【12/22更新】印南敦史の「クラシック音楽の穴」

2022/12/22

印南敦史のクラシック・コラム「クラシック音楽の穴」。ここで明らかにしようとしているのは、文字どおりクラシック音楽の「知られざる穴」。クラシックにはなにかと高尚なイメージがあって、それが「とっつきにくさ」につながっていたりもします。しかし実際には、そんなクラシック音楽にも“穴”というべきズッコケポイントがあるもの。そこでここでは、クラシック音楽の「笑える話」「信じられないエピソード」をご紹介することによって、ハードルを下げてしまおうと考えているわけです。そうすれば、好奇心も高まるかもしれませんからね。だからこそ肩の力を抜き、リラックスしてお読みいただければと思います。

肉団子が取り持った縁がある

ブラームスとブルックナー



ヒップホップの世界ではしばしば、“Beef(ビーフ)”というスラングが用いられます。簡単にいえばラッパー同士がディスり合う(ののしり合う)ことであり、当初は自分の強さや正当性を際立たせるためのゲームとしての側面があったように思います。

ところが時間の経過とともに、そんなビーフはマジの喧嘩っぽい流れになっていっちゃったんですよね。たとえばその最たる例が、ニューヨークのザ・ノトーリアス・B.I.G.(以下:ビギー)とカリフォルニアの2Pac、ふたりのラッパーが1990年代後半に巻き起こしたトラブルです。

両者はもともと仲がよかったのですが、ビギーの名声が高まっていくにつれて不穏な空気が流れ始め、2Pacがビギーをディスった曲をリリースしたことから「東西抗争」が勃発。最終的にはふたりとも凶弾に倒れてしまうという、最悪の結果となってしまったのでした。

これは極端な例ではありますけれど、なにしろビーフは表現手段でもあるので、世の東西を問わずラッパー同士の諍いは他にも少なくありません。というよりヒップホップの世界だけに限ったことではなく、そもそも人間である以上、いろいろな領域でビーフは起こっているものなのではないでしょうか? ヒップホップにおけるそれのように攻撃的ではないにせよ。

仲がいい人がいれば、その一方にそりの合わない相手がいるのも当然。だから、みんながバランスを保ちながら、なんとか生きているということだと思うのです。

事実、クラシックの世界でもビーフに似たことは起きていたようです。たとえばそのいい例が、ブラームスとブルックナーのトラブル。「ブラームス派」と「ブルックナー派」が存在したことからもわかるように、ともに後期ロマン派を生きたふたりはしばしば対立していたのでした。

ところでブラームスといえば、無愛想で偏屈な性格だったことで有名です。ワーグナーとの相性も悪かったようですが、それも性格の影響なのかな? しかしその反面、じつは子どもにやさしかったり、親戚を金銭的に援助したり、名前を明かさずに若い音楽家たちを支援していたというエピソードもあるので、自分の気持ちを素直に表現するのが下手なタイプだったのかもしれません。

いずれにしてもそんなブラームスは、やがてワーグナーの影響下にあったブルックナーとビーフを起こしてしまうのです。たとえばブラームスはブルックナーの交響曲のことを“交響的大蛇”と揶揄したことがあるそうですが、つまりこれは、随所にワーグナーからの影響も垣間見えるそれらのことを(ラッパーっぽく表現するなら)「大蛇みてーに長いだけ」とからかったということなのでしょう。

とはいえ両者ともにウィーンで暮らしていたため、なにかと波風が立ちやすい環境だったともいえそうです。しかも現代よりも人と人との関係性が濃厚だったとも考えられるので、いつまでもそんなことを続けるのは得策とはいえません。そこであるとき、ふたりのビーフをやめさせようと目論んだ仲介者が、対立するふたりの会食をセッティングしたのでした。

場所は、ブラームスが好んで利用していた「赤いはりねずみ」という名のレストラン。その際、ふたりには「肉団子が好物」だという共通項があることがわかり、そこから打ち解けていったというのです。

これはクラシックの世界ではわりと有名なエピソードで、しかも笑い話のように語られるきらいがあるようにも思います。でも、じつは人間の本質をわかりやすく示した話だともいえる気がするんですよね。

諍いとか喧嘩とかビーフとか、呼び名はなんでもいいけれど、人と人とのトラブルって意外と単純なものなのではないかということ。その証拠に、現代においても似たような話はそこいらにゴロゴロしているじゃないですか。「なかなか打ち解けなかった人たちが、地元が同じだとわかったとたんに仲よくなった」とか。

いつの時代も、どこの世界にも、人間関係のトラブルはつきもの。けれど人間は、そのくらいシンプルでもある。そう受け止めることができれば、なんとなく気が楽になったりもするのではないでしょうか。

ところでブラームスとブルックナーが「赤いはりねずみ」で食べた肉団子は、なんの肉だったんでしょうね。ポーク? 合い挽き? ビーフだったら、ちょっとウケるんですけれど。





『ブラームス:交響曲 第2番、悲劇的序曲』
ブラームス, ズデニェク・マーツァル, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団




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他人の曲を借用しまくって自分のスキルを自慢した作曲家がいる→リスト

【3/5更新】『Rossini:Overtures/ロッシーニ序曲集』アントニオ・パッパーノ指揮、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
誰よりも早く「働き方改革」を実践した作曲家がいる→ロッシーニ

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【2/19更新】『Haydn: The Creation』ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フリッツ・ヴンダーリヒ
妻への恨みを曲にした作曲家がいる→ハイドン「4分33秒」

【2/12更新】『Cage: Works for 2 Keyboards, Vol. 2』Xenia Pestova, Pascal Meyer, Remy Franck, Jarek Frankowski, Bastien Gilson
4分33秒、無音の曲がある→ジョン・ケージ「4分33秒」

【2/5更新】『ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番(弦楽合奏版)&序曲集』ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, レナード・バーンスタイン
コーヒーに異常な執着を見せた作曲家がいる→ベートーヴェン

【1/29更新】『プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』(演奏会形式)』アンドレア・バッティストーニ, 東京フィルハーモニー交響楽団
たばこ好きが高じて犯罪の域に足を踏み入れた作曲家がいる→プッチーニ

【1/22更新】『ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》 【ORT】』ヴァーツラフ・ノイマン指揮, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
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【1/16更新】『モリエールのオペラ~ジャン=バティスト・リュリの劇場音楽』ジェローム・コレア&レ・パラダン
床を足で叩いて命を落とした作曲家がいる→リュリ

【1/9更新】『モーツァルト:レクイエム』ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ヘルベルト・フォン・カラヤン
お尻をなめることを要求した作曲家がいる→モーツァルト

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ふざけた曲名の楽曲をたくさん残した作曲家がいる→エリック・サティ

 



印南敦史 プロフィール

印南敦史(いんなみ・あつし)
作家、書評家。
1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー[日本版]」で書評を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。その後、ほかのウェブサイト「ニューズウィーク日本版」「東洋経済オンライン」「サライ.jp」「マイナビニュース」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『遅読家のための読書術 情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(PHP文庫)、『書評の仕事』(ワニブックスPLUS新書)、『読書する家族のつくりかた』『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』(星海社新書)、『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』(大和書房)、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)など。

◆ブログ「印南敦史の、おもに立ち食いそば」
◆連載「印南敦史の 名盤はハイレゾで聴く」

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