連載 『厳選 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』第103回

2022/11/02

『Spirit of “Days of Delight” vol.2』 
~コンピ盤を超える、熱いサウンドのジャズ・アルバム!~


■良い音のジャズって何だろう?


20年くらい前に、オーディオ誌の企画で 『高音質盤に必要な条件とは?』 というテーマで討論したことがあります。参加者は、著名な音楽プロディーサーさんとオーディオ評論家の先生、そして私の3名。オーディオ誌の企画的には、マイクだ、アナログ録音だ、ハイサンプリングだ、ケーブルだ、といった条件を並べてほしかったのだと思います。しかし、3人が即答した唯一の条件は、「ミュージシャンが上手いこと」 でした。

上手いミュージシャンというのは、テクニック的にどうだという意味ではありません。真の超一流ミュージシャンは、その出音が全く異次元。音の飛びが違うと言うのでしょうか。側で聴いていると単純に音が大きいと感じるのですが、同じ音量を出そうとして力いっぱい弾いても、アンプの音量をアップさせても、あのようなエネルギー感は得られるものではありません。そして、超一流の音は、何のマイクをどうセッティングしようが、高音質で録音できてしまうのだという不思議。オーディオ誌的に面白かった記事だったのかどうかは分かりませんが、私は20年経った今でも覚えているお仕事のひとつです。

とはいえ、超一流ミュージシャン起用だけでは身も蓋もないので、20年後の今、再び 『高音質盤に必要な条件とは?』 という問題を考察してみます。例えば、同じ超一流ミュージシャンが演奏しているのに、音源の音質に優劣が発生するのは何故でしょう?

オーディオを伝言ゲームとして例えると、演奏と私たちリスナーとの間の伝言回答に音質を左右する原因があると考えられます。考察ケースではリスナー側の機材やケーブルなどは固定として、それよりも上流に原因を探ります。ハイレゾ音源なら、レコード盤やCD盤と異なり物質としての生産工程が無いので、工場は原因から除外。そうすると、残るは音楽制作現場です。具体的には、録音、ミックス、マスタリングということになるでしょう。

録音機材的には、コンピューター録音の現代なら、もはや全世界で共通に近いものがありまず。録音機器のマシン性能からの音質差で、決定的な優劣があるとは思えません。では、マイクのセッティングでは? 前述の考察から、超一流ミュージシャンの音は、どう録音しても良くなると仮定しました。そうなると、音質差の原因とは、いったい?

音楽制作現場には、誰一人として 「良くない音で音楽を世に出そう」 という考えを持つ者はいません。リスナー側が思っている以上に、全員一丸となって音楽創造を行っている現場です。

そこで私の仮説ですが、誰にも原因がなく、機材にも問題がないのに、音質の優劣が発生してしまうのですから、“そこに決定的な原因など無い” ということです。禅問答のようですが、超一流ミュージシャンの出音と同じです。楽器や弾き方、アンプの音量に理由ではないのですから、それらを超えるプラスアルファの何かが必要なのです。ということは、同じ機材、同じケーブル、同じマイクを使用しても、それらの壁を超えるエンジニアさんの存在こそ、演奏家の次のキーマンであろうことが想像できるのではないでしょうか?



■ガツン! とくるジャズ・サウンドが満載のDays of Delightレーベル!


今月の太鼓判ハイレゾ音源を選んでいると、「演奏は素晴らしいのに音質がなぁ~」 と、残念に思える作品が多かったです。本連載は、“10年後に読んでもらっても、納得できる内容と音質のハイレゾ音源を選ぶ” という指標があります。音質も両輪のひとつですから、諦めるわけにはいきません。そんなとき出会ったのが本作です。



Spirit of “Days of Delight” vol.2
Various Artists


Days of Delightレーベル作品は、第76回の 『Time Remembered/須川崇志バンクシアトリオ』と、第80回の 『ゴールデンマスク/広瀬未来』と、本連載で2回取り上げています。『Time Remembered』は、若々しいリズム隊のガツンとくる土台に、林正樹さんの美しいピアノが浮遊するサウンドが魅力的なハイレゾ音源。『ゴールデンマスク』 は、生々しく歌うトランペットとサックスのツートップが素晴らしいハイレゾ音源でした。

Days of Delightレーベルの音の良さは認識しているので、セレクト的なコンピレーション盤は聴くまでもないかな~と、vol.1含めて未試聴でした。これが食わず嫌いと言わずなんでしょうか。本作を聴いて大反省した次第です。

コンピ盤なので単なる寄せ集めかと思っていたのですが、その一貫した熱いサウンドが圧倒的で一発ノックアウト。単なるプレイリスト的コンピではなく、レーベルのスピリットを音質からも感じることができました。コンピ盤用にリマスタリングしたのでは? 逆にリマスタリングしていないとするなら、どれだけ安定した音質管理なのかと驚かされます。

個人的な好みからすると、音圧レベルをあと4dB下げて、その分をダイナミクス・マージンに振り分けてほしい。いや、そこまで無理なら、あと2dBだけでも(笑)。そう思えるくらい、ジャズ盤としては突出クラスの音量感があり、近年のPOPS作品群なみの音圧があると言えるでしょう。

音圧を上げるというのは、一般的には音の迫力は上昇するものの、感情表現が圧縮されてしまう諸刃の剣です。しかし、Days of Delightレーベルでは、音が潰れているとかダイナミクスは小さいとか、そういったネガティブ方向への印象は皆無。ですので、この高い音圧は、ジャズのガツンとくる一種の魅力として機能しているとも言えるでしょう。私のように音圧過多だなと感じれば、単にリスター側がアンプのボリュームをいつもより1クリックか2クリック下げて聴けば、ご機嫌なサウンドが飛び出してきます。

これだけの音圧が得られながら、音像は広く各楽器も生々しいという、ある意味での異常事態。エンジニアさんの腕が光っている証拠です。本連載冒頭でお話した “従来の壁を超えるキーマン的エンジニアさん” の存在を想像でします。そこがDays of Delightレーベルが高音質盤を連発する鍵であり、その成果がこうしてコンピ盤として並んだときに浮き彫りになってきました。

しかも、このコンピ盤は、オーディオ好きに大サービスな嬉しい内容。オーディオで鳴らして快感な曲が、意図的かと思えるほどギュウギュウに詰め込まれています。ドラムのキラキラしたシンバルから、太鼓の革を感じるアタック音。ウッドベースの部屋中が共鳴してビリビリと響くような重低音。ピアノの大きさそのものが部屋に出現するかのような実在感などなど。オーディオ・イベントで鳴らしたら、全員メロメロにできそうです。

最近、ガツン!とくるジャズ盤に出会っていないな~とお嘆きの皆さん、良いサウンドのハイレゾ盤がありましたよ! このコンピ盤でお好みの作品を見つけたなら、フルアルバムへ進んでみてください。美味しいサウンドが目白押し、Days of Delightレーベルから今後も目が離せません!




バックナンバー

<第1回>『メモリーズ・オブ・ビル・エヴァンス』 ~アナログマスターの音が、いよいよ我が家にやってきた!~
<第2回>『アイシテルの言葉/中嶋ユキノwith向谷倶楽部』 ~レコーディングの時間的制約がもたらした鮮度の高いサウンド~
<第3回>『ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(1986)』 NHK交響楽団, 朝比奈隆 ~ハイレゾのタイムマシーンに乗って、アナログマスターが記憶する音楽の旅へ~
<第4回>『<COLEZO!>麻丘 めぐみ』 麻丘 めぐみ ~2013年度 太鼓判ハイレゾ音源の大賞はこれだ!~
<第5回>『ハンガリアン・ラプソディー』 ガボール・ザボ ~CTIレーベルのハイレゾ音源は、宝の山~
<第6回> 『Crossover The World』神保 彰 ~44.1kHz/24bitもハイレゾだ!~
<第7回>『そして太陽の光を』 笹川美和 ~アナログ一発録音&海外マスタリングによる心地よい質感~  スペシャル・インタビュー前編
<第8回>『そして太陽の光を』 笹川美和 ~アナログ一発録音&海外マスタリングによる心地よい質感~  スペシャル・インタビュー後編
<第9回>『MOVE』 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト ~圧倒的ダイナミクスで記録された音楽エネルギー~
<第10回>『機動戦士ガンダムUC オリジナルサウンドトラック』 3作品 ~巨大モビルスーツを感じさせる、重厚ハイレゾサウンド~
<第12回>【前編】『LISTEN』 DSD trio, 井上鑑, 山木秀夫, 三沢またろう ~DSD音源の最高音質作品がついに誕生~
<第13回>【後編】『LISTEN』 DSD trio, 井上鑑, 山木秀夫, 三沢またろう ~DSD音源の最高音質作品がついに誕生~
<第14回>『ALFA MUSICレーベル』 ~ジャズのハイレゾなら、まずコレから。レーベルまるごと太鼓判!~
<第15回>『リー・リトナー・イン・リオ』 ~血沸き肉躍る、大御所たちの若き日のプレイ~
<第16回>『This Is Chris』ほか、一挙6タイトル ~音展イベントで鳴らした新選・太鼓判ハイレゾ音源~
<第17回>『yours ; Gift』 溝口肇 ~チェロが目の前に出現するような、リスナーとの絶妙な距離感~
<第18回>『天使のハープ』 西山まりえ ~音のひとつひとつが美しく磨き抜かれた匠の技に脱帽~
<第19回>『Groove Of Life』 神保彰 ~ロサンゼルス制作ハイレゾが再現する、神業ドラムのグルーヴ~
<第20回>『Carmen-Fantasie』 アンネ=ゾフィー・ムター ~女王ムターの妖艶なバイオリンの歌声に酔う~
<第21回>『アフロディジア』 マーカス・ミラー ~グルーヴと低音のチェックに最適な新リファレンス~
<第22回>『19 -Road to AMAZING WORLD-』 EXILE ~1dBを奥行再現に割いたマスタリングの成果~
<第23回>『マブイウタ』 宮良牧子 ~音楽の神様が微笑んだ、ミックスマスターそのものを聴く~
<第24回>『Nothin' but the Bass』櫻井哲夫 ~低音好き必聴!最小楽器編成が生む究極のリアル・ハイレゾ~
<第25回>『はじめてのやのあきこ』矢野顕子 ~名匠・吉野金次氏によるピアノ弾き語り一発録りをハイレゾで聴く!~
<第26回>『リスト/反田恭平』、『We Get Requests』ほか、一挙5タイトル ~イイ音のハイレゾ音源が、今月は大漁ですよ!~
<第27回>『岩崎宏美、全53シングル ハイレゾ化』 ~ビクターの本気が、音となって届いたハイレゾ音源!~
<第28回>『A Twist Of Rit/Lee Ritenour』 ~これを超えるハイレゾがあったら教えてほしい、超高音質音源!~
<第29回>『ジム・ホール・イン・ベルリン』、『Return To Chicago』ほか、一挙5タイトル ~多ジャンルから太鼓判続出の豊作月なんです!~
<第30回>『Munity』、『JIMBO DE JIMBO 80's』 神保彰 ~喜びと楽しさに満ちたLA生まれのハイレゾ・サウンド!~
<第31回>『SPARK』 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト ~ハイレゾで記録されるべき、3人の超人が奏でるメロディー~
<第32回>『究極のオーディオチェックCD2016~ハイレゾバージョン~』 Stereo ~付録CD用音源と侮れない、本物のハイレゾ!~
<第33回>『パンドラの小箱』ほか、岩崎宏美アルバム全22作品ハイレゾ化(前編) ~史上初?! アナログマスターテープ vs ハイレゾをネット動画で比較試聴!~
<第34回>『パンドラの小箱』ほか、岩崎宏美アルバム全22作品ハイレゾ化(後編) ~アナログマスターテープの良いところ、ハイレゾの良いところ~
<第35回>『エラ・フィッツジェラルドに捧ぐ』 ジェーン・モンハイト ~オーディオ好き御用達の歌姫は、やっぱりハイレゾでも凄かった!~
<第36回>『Queen』ハイレゾ×5作品 ~ 超高音質CD盤をはるかに超えるサウンド!~
<第37回> CASIOPEAハイレゾ × 一挙18作品 (前編) ~ ハイレゾ界を変える?超高音質音源襲来!~
<第38回> CASIOPEAハイレゾ × 一挙18作品 (後編) ~ ハイレゾ界を変える?超高音質音源襲来!~
<第39回> Earth, Wind & Fireのハイレゾはグルーヴの宝箱 ~ 祝・ソニーミュージック カタログ配信スタート!~
<第40回> 日本の宝、あの名盤『FLAPPER』がハイレゾで聴ける日 ~ 祝・ソニーミュージック カタログ配信スタート! その2 ~
<第41回> オーディオ大定番音源の進化は、音の色温度に注目 ~ デジタルでも、あったかいサウンドは可能だった! ~
<第42回> 強い音楽エネルギーこそ、ハイレゾの魅力 ~ 骨太サウンド音源はこれだ! ~
<第43回> 桁違いの制作費から生まれた超豪華名盤が、ハイレゾで更に輝きを増す。 ~ 小室サウンドのハイレゾ決定版! ~
<第45回>神保彰氏の新作ハイレゾ × 2作品は、異なる海外マスタリングに注目!~ 公開取材イベントのご報告 ~
<第46回>生々しいピアノを聴くならこれだ! ~ 大御所スティーヴ・ガッド & ウィル・リーの名サポートも必聴 ~
<第47回>一糸乱れぬグルーヴを聴くならこれだ! ~ 名匠アンソニー・ジャクソン氏のベースを、歴史的名盤で ~
<第48回>DSDを聴くならこれだ! ~ ECMレーベルのDSDシリーズは一味違う。 ~
<第49回>ライブ盤を聴くならこれだ!~ 凄腕ミュージシャンとの一発録音で蘇る、あの名曲たち。 ~
<第50回>マイケル聴くなら、これだ!~ 圧倒的なグルーヴ、疾走感、そして驚くほど広大なサウンドステージ。
<第51回>ハイレゾとCD規格を比較するなら、これだ!~ ダイレクト2ch同時録音が生んだ、世界に誇れるハイレゾ音源
<第52回>ピアノのライブを聴くなら、これだ!~ 強烈なグルーブと音楽エネルギーで、目の前にピアノが出現する ~
<第53回>『厳選! 太鼓判ハイレゾ音源ベストセレクション キングレコード ジャズ/フュージョン編』~ 試聴テストに最適なハイレゾ音源は、これだ! ~
<番外編>『厳選! 太鼓判ハイレゾ音源ベストセレクション キングレコード ジャズ/フュージョン編』を、イベントで実際に聴いてみた!
<第54回>最新ロサンゼルス録音ハイレゾを聴くなら、これだ! ~『22 South Bound』『23 West Bound』~
<第55回>『Franck, Poulenc & Strohl: Cello Sonatas』Edgar Moreau~ エドガー・モローのチェロに酔うなら、これだ! ~
<第56回>『大村憲司 ~ ヴェリィ・ベスト・ライヴ・トラックス』大村憲司~ ライブの熱気と迫力を聴くなら、これだ! ~
<第57回>『ドリームス』シーネ・エイ~ 部屋の照明を落として聴きたい、ハイレゾ女性ボーカルはこれだ! ~
<第58回>『今ここにあるべき百戦錬磨~7人~』NOBU CAINE~日本最強の重厚グルーヴを聴くなら、これだ! ~
<第59回>『Laidback2018』、『Call me』~ OTOTEN 2018で、女性ボーカルお二人とトークイベント! ~
<第60回>『Laidback2018』、『Call me』~ OTOTEN 2018トークイベントは満員御礼! ~ たくさんのご来場、ありがとうございました!
<第61回>『B'Ridge』B'Ridge~佐山雅弘氏のピアノと、新リズム隊の強烈グルーヴ!
<第62回>『音楽境地 ~奇跡のJAZZ FUSION NIGHT~ Vol.2』 村上“ポンタ”秀一~限りなくライブそのままのハイレゾ音源! ~
<第63回>『la RiSCOPERTA』 KAN~補正に頼らぬ精密なパフォーマンスが素晴らしい、歌とピアノと弦楽四重奏!~~
<第64回>~イベントで聴いた、今一番熱い高音質ハイレゾ音源はこれだ!!~
<第65回>~二人の巨匠が強烈グルーヴする、NY録音の低音ハイレゾ決定版!~
<第66回>~音楽愛あふれる丁寧な仕事で蘇る、奇跡の歌声! ~
<第67回>『SLIT』 安部恭弘~80年代シティポップの名盤が、まさかのハイレゾ化! ~
<第68回>『Essence』 Michel Camilo~バリバリ鳴る熱いホーンセクションを堪能するハイレゾはこれだ! ~
<第69回>『Red Line』 吉田次郎~DSD一発録音は凄腕ミュージシャンが映える! ~
<第70回>『Don't Smoke In Bed』 ホリー・コール・トリオ~オーディオ御用達盤のDSDハイレゾ化は買いだ! ~
<第71回>『Double Vision (2019 Remastered)』 Bob James, David Sanborn~あの音ヌケの良い高音質アルバムの音を、ハイレゾで更に超える! ~
<第72回>『Across The Stars』アンネ=ゾフィー・ムター, ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ, ジョン・ウィリアムズ ~個人的ベスト・ハイレゾ2019の最有力候補はこれだ!~
<第73回>『Spectrum』 上原ひろみ~このピアノ、あなたのシステムは鳴らしきれるか!~
<第74回>『COMPLETE SOLO PIANO WORKS I』 和泉宏隆~素敵なメロディーたちを、美音のピアノで聴くハイレゾ!~
<第75回>拡大版!神保 彰『26th Street NY Duo』&『27th Avenue LA Trio』インタヴュー
<第76回>『Time Remembered』 須川崇志バンクシアトリオ~ハイレゾのデモに最適なピアノトリオはこれだ!~
<第77回>『MISIA SOUL JAZZ BEST 2020』 MISIA~七色の声とゴージャス・バンドをハイレゾで!~
<第78回>『From This Place』 Pat Metheny~巨匠テッド・ジェンセン氏のマスタリングが冴える!~
<第79回>『Direct Cutting at King Sekiguchidai Studio』 井筒香奈江~超特殊な録音による、現時点での音質の最高到達点!~
<第80回>『ゴールデンマスク』 広瀬未来 ~ジャケット良し、サウンド良しのオススメ日本ジャズ盤!~
<第81回>『FRONTIERS』葉加瀬太郎~ クラシックをポップスのように聴けるハイレゾ音源はこれだ!~
<第82回>『On Vacation』Till Brönner, BOB JAMES~名プレイヤーたちによる名演は、もちろんハイレゾで聴きたい!~
<第84回>『So Special Christmas』 MISIA~イヤホンでもスピーカーでも美音なハイレゾはこれだ!~
<第85回>『28 NY Blue Featuring Oz Noy & Edmond Gilmore』神保彰~低音ハイレゾ新定番誕生!(神保氏メール・インタビュー有)~
<第86回>『モダン・ジュズ』PONTA BOX~アナログ2CHダイレクト・レコーディング音源で聴く、ポンタさんのドラム!~
<第87回>『ティル・ウィー・ミート・アゲイン ~ベスト・ライヴ・ヒット[Live]』 ノラ・ジョーンズ~第2の定番リファレンス音源になり得る、生々しさ抜群のライブ音源!~
<第88回>『On A Friday Evening[Live]』 Bill Evans Trio ~ハイレゾは1975年へのタイムトラベルを実現する!~
<第89回>JIMSAKU スペシャル・インタヴュー!
<第90回>『ハバナ・キャンディ』 パティ・オースティン  ~ボーカルのチェックに必須なハイレゾ音源はこれだ!~
<第91回>『Silver Lining Suite』上原ひろみ ~逆境が生んだオーディオ必聴盤!~
<第92回>『Another Answer』  井筒香奈江~日本が世界に誇れる高音質ハイレゾ音源!~
<第93回>特別編 神保彰スペシャル・インタヴュー!
<第94回>『J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)』 諏訪内晶子~オーディオ確認音源としても、この音色は超魅力的!~
<第95回>『Jazz at the Pawnshop』 Arne Domnerus ほか~オーディオ名盤と愛され続ける、流石のサウンド!~
<第96回>『安藤正容 Farewell Tour』 と 『大瀧詠一』~アナログ録音とデジタル録音、甲乙つけがたいハイレゾ!~
<第97回>ALFA MUSICレーベル 『THE WORLD ON A SLIDE』 ほか ~総勢19人ものトロンボーンの洪水!~
<第98回>『sinfonia』溝口肇~この立体的な音像を、オーディオ製品開発のリファレンス音源に!~
<第99回>『Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios』宇多田ヒカル~歌姫がライブ盤になってオーディオに帰ってきた!~
<第100回>『厳選 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』100回記念スペシャル かつしかトリオインタヴュー!
<第101回>『Finally Enough Love: 50 Number Ones』Madonna~世界のトップ・プロのリマスターをハイレゾで体感!~
<第102回>『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』 松任谷由実~これはベスト盤ではない。名曲たちが再構築され輝きだした新作ハイレゾだ!~




プロフィール

西野 正和(にしの まさかず)

3冊のオーディオ関連書籍『ミュージシャンも納得!リスニングオーディオ攻略本』、『音の名匠が愛するとっておきの名盤たち』、『すぐできる!新・最高音質セッティング術』(リットーミュージック刊)の著者。オーディオ・メーカー 株式会社レクスト代表。音楽制作にも深く関わり、制作側と再生側の両面より最高の音楽再現を追及する。自身のハイレゾ音源作品に『低音 played by D&B feat.EV』がある。『厳選! 太鼓判ハイレゾ音源ベストセレクション キングレコード ジャズ/フュージョン編』をプロデュース。


 

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