエスのドラマを見事に反映させています。シュッツの信仰心と熟達した作曲技法のもたらす音楽の語法の魅力を改めて感じさせてくれる傑作です。なお、シュッツは1642年からコペンハーゲンに滞在しており、曲が書かれた1645年にドレスデンに帰郷しています。組み合わせの『ヨハネ受難曲』は、1665年の作品で、晩年のシュッツならではの渋いタッチが特徴。長さは40分ほどで、無伴奏合唱と2人の独唱者による編成となっています。
十字架上のキリストの最後の7つの言葉 SWV478
エルセ・トルプ(ソプラノ)
リネア・ロンホルト(アルト)
アダム・リース(テノール)
ヨハン・リンデロース(テノール)
ヤコプ・ブロッホ・イェスペルセン(バス)
エリック・リンドブロム(サックバット)
エリック・ビョルキヴィスト(サックバット)
イアン・プライス(サックバット)
ユリアーネ・ラーケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
サラ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アラン・ラムスッセン(オルガン)
ポール・ヒリアー(指揮)
録音時期:2009年8月27-29日
録音場所:コペンハーゲン、ガルニソン教会
ヨハネ受難曲 SWV481
アダム・リース(テノール)
イエス:ヤコプ・ブロッホ・イェスペルセン(バス)
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン
ポール・ヒリアー(指揮)
録音時期:2009年6月5-7日
録音場所:コペンハーゲン、聖ポール教会
【Schutz:Die Sieben Worte Jesu Christi am Kreuz - Johannes-Passion/ポール・ヒリアー, アラン・ラムスッセン/ハイレゾ】
1 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
2 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
3 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
4 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
5 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
6 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
7 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
8 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
9 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
10 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
11 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
12 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
13 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
14 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
15 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
16 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
17 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
18 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]
19 ARS NOVA Copenhagen[演奏], Schutz, H.[作曲]