『WELCOME BACK!本田雅人』 T-SQUARE
~ 涙なくしては聴けない、熱気あふれるライブ盤はハイレゾで!~
■ 帰ってきたハイパー・サックスプレイヤー!
本田雅人氏がT-SQUAREに帰ってきた! このビッグニュースを長年待ち望んでいたので、感慨ひとしおです。えっ、何が凄いのかって? では簡単にご説明しましょう。
T-SQUAREは日本を代表するフュージョンバンド。バンド名を知らなくても、誰もが有名曲の 「TRUTH」 なら聞いたことがあるはずです。F1のテーマだったことから、バラエティーのカートレースや自転車競走といった場面で、未だに必ずBGMとして使われ続けています。もうお茶の間のおなじみ曲です。日本一有名なフュージョン楽曲かもしれません。
そんなT-SQUAREには、2枚の大看板がありました。過去形なのは、大看板の一人、ギターの安藤正容氏がT-SQUAREのバンド活動から引退されたためです。年齢的に仕方のないところだと思います。
残る大看板は、サックスの伊東たけし氏。ルックスも演奏も若々しい伊東氏も、来年(2024年)でいよいよ70歳です。ナベサダさんといいた強者がおられますが、やはり管楽器は体力が必要。早いパッセージや高音域が必要となるフュージョンバンドでは、どうしても伊東氏の “引退” 問題は避けて通れません。
あと数年で必ずやってくる伊東氏引退のXデー。やはりその時がT-SQUARE終了のタイミングなのでしょうか?
しかしT-SQUAREファンなら誰もが願っている希望が、ひとつだけあります。そう、T-SQUAREには隠れ大看板といえる本田雅人氏の存在があるのです。本田氏が帰ってきてくれたら・・・。
その願いがついに実現。ハイパー・サックスプレイヤー本田雅人氏がT-SQUAREのサポートとして帰ってきてくれました。ということは、当然ながら期待してしまうのが伊東氏と本田氏とのバトンタッチ劇によるT-SQUAREの存続。本作が、単なるライブ盤では留まらない輝きを放つ理由は、T-SQUAREファン永年の夢が叶った瞬間だったためです。
■ なぜここまで劇的な復活となったのか?!
本田雅人氏をネット検索すると、“脱退理由”、“確執”、“仲”といったワードが並びます。本田氏は自分が所属した元バンド名を「某団体」と呼び、T-SQUARE側は周年コンサートで旧メンバー大集合なのに本田氏だけ呼ばないという徹底ぶり。ファンとして、こんなに悲しいことはありません。
ネットには様々な推測が飛び交い、いつの間にか 「メンバー間の確執」、「音楽性の違い」 といった仮設が定説となっていきました。私の知る限り、どれも間違い。真相は、T-SQUARE運営とのビジネス的な一騒動といった感じでしょうか。まるで国民的アイドル・グループの解散問題のようで、悲しくなります。どちらに非があるにせよ、ファン・ファーストを忘れてほしくないものです。
まぁ、そんなT-SQUAREファンの怒りも、これにて時効としましょう。結果的に、悲しい時期を経て待ちに待ったために、この本田氏復活劇がドラマチックになったのですから!
■ このハイパー・サックスを待っていた!
この劇的瞬間を何で聴きますか? そりゃもう、リミッター無しのハイレゾ音源しかないでしょう!
■96kHz/24bit
『WELCOME BACK!本田雅人』
T-SQUARE
T-SQUAREの名曲がずらり。私も学生時代にコピーした楽曲がチラホラ。なんと言っても、オープニングは 「Megalith」しかないでしょう。本田氏がT-SQUAREに加入した初アルバムの1曲目。「本田雅人がナンボのもんじゃい」 とナナメから見ていた伊東氏ファン達ですら度肝を抜かれ、“メガリス・ショック” と呼ばれた有名な出来事でした。その「Megalith」 から本ライブ・アルバムはスタートします。
アルバム全体的に伊東氏と本田氏との掛け合いが魅力なのですが、初体験の方には 「どっちがどっちなの?」 となってしまうでしょう。簡単な聞き分け方法がありますので、どうぞご安心ください。サックスの音が、早くて高いのが本田氏。T-SQUAREファンからは怒られそうですが、オーディオ的に聴く場合はこの認識でOKでしょう。
早くて高い音なら最高なのかというと、これが難しい問題です。それとは別のところに伊東氏サウンドの魅力があるのは確か。実際、本田氏はソロ活動や角松敏生氏のバックでは、テクニカルよりも旨味あるプレイに振っているという印象です。逆に言えば、本田氏が全力を出せるのはT-SQUAREが一番だと私は感じています。そう、レーシングカーに例えるなら、この最高速度で突っ走る本田雅人が見たかったのだと!
ウインドシンセという特殊な楽器も、T-SQUAREの大きなウリです。ここでも伊東氏と本田氏のオーディオ的な聞き分けポイントを一つご紹介しておきましょう。高域の歪成分が少し入ったド派手な音色のほうが、本田氏のウインドシンセです。これもT-SQUAREファンから怒られそうですが。
困ったのは、伊東氏とハモった楽曲。本田氏のシンセ音色が目立ちすぎるので、主旋律の伊東氏の音がかき消されてしまっているところ。このウインドシンセ・バトルは、楽器本体や音色の研究を続け、進化を続けていた本田氏の勝利と言えるでしょう。これはもう演奏能力というより、電子楽器の性能差であることは明白。元祖ウインドシンセで第一人者の伊東氏による、今後の巻き返しに期待したいところです。
ハイレゾで本作を聴く優位点は、圧倒的に会場の熱気が感じられるところ。#1「Megalith」は、まさに帰ってきたメガリス・ショック。演奏側も客席もボルテージが一気に高まります。ライブ盤が会場の追体験&再現とするならば、単なる音色のリアルさだけでなく、この高まっていく熱気までもオーディオで再現してみたいところです。
もう聴けないかと思っていた#10 「Little League Star」 では、本田氏による圧倒的なウインド・シンセ・サウンドが爆発しています。ギターとのハイスピードなソロ・バトルは圧巻。
#10 「Big City」 では、がっぷり四つのサックス長尺ソロ対決。この勝負、大御所の伊東氏が一歩リードか? 同じアルトサックスでも演奏者によるサウンドの違いを、ハイレゾという大きな記録で堪能してみてください。
もちろんラストの 「TRUTH」 はウインドシンセの大合戦。ライブ盤の収録を忘れているのではないかと思えるほど、荒々しい演奏が逆に魅力的。ウインドシンセ吹きまくりの大団円です。
次に夢見るのは、凄いベーシストとキーボーディストを加えた、本田雅人率いる新生T-SQUARE。そんな途方も無い願いも、もしかしたら叶うのかもしれません。本田氏の再起用というミラクルを成し得たT-SQUAREですから、今後も大いに期待したいと思います。まずは、おめでとうございます!
バックナンバー
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<第2回>『アイシテルの言葉/中嶋ユキノwith向谷倶楽部』 ~レコーディングの時間的制約がもたらした鮮度の高いサウンド~
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<第4回>『<COLEZO!>麻丘 めぐみ』 麻丘 めぐみ ~2013年度 太鼓判ハイレゾ音源の大賞はこれだ!~
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<第6回> 『Crossover The World』神保 彰 ~44.1kHz/24bitもハイレゾだ!~
<第7回>『そして太陽の光を』 笹川美和 ~アナログ一発録音&海外マスタリングによる心地よい質感~ スペシャル・インタビュー前編
<第8回>『そして太陽の光を』 笹川美和 ~アナログ一発録音&海外マスタリングによる心地よい質感~ スペシャル・インタビュー後編
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<第10回>『機動戦士ガンダムUC オリジナルサウンドトラック』 3作品 ~巨大モビルスーツを感じさせる、重厚ハイレゾサウンド~
<第12回>【前編】『LISTEN』 DSD trio, 井上鑑, 山木秀夫, 三沢またろう ~DSD音源の最高音質作品がついに誕生~
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<第17回>『yours ; Gift』 溝口肇 ~チェロが目の前に出現するような、リスナーとの絶妙な距離感~
<第18回>『天使のハープ』 西山まりえ ~音のひとつひとつが美しく磨き抜かれた匠の技に脱帽~
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<第21回>『アフロディジア』 マーカス・ミラー ~グルーヴと低音のチェックに最適な新リファレンス~
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<第50回>マイケル聴くなら、これだ!~ 圧倒的なグルーヴ、疾走感、そして驚くほど広大なサウンドステージ。
<第51回>ハイレゾとCD規格を比較するなら、これだ!~ ダイレクト2ch同時録音が生んだ、世界に誇れるハイレゾ音源
<第52回>ピアノのライブを聴くなら、これだ!~ 強烈なグルーブと音楽エネルギーで、目の前にピアノが出現する ~
<第53回>『厳選! 太鼓判ハイレゾ音源ベストセレクション キングレコード ジャズ/フュージョン編』~ 試聴テストに最適なハイレゾ音源は、これだ! ~
<番外編>『厳選! 太鼓判ハイレゾ音源ベストセレクション キングレコード ジャズ/フュージョン編』を、イベントで実際に聴いてみた!
<第54回>最新ロサンゼルス録音ハイレゾを聴くなら、これだ! ~『22 South Bound』『23 West Bound』~
<第55回>『Franck, Poulenc & Strohl: Cello Sonatas』Edgar Moreau~ エドガー・モローのチェロに酔うなら、これだ! ~
<第56回>『大村憲司 ~ ヴェリィ・ベスト・ライヴ・トラックス』大村憲司~ ライブの熱気と迫力を聴くなら、これだ! ~
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<第62回>『音楽境地 ~奇跡のJAZZ FUSION NIGHT~ Vol.2』 村上“ポンタ”秀一~限りなくライブそのままのハイレゾ音源! ~
<第63回>『la RiSCOPERTA』 KAN~補正に頼らぬ精密なパフォーマンスが素晴らしい、歌とピアノと弦楽四重奏!~~
<第64回>~イベントで聴いた、今一番熱い高音質ハイレゾ音源はこれだ!!~
<第65回>~二人の巨匠が強烈グルーヴする、NY録音の低音ハイレゾ決定版!~
<第66回>~音楽愛あふれる丁寧な仕事で蘇る、奇跡の歌声! ~
<第67回>『SLIT』 安部恭弘~80年代シティポップの名盤が、まさかのハイレゾ化! ~
<第68回>『Essence』 Michel Camilo~バリバリ鳴る熱いホーンセクションを堪能するハイレゾはこれだ! ~
<第69回>『Red Line』 吉田次郎~DSD一発録音は凄腕ミュージシャンが映える! ~
<第70回>『Don't Smoke In Bed』 ホリー・コール・トリオ~オーディオ御用達盤のDSDハイレゾ化は買いだ! ~
<第71回>『Double Vision (2019 Remastered)』 Bob James, David Sanborn~あの音ヌケの良い高音質アルバムの音を、ハイレゾで更に超える! ~
<第72回>『Across The Stars』アンネ=ゾフィー・ムター, ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ, ジョン・ウィリアムズ ~個人的ベスト・ハイレゾ2019の最有力候補はこれだ!~
<第73回>『Spectrum』 上原ひろみ~このピアノ、あなたのシステムは鳴らしきれるか!~
<第74回>『COMPLETE SOLO PIANO WORKS I』 和泉宏隆~素敵なメロディーたちを、美音のピアノで聴くハイレゾ!~
<第75回>拡大版!神保 彰『26th Street NY Duo』&『27th Avenue LA Trio』インタヴュー
<第76回>『Time Remembered』 須川崇志バンクシアトリオ~ハイレゾのデモに最適なピアノトリオはこれだ!~
<第77回>『MISIA SOUL JAZZ BEST 2020』 MISIA~七色の声とゴージャス・バンドをハイレゾで!~
<第78回>『From This Place』 Pat Metheny~巨匠テッド・ジェンセン氏のマスタリングが冴える!~
<第79回>『Direct Cutting at King Sekiguchidai Studio』 井筒香奈江~超特殊な録音による、現時点での音質の最高到達点!~
<第80回>『ゴールデンマスク』 広瀬未来 ~ジャケット良し、サウンド良しのオススメ日本ジャズ盤!~
<第81回>『FRONTIERS』葉加瀬太郎~ クラシックをポップスのように聴けるハイレゾ音源はこれだ!~
<第82回>『On Vacation』Till Brönner, BOB JAMES~名プレイヤーたちによる名演は、もちろんハイレゾで聴きたい!~
<第84回>『So Special Christmas』 MISIA~イヤホンでもスピーカーでも美音なハイレゾはこれだ!~
<第85回>『28 NY Blue Featuring Oz Noy & Edmond Gilmore』神保彰~低音ハイレゾ新定番誕生!(神保氏メール・インタビュー有)~
<第86回>『モダン・ジュズ』PONTA BOX~アナログ2CHダイレクト・レコーディング音源で聴く、ポンタさんのドラム!~
<第87回>『ティル・ウィー・ミート・アゲイン ~ベスト・ライヴ・ヒット[Live]』 ノラ・ジョーンズ~第2の定番リファレンス音源になり得る、生々しさ抜群のライブ音源!~
<第88回>『On A Friday Evening[Live]』 Bill Evans Trio ~ハイレゾは1975年へのタイムトラベルを実現する!~
<第89回>JIMSAKU スペシャル・インタヴュー!
<第90回>『ハバナ・キャンディ』 パティ・オースティン ~ボーカルのチェックに必須なハイレゾ音源はこれだ!~
<第91回>『Silver Lining Suite』上原ひろみ ~逆境が生んだオーディオ必聴盤!~
<第92回>『Another Answer』 井筒香奈江~日本が世界に誇れる高音質ハイレゾ音源!~
<第93回>特別編 神保彰スペシャル・インタヴュー!
<第94回>『J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)』 諏訪内晶子~オーディオ確認音源としても、この音色は超魅力的!~
<第95回>『Jazz at the Pawnshop』 Arne Domnerus ほか~オーディオ名盤と愛され続ける、流石のサウンド!~
<第96回>『安藤正容 Farewell Tour』 と 『大瀧詠一』~アナログ録音とデジタル録音、甲乙つけがたいハイレゾ!~
<第97回>ALFA MUSICレーベル 『THE WORLD ON A SLIDE』 ほか ~総勢19人ものトロンボーンの洪水!~
<第98回>『sinfonia』溝口肇~この立体的な音像を、オーディオ製品開発のリファレンス音源に!~
<第99回>『Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios』宇多田ヒカル~歌姫がライブ盤になってオーディオに帰ってきた!~
<第100回>『厳選 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』100回記念スペシャル かつしかトリオインタヴュー!
<第101回>『Finally Enough Love: 50 Number Ones』Madonna~世界のトップ・プロのリマスターをハイレゾで体感!~
<第102回>『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』 松任谷由実~これはベスト盤ではない。名曲たちが再構築され輝きだした新作ハイレゾだ!~
<第103回>『Spirit of “Days of Delight” vol.2』~コンピ盤を超える、熱いサウンドのジャズ・アルバム!~
<第104回>『クォーター・ムーン』大野俊三 ~若き日のマーカス・ミラーのスラップ・ベースが炸裂!~
<第105回>『燦燦』神保彰 ~高音質の秘密に迫る、ご本人コメントあり!~
<第106回>『Art Pepper Meets The Rhythm Section』Art Pepper~名盤のゴールはコレでいいかも?!~
<第107回>『Kurena』石川紅奈~ウッドベースを聴くなら、このハイレゾ音源だ!~
プロフィール
西野 正和(にしの まさかず)
3冊のオーディオ関連書籍『ミュージシャンも納得!リスニングオーディオ攻略本』、『音の名匠が愛する とっておきの名盤たち』、『すぐできる!新・最高音質セッティング術』(リットーミュージック刊)の著者。オーディオ・メーカー代表。音楽制作にも深く関わり、制作側と再生側の両面より最高の音楽再現を追及する。自身のハイレゾ音源作品に『低音 played by D&B feat.EV』がある。