“だけじゃない”クラシック「いま聴きたい来日アーティスト 2023」期間限定ポイント10%キャンペーン

2023/01/14

e-onkyo musicにてクラシック音楽を紹介する、その名も“だけじゃない“クラシック。本連載は、クラシック関連の執筆を中心に幅広く活躍する音楽ライターの原典子が、クラシック音楽に関する深い知識と審美眼で、毎月異なるテーマに沿った作品をご紹介するコーナー。注目の新譜や海外の動きなど最新のクラシック事情から、いま知っておきたいクラシックに関する注目キーワード、いま改めて聴きなおしたい過去の音源などを独自の観点でセレクト&ご紹介します。過去の定番作品“だけじゃない“クラシック音楽を是非お楽しみください。

"だけじゃない" クラシック 1月のテーマ


いま聴きたい来日アーティスト 2023



パンデミックによって中止や延期が相次いだ期間を経て、現在は以前のレベルにまで回復しつつある海外アーティストの来日公演。2023年も注目の公演が多数予定されており、スケジュールを見ているだけでも胸が高鳴る。そこで今月は、いま聴いておきたいアーティストをご紹介しつつ、来日公演のプログラムと連動したアルバムを中心にピックアップしていきたい。

 



 

“だけじゃない”クラシック「いま聴きたい来日アーティスト 2023」
ポイント10%キャンペーン


本企画掲載の8作品を期間限定ポイントアップ!対象アイテムをアルバム購入でもれなく10%*にポイントアップいたします。是非この機会に、過去の定番作品“だけじゃない“クラシック音楽を、ハイレゾでお楽しみください!

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■期間:2023年1月14日(土)〜2月9日(木)23:59:59まで
■対象アイテム:このページでご紹介の8作品 
>>作品一覧ページはこちら
※ポイントアップは「アルバム購入」のみ対象となります。




★☆★



『ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番&交響曲第3番(ピアノ四重奏版)~シェーンベルク・エフェクト』
ノトス・カルテット 

2度にわたる中止を乗り越え、4月に来日が予定されているノトス・カルテット(ノトスは「南風」の意)は2007年に創設されたピアノ四重奏団。これまでに数々の国際コンクールで第1位を獲得し、2017年にはドイツ・エコー賞クラシック部門で新人賞を受賞。ヨーロッパ各地の音楽祭や主要ホールで活躍している。
ソニークラシカルからの第2弾としてリリースされたブラームスのアルバムには「シェーンベルク・エフェクト」という副題がつけられているが、今回の来日公演も同じタイトルとなっている。ノトス・カルテットがアンドレアス・N・タルクマンに委嘱したブラームスの交響曲第3番のピアノ四重奏曲編曲版の日本初演と、同じくブラームスのピアノ四重奏曲第1番。シェーンベルクはその第1番に多大な影響を受け、3管編成の巨大なオーケストラ用に編曲したが、今回の公演プログラムではシェーンベルクの弦楽三重奏曲が間に挟まれている。交響曲とピアノ四重奏曲という違いを超えて語りかけてくるブラームスの音楽に、新たな発見を見出すことができるだろう。 →来日公演情報



『エターナル・ヘヴン~ヘンデル:オラトリオからのアリア集』
レア・デザンドレ(Ms)イエスティン・デイヴィス(カウンターテナー)トーマス・ダンフォード(指揮&リュート)ジュピテール(ピリオド楽器アンサンブル)


ヨーロッパで熱い注目を浴びているメゾ・ソプラノ、レア・デザンドレはウィリアム・クリスティ率いるレザール・フロリサンが若い声楽家の発掘・育成のために立ち上げたプロジェクト「ル・ジャルダン・デ・ヴォワ」に参加して才能を開花させ、さまざまなバロック・オペラに出演。2020年のザルツブルク音楽祭ではモーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》のデスピーナ役で出演して高い評価を得た。
各地の歌劇場で歌うかたわら、リュート奏者のトーマス・ダンフォードが信頼する名手たちとともに結成したアンサンブル「ジュピテール」と定期的に共演しており、エラートからアルバムをリリースしている。ヘンデルのオラトリオからのアリアを収録したこのアルバムには、人気カウンターテナーのイエスティン・デイヴィスも参加。時代が移っても変わることのない人間のドラマと感情を妙なるデュエットで描き出している。トーマス・ダンフォードとのデュオで来日する9月の公演もおおいに楽しみだ。→来日公演情報



★☆★




【もっと聴きたい!注目の来日アーティスト 2023】




『シベリウス:交響曲全集』
クラウス・マケラ指揮オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

2022年のパリ管との来日公演で、なぜここまでクラウス・マケラが世界で絶賛されるのか、その理由がわかった気がしたが、今度は2020年から首席指揮者を務める手兵オスロ・フィルとのシベリウス(プログラムは交響曲第2&5番)ということで、さらに期待が高まる。→来日公演情報



『マーラー:交響曲第5番』
カーチュン・ウォン指揮 日本フィルハーモニー交響楽団

現在は日本フィルの首席客演指揮者、2023年9月より首席指揮者に就任するカーチュン・ウォン。シンガポール出身、クルト・マズアの愛弟子である彼は、世界のオーケストラに次々とデビューを飾り、日本でも指揮台に上るたび絶賛されてきた。2023年は聴く機会もますます増えるので、ぜひチェックしておきたい。→来日公演情報


『ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集』
イゴール・レヴィット(p)

ソニー・クラシカルからベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ集(CD2枚組)で2013年にデビューしたイゴール・レヴィット。その後も『ライフ』『エンカウンター~邂逅』『トリスタン』など深い思索に満ちたコンセプト・アルバムを発表してきたが、紀尾井ホールでの2年にわたるベートーヴェン・サイクルのラストで原点回帰する。→来日公演情報



『オニリコン』
ジョヴァンニ・ソッリマ(vc)ほか

イタリアのチェリスト&作曲家、ジョヴァンニ・ソッリマ。クラシック、古楽、ミニマル、民族音楽、ジャズ、ロック、即興演奏まで、あらゆるスタイルを呑み込んだ唯一無二の世界を創出する鬼才が来日し、無伴奏チェロ・リサイタルを行なう。前半はチェロ独奏、後半は6名のチェロ・アンサンブルによる自作曲が収められたこのアルバムで、ジャンル分け不能なソッリマの音楽を体験しておこう。→来日公演情報



『ファーゲルルンド:ノマド、水の世界地図』
ニコラ・アルトシュテット(vc)ハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送交響楽団


ソリスト、弾き振り、室内楽、いずれも高く評価され、クリエイティヴな活動で注目を集めるチェリストがニコラ・アルトシュテット。エサ=ペッカ・サロネン、トーマス・アデス、ファジル・サイら現代の作曲家とのコラボも多く、新作初演を数多く手がけてきた。フィンランドを代表する作曲家、セバスチャン・ファーゲルルンドの作品を収録したこのアルバムもそのひとつ。来日公演ではバッハの無伴奏チェロ組曲を演奏する。→来日公演情報



『オルフェオの物語』
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)エメーケ・バラート(S)ディエゴ・ファソリス指揮イ・バロッキスティ


オルフェウス神話をテーマとしたこのコンセプト・アルバムには、アントニオ・サルトリオ、クラウディオ・モンテヴェルディ、ルイジ・ロッシという3人の作曲家がそれぞれ作曲した《オルフェオ》からの楽曲が収録されている。来日公演でも、アルバムと同じエメーケ・バラートとの共演でオルフェオの世界を再構成する。→来日公演情報





来日公演情報

 

◆ノトス・カルテット 来日公演
2023/4/9(日) 14:00【兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール】
2023/4/11(火) 19:00【王子ホール】

◆レア・デザンドレ、トーマス・ダンフォード 来日公演
2023/9/15(金)〜9月24日(日)予定

◆クラウス・マケラ指揮 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演
2023/10/18(水)【東京芸術劇場 コンサートホール】
2023/10/23(月)【サントリーホール】
2023/10/24(火)【サントリーホール】

◆カーチュン・ウォン 来日公演
2023/1/14 (土)14:00【埼玉会館】
2023/1/15 (日)14:00【サントリーホール】
2023/1/20 (金)19:00【サントリーホール】
2023/1/21(土)14:00【サントリーホール】

◆イゴール・レヴィット 来日公演
2023/11/25 (土)14:00【紀尾井ホール】

◆ジョヴァンニ・ソッリマ 来日公演
2023/4/23(日)埼玉 【所沢市民文化センター ミューズ】
2023/4/28(金)大阪 【ザ・フェニックスホール】
2023/4/29(土・祝)【兵庫県立芸術文化センター】
2023/4/30(日)東京 【浜離宮朝日ホール】
2023/5/3(水・祝)神奈川 【フィリアホール】
2023/5/4(木・祝)東京 【三鷹市芸術文化センター】

◆ニコラ・アルトシュテット 来日公演
2023/2/19(日)14:00【紀尾井ホール】

◆フィリップ・ジャルスキー 来日公演
2023/3/1(水) 19:00【東京オペラシティ コンサートホール】




“だけじゃない”クラシック◆バックナンバー

2022年12月 ◆ 世界の混沌と調和、そして音楽
2022年11月 ◆ 夜の音楽
2022年10月 ◆ 日本の作曲家
2022年09月 ◆ アニバーサリー作曲家2022
2022年08月 ◆ 女王陛下の音楽
2022年07月 ◆ レーベルという美学
2022年06月 ◆ 今、聴きたい音楽家 2022
2022年05月 ◆ 女性作曲家
2022年04月 ◆ ダンス
2022年03月 ◆ 春の訪れを感じながら
2022年02月 ◆ 未知なる作曲家との出会い
2022年01月 ◆ 2022年を迎えるプレイリスト
2021年12月 ◆ 2021年の耳をひらいてくれたアルバム
2021年11月 ◆ ストラヴィンスキー没後50周年
2021年10月 ◆ もの思う秋に聴きたい音楽
2021年09月 ◆ ファイナル直前!ショパン・コンクール
2021年08月 ◆ ヴィオラの眼差し
2021年07月 ◆ ピアソラ生誕100周年
2021年06月 ◆ あなたの「推し」を見つけよう
2021年05月 ◆ フランスの響きに憧れて
2021年04月 ◆ プレイリスト時代の音楽



筆者プロフィール








原 典子(はら のりこ)
音楽に関する雑誌や本の編集者・ライター。上智大学文学部新聞学科卒業。音楽之友社『レコード芸術』編集部、音楽出版社『CDジャーナル』副編集長を経て、現在フリーランス。音楽雑誌・Webサイトへの執筆のほか、演奏会プログラムやチラシの編集、プレイリスト制作、コンサートの企画運営などを行う。鎌倉で子育て中。脱ジャンル型雑食性リスナー。

2021年4月より音楽Webメディア「FREUDE(フロイデ)」をスタート。

 

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