連載 『厳選 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』第113回 「かつしかトリオ」スペシャル・インタビュー!

2023/10/26


『M.R.I_ミライ』 かつしかトリオ
~これこそ聴きたかった新作ハイレゾ! かつしかトリオ、スペシャル・インタビュー!!~


↑ かつしかトリオ、出発進行~♪

 

写真:橋本 裕充



ウワサの新人バンド “かつしかトリオ” とは? その正体は、レジェンド級ミュージシャンである櫻井哲夫(ベース)、神保彰(ドラムス)、向谷実(キーボード)が、四半世紀を経て集結した夢のトリオだった!

本連載では、スペシャル・インタビュー編とハイレゾ試聴編の2回にわたって、かつしかトリオのデビュー・アルバム 『M.R.I_ミライ』 の魅力を探ります。

大御所ミュージシャンの皆さんに、ハイレゾ取材らしく “音” に特化した質問をぶつけてみました。そしてラストの質問は、『かつしかトリオは期間限定ユニットなのかどうか?』 という禁断ゾーンへ。

櫻井哲夫氏のベース・ケーブル開発を手掛け、神保彰氏には著書から10年以上取材を続けているという、かつしかトリオと縁深い筆者だからこそ聞き出せた、スペシャルなインタビューです。どうぞお楽しみください。


『M.R.I_ミライ』96kHz/24bit
かつしかトリオ


Q1: アルバム 『M.R.I_ミライ』 のレコーディング時期が3に分かれたことのメリットはありましたか?


神保
: メリットは大いにあったと思います。最初の3曲は、 「Red Express」 が凄くハイパーな曲で、もうひとつはメロウ、もうひとつはバラードと、それぞれバランスを考えた形でレコーディングしました。その3曲の中で 「Red Express」 が非常に好評で、“こういう音楽を求めている皆さんが沢山いらっしゃるんだ” ということを我々も再確認したんです。

そこから、なんとなく “大人げないオトナの音楽” というキャッチフレーズみたいなものを考えつきました。その後のレコーディングというのは、“大人げなさ” というコンセプトに基づいたものが前面に出てきたんです。

レコーディングが3期に分かれたことによって、2期目は1期目になかったようなタイプの曲をやろうという意識が自然に働きましたし、3期目は1期目・2期目でやらなかったようなタイプの曲をということで、曲のバリエーションが広がったという点で良かったと思います。

向谷: 当初は、最初に作った3曲の延長線上でアルバムができると思っていたんです。ところが、次の 「M.R.I_ミライ」 という曲を3人で作っていたときに、櫻井さんがMRI検査のときの音みたいな、凄いフレーズをデータで送ってきたんです。「これ本当に音楽になるの?」 というくらい衝撃的でした。それからレコーディングしていく過程で、なぜかどの曲も 「そこまでやるの?」 みたいな、だんだん大人げない的なものが出てきて。激しさが増したのは2回目のレコーディングからで、明確に変わりました。

「ミライ」 は 「Red Express」 と同じか、それ以上の反響があり、それで何か僕らに火がついたのかな? もうちょっと大人しくしても良かったかも(笑)?

櫻井: レコーディングで3人一緒に演奏するのは30年ぶりくらいだったので、最初は僕らも分からなかったんですよ。「Red Express」 で3人がやる気になったというか、なんだかワクワクしてきた。2回目のレコーディングから、大人が夢中になるような感じの傾向になっていったかな。無邪気に音楽を楽しんでいる60代っていう感じです。



↑ 櫻井哲夫(ベース)


Q2: アルバム 『M.R.I_ミライ』 のレコーディング/マスタリングについて

向谷: 1期の録りでは神保さんはブースの中に入っていたけど、レコーディングしたランドマーク・スタジオは天井が高いので、2期目からブースの外にドラムセットを出しています。僕はシンセのときはコントロール・ルームでしたが、生ピアノのときは本当にみんな近いところで演っています。それで大したダビングもせず、せーのでドンの一発録りです。

櫻井: ベースは、ドラムの神保君とアイコンタクトができるので、同じ大部屋で録りました。1期目はアンプを鳴らしたけど、2期と3期はアンプも鳴らさないでライン録音です。

向谷: 最初にリズム隊だけ録ってからシンセをダビングしていくという方法だと、全体像が見えないんです。シンセはライブと同じように2段鍵盤にして、メロディーもバックもちゃんと弾きながら一気に録っちゃう。

僕らの世代になると、全体が見えたほうが演奏が熱くなる傾向なので、細分化して演るのは多分できない。ライブも含めてシーケンサーは使いませんので、そういう点ではヒューマングルーヴで大人げない音楽を演ってます。

櫻井: 今回のベースは、ソロとかメロとかいろいろな演奏があるんですけど、エフェクトを使っていないんです。スラップや指弾きといった奏法のチェンジや、演奏のタッチの変化だけ。化粧品代がかかってないみたいな、すっぴんの演奏です。

向谷: それが凄く良かった。低音が綺麗に出ているので、乗っかっている僕らは凄く気持ちいい。アルバム最後の曲 「MAJESTIC」 は静かに始まって壮大になっていくんですけど、櫻井さんのベースが痺れるくらい気持ちいい。凄い技術だよ、あれは。あそこだけ抜き出して何万回でもリピートしたいくらい(笑)。

神保: ドラムは今回、ヤマハのEAD10というベース・ドラムの上にカチャッと付けてドラム全体を集音するという製品を、アンビエントとして使ってみたんです。EAD10自体にいろんなエフェクトがかかるような設定になっていて、凄く深いコンプをかけることもできるしナチュラルな音で録ることもできます。EAD10の結構深めにコンプをかけた音を混ぜることで、ドラムの粒立ちが良くなりました。



↑ 神保彰(ドラムス)


Q3: トリオ演奏なのに、音楽に密度感があるのはなぜでしょう?


櫻井: 一般的なピアノ・トリオのようにピアノだけというわけではなく、向谷さんのシンセによる様々な音のパーツがありますから、サウンドの厚みというのは基本的にはキーボードの貢献が大きいと思います。あとは、ドラムの音数が多いのと、僕の音数が多いのと(笑)。「3人だけの演奏なの?」 みたいな音数になっています。

向谷: ドラムとベースは特盛だよね。

神保: レコーディング後半に行くにしたがって、だんだん大人気なさに磨きがかかっていったんですよ、

櫻井: 音数は多いですけど、基本的なグルーヴのツボを押さえているので、ゴチャゴチャにならない。心地よいグルーヴがあって、その上でいろんなことをやっています。うるさくない感じでハマるように、いいところでスラップのキメが1発というか10発くらい入るんです(笑)。

向谷: 最初はマスターリズムに一定のキメなどが書いた譜面しかないわけですから、それを解釈するのは我々次第。それが面白いんです。


Q4: アルバム 『M.R.I_ミライ』 で、最も演奏が難関なポイントは?


櫻井: 間違いなく、「ミライ」 のユニゾン・コーナーだと思います。

向谷: 「ミライ」 と 「Red Express」 なのは間違いないね。

櫻井: どちらが難しいかというと、それはそれぞれのパートで(笑)。

神保: 「ミライ」 のほうがテンポが早いので難しいかも。なにせ現段階では、まだ 「ミライ」 をライブで一度も演ってないですから(笑)。

向谷: 「ミライ」 のユニゾンは、キーボードとドラムはウラのタイミングでやっているだけなので、櫻井さんのベースが一番たいへん。3人が一緒になってたいへんなのは、やっぱり 「Red Express」。まぁどれも難しいですよ(笑)。3人で演奏する曲としては限界だよね。


Q5: アルバム 『M.R.I_ミライ』 の中に、「20代のころの自分では困難かな?」 という演奏ポイントはありますか?



神保: ドラムでは、20代のころには無かったような分割のリズムを、ちょっとしたドラム・ソロがあるところに散りばめています。「アレ? どうなっているんだろう??」 みたいなフレーズです。

向谷: だまし絵みたいなリズムね。

櫻井: 僕らもリズムを見失わないように必死です。あれはちゃんと理解して聴かないと。

向谷: 今度のライブでは、僕ら頑張るから絶対あの崩したリズムを演ってと言ってあるの。温情はいらない。

櫻井: あれをライブでも見られたら凄いですよ。スリルがありますよね、キーボードとベースがズレずに合えばですけど(笑)。

向谷: 絶対ズレない! 頑張りましょうね、櫻井さん(笑)。

櫻井: ベースのプレイ的には、「Red Express」 で気合を入れて作ったユニゾンのフレーズ。自分が20代のころでは出てこなかっただろうなと思います。「Moon Town」 という曲は、20代から聴いていた曲をモチーフにしたアイデアなんですけど、今は余裕を持って安定した感じでできています。やはり20代の自分では困難だったのかなと思います。

向谷: 僕はやっぱりボイシングです。「Bright Life」 の後半で展開するところ。ツー・ファイブのコード進行に少し細工をして、さらにその細工の途中からキーボードのソロを入れる。多分そういう発想というのは20代ではなかったと思います。自然に出てくるというのが、それなりの歳をとって経験をしたからでしょうね。



↑ 向谷実(キーボード)


Q6: 自分の楽器で 「音が良いな~♪」 と思えるのは、どんな音でしょう?

神保: ドラムの場合は、自分で叩いているときに耳だけじゃなくて体全体で体感しているんです。オーディオで再生されたときに、そのポイントがちゃんと体感できるかどうか。耳で聴いていい音というのではなくて、ちゃんと胸にドン!ってくる音。周波数がどうだという前に、胸にくるかどうか。こない音は、「ウ~ンちょっとな~」 って思います。

向谷: 音がいいかどうかというのは、実はちょっと汚い音を入れないと良い音にならないんだよね。ドラムやベースから凄く不規則な倍音が飛び交っている中に、ピュアな音を入れれば入れるほど生き残れない。だから基本は、どんな音源でも確実にデチューンしたりアタックノイズをちょっと入れたりしています。ディストーションほどじゃないんですけど、少しジャリッとした音が生き残る。そういうところがインストゥルメンタル・ミュージック、特にフュージョン系の音楽には重要なところだなと思っています。音が良いなって言えるのは、若干不条理な音を混ぜて生き残ったときに、自分はいい音だなって感じますね。

櫻井: ベースは弦楽器なので、ビブラートやタッチセンスで声に近い音が出るんです。EQで音域的に加工や補正ができるけれども、右手と左手のタッチセンスで自分の好きな声の音が出たときに、いいなって思います。


Q7: かつしかトリオについて、思い描く未来像は?

神保: 我々、もう70歳目前というわけではないですけど、これはもう健康問題にかかっているのでは(笑)。

向谷: 寿命ってこと(笑)? まだ70歳目前じゃないですよ。ようやく60代の半分超えたくらいですけど。

神保: 70歳を迎えてどういう音楽ができているんだろうというのは、凄く楽しみでもあるし、ワクワクすることでもあります。

向谷: 70歳の「Red Express」、大丈夫じゃないかな? 80歳でもイケると思います。

神保: もちろん、かつしかトリオは続けていこうと思っています。

向谷: お陰様で、コンサートツアーは本当にたくさんのお客様に入っていただいていますし、今回のアルバムはハイレゾ配信でも非常に大きな反響をいただいています。これらが我々にとって、非常に追い風になっているなと感じているんです。

どういうことかというと、来年はどうしよう、再来年はどうしようという、物理的な打ち合わせが出来ているんですよ。

コンサートをやるとなると下準備が必要で、会場の押さえや開催時期の設定、我々それぞれ個人のスケジュールの調整もあります。加えて、コロナ後でコンサート会場のスケジュールが非常に取りにくくなっている。積極的に会場を抑える日程を決めるためには、1年後や2年後に対しての話が出来ることが必要です。

そういった事実からして、かつしかトリオの将来の流れが既にできていますし、我々も将来のことを考えて楽しく話せています。

櫻井: チャレンジ精神が無くなると、テンションがすぐ年相応になる気がするんです。だから、自主的に大人気ないチャレンジをワクワクしながらやっています。そういう気持ちが3人にあればイケるんじゃないかな。

神保: この作品って、セッションという音ではないと思うんですよ。かつしかトリオというユニットのアイデンティティーが、もうかなり出来上がっています。

櫻井: セッション・バンドじゃ、こうはならないですよ。なぜかというと、譜面で書いてないところが多いから(笑)。書いてあるのを読む音楽ではなくて、自由に創作している。それが楽しいんじゃないかな。

向谷: とにかく、かつしかトリオはアルバム 『M.R.I_ミライ』 がデビュー・アルバム。苦節60数年でメジャーデビューできた新人バンドですから(笑)。皆さん、応援よろしくお願いします!

神保: ようやくプロになれたかな(笑)?





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次回の 『ハイレゾ試聴編も』 お楽しみに!

 


バックナンバー

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<第2回>『アイシテルの言葉/中嶋ユキノwith向谷倶楽部』 ~レコーディングの時間的制約がもたらした鮮度の高いサウンド~
<第3回>『ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(1986)』 NHK交響楽団, 朝比奈隆 ~ハイレゾのタイムマシーンに乗って、アナログマスターが記憶する音楽の旅へ~
<第4回>『<COLEZO!>麻丘 めぐみ』 麻丘 めぐみ ~2013年度 太鼓判ハイレゾ音源の大賞はこれだ!~
<第5回>『ハンガリアン・ラプソディー』 ガボール・ザボ ~CTIレーベルのハイレゾ音源は、宝の山~
<第6回> 『Crossover The World』神保 彰 ~44.1kHz/24bitもハイレゾだ!~
<第7回>『そして太陽の光を』 笹川美和 ~アナログ一発録音&海外マスタリングによる心地よい質感~  スペシャル・インタビュー前編
<第8回>『そして太陽の光を』 笹川美和 ~アナログ一発録音&海外マスタリングによる心地よい質感~  スペシャル・インタビュー後編
<第9回>『MOVE』 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト ~圧倒的ダイナミクスで記録された音楽エネルギー~
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<第12回>【前編】『LISTEN』 DSD trio, 井上鑑, 山木秀夫, 三沢またろう ~DSD音源の最高音質作品がついに誕生~
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<第76回>『Time Remembered』 須川崇志バンクシアトリオ~ハイレゾのデモに最適なピアノトリオはこれだ!~
<第77回>『MISIA SOUL JAZZ BEST 2020』 MISIA~七色の声とゴージャス・バンドをハイレゾで!~
<第78回>『From This Place』 Pat Metheny~巨匠テッド・ジェンセン氏のマスタリングが冴える!~
<第79回>『Direct Cutting at King Sekiguchidai Studio』 井筒香奈江~超特殊な録音による、現時点での音質の最高到達点!~
<第80回>『ゴールデンマスク』 広瀬未来 ~ジャケット良し、サウンド良しのオススメ日本ジャズ盤!~
<第81回>『FRONTIERS』葉加瀬太郎~ クラシックをポップスのように聴けるハイレゾ音源はこれだ!~
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<第85回>『28 NY Blue Featuring Oz Noy & Edmond Gilmore』神保彰~低音ハイレゾ新定番誕生!(神保氏メール・インタビュー有)~
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<第87回>『ティル・ウィー・ミート・アゲイン ~ベスト・ライヴ・ヒット[Live]』 ノラ・ジョーンズ~第2の定番リファレンス音源になり得る、生々しさ抜群のライブ音源!~
<第88回>『On A Friday Evening[Live]』 Bill Evans Trio ~ハイレゾは1975年へのタイムトラベルを実現する!~
<第89回>JIMSAKU スペシャル・インタヴュー!
<第90回>『ハバナ・キャンディ』 パティ・オースティン  ~ボーカルのチェックに必須なハイレゾ音源はこれだ!~
<第91回>『Silver Lining Suite』上原ひろみ ~逆境が生んだオーディオ必聴盤!~
<第92回>『Another Answer』  井筒香奈江~日本が世界に誇れる高音質ハイレゾ音源!~
<第93回>特別編 神保彰スペシャル・インタヴュー!
<第94回>『J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)』 諏訪内晶子~オーディオ確認音源としても、この音色は超魅力的!~
<第95回>『Jazz at the Pawnshop』 Arne Domnerus ほか~オーディオ名盤と愛され続ける、流石のサウンド!~
<第96回>『安藤正容 Farewell Tour』 と 『大瀧詠一』~アナログ録音とデジタル録音、甲乙つけがたいハイレゾ!~
<第97回>ALFA MUSICレーベル 『THE WORLD ON A SLIDE』 ほか ~総勢19人ものトロンボーンの洪水!~
<第98回>『sinfonia』溝口肇~この立体的な音像を、オーディオ製品開発のリファレンス音源に!~
<第99回>『Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios』宇多田ヒカル~歌姫がライブ盤になってオーディオに帰ってきた!~
<第100回>『厳選 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』100回記念スペシャル かつしかトリオインタヴュー!
<第101回>『Finally Enough Love: 50 Number Ones』Madonna~世界のトップ・プロのリマスターをハイレゾで体感!~
<第102回>『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』 松任谷由実~これはベスト盤ではない。名曲たちが再構築され輝きだした新作ハイレゾだ!~
<第103回>『Spirit of “Days of Delight” vol.2』~コンピ盤を超える、熱いサウンドのジャズ・アルバム!~
<第104回>『クォーター・ムーン』大野俊三 ~若き日のマーカス・ミラーのスラップ・ベースが炸裂!~
<第105回>『燦燦』神保彰 ~高音質の秘密に迫る、ご本人コメントあり!~
<第106回>『Art Pepper Meets The Rhythm Section』Art Pepper~名盤のゴールはコレでいいかも?!~
<第107回>『Kurena』石川紅奈~ウッドベースを聴くなら、このハイレゾ音源だ!~
<第108回>『WELCOME BACK!本田雅人』T-SQUARE~ 涙なくしては聴けない、熱気あふれるライブ盤はハイレゾで!~
<第109回>『Linger Awhile』Samara Joy~ハイレゾ時代の新オーディオ・リファレンス音源はこれだ!~
<第110回>『Something in Red』 西口明宏~極太サウンドが魅力のドラムレストリオ!~
<第111回>『M.R.I_ミライ』 かつしかトリオ~高音質で聴きたかったのは、このアンサンブルだ!~
<第112回>『杏里 夏盤』 杏里~海外シティポップブームの波がハイレゾにも!~

 

プロフィール

西野 正和(にしの まさかず)

3冊のオーディオ関連書籍『ミュージシャンも納得!リスニングオーディオ攻略本』、『音の名匠が愛する とっておきの名盤たち』、『すぐできる!新・最高音質セッティング術』(リットーミュージック刊)の著者。オーディオ・メーカー代表。音楽制作にも深く関わり、制作側と再生側の両面より最高の音楽再現を追及する。自身のハイレゾ音源作品に『低音 played by D&B feat.EV』がある。

 

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