【9/29更新】 印南敦史の「クラシック音楽の穴」

2022/09/29

印南敦史のクラシック・コラム「クラシック音楽の穴」。ここで明らかにしようとしているのは、文字どおりクラシック音楽の「知られざる穴」。クラシックにはなにかと高尚なイメージがあって、それが「とっつきにくさ」につながっていたりもします。しかし実際には、そんなクラシック音楽にも“穴”というべきズッコケポイントがあるもの。そこでここでは、クラシック音楽の「笑える話」「信じられないエピソード」をご紹介することによって、ハードルを下げてしまおうと考えているわけです。そうすれば、好奇心も高まるかもしれませんからね。だからこそ肩の力を抜き、リラックスしてお読みいただければと思います。

ドリフのコントみたいな指揮者がいる

オットー・クレンペラー



オットー・クレンペラーという指揮者のことを意識するようになったのは、学生時代のことだったと思います。きっかけは、22歳のクレンペラーがマーラーに才能を認められ、プラハ・ドイツ歌劇場の指揮者になったという話をどこかで聞いたこと。僕はマーラーのファンなので、「彼に認められたとはどんな人なんだろう?」と関心を抱いたわけです。

しかもマーラーの見立てどおり、クレンペラーはそののち大活躍することになります。いちばん大きなトピックは、ナチス政権の樹立に伴ってアメリカへ亡命後、ロサンジェルス・フィルハーモニックの指揮者になって大きな功績を残したことでしょうか。そればかりか、22歳からの26年間で8つのオペラハウスを渡り歩いたというのですから、その活躍っぷりは想像に難くありません。

で、そういうトピックスをいろいろ知ってしまうと、「聴いてみたい」という気持ちがどんどん高まっていくじゃないですか。ですから、機会を見つけてはその音楽に触れていったのでした。当時はいまほど自由にいろいろなソフトを聴ける時代ではなかったので、聴く機械を探すだけでも大変でしたが。

ともあれ、そうやって耳にした作品の印象が、非常に強烈だったんですよねー。たとえば、とくに記憶に残ったのが、1962年に録音されたマーラーの交響曲第4番。明らかに他の指揮者とは異なるその重厚なムードは、じっとカメラを睨みつけるプロフィール写真のイメージそのままだったからです。だから漠然と、「この人、ただものではなさそうだな」などと感じていたのでした。

そして、そののち知ったところ、本当にこの方はただものではなかったのです。いや、残した作品の完成度の高さもさることながら、人間性がとんでもなかったのです。

おそらくその発端になったのは、1933年にライプツィヒでゲヴァントハウス管弦楽団とのリハーサルを行っているとき、指揮台から転落して左半身を打撲し、強い脳震盪を起こしたこと。それから、54歳だった1939年には脳腫瘍が見つかったこと。

とくに後者の影響は小さくなかったようで、身体の麻痺や言語障害などの後遺症を抱えることとなり、さらには1910年から患っていたという双極性障害(躁鬱病)の影響もあってか奇行や不適切な発言が目立つようになったのでした。その結果、ロサンジェルス・フィルでの仕事を失い、実質的にアメリカでのキャリアが断たれてしまいます。

そして1951年には、モントリオール交響楽団を指揮するために訪れたモントリオール空港でタラップから転落し、左大腿骨頸部など数か所を複雑骨折。この時点で66歳だったので、加齢の影響もあったのかもしれません。

ただ、1958年秋の出来事については、年齢のせいとはいい切れない部分があります。チューリッヒの自宅で寝タバコをし、そのまま寝込んでベッドを炎上させたというのですから。しかも、それだけでも驚くべきことなのに、火を消そうと慌てた結果、水と間違えて樟脳(カンフル)を撒いてしまったというのですからビックリ。結果的には全身の15パーセントにやけどを負い重体に陥ったのでした。

そののち何度も皮膚移植手術を繰り返し、1959年7月の回復までに約9か月を費やしたと聞くと痛々しく感じずにはいられませんが、反面、「なぜそんなところにカンフルがあったのか?」とツッコミを入れたくもなります。

また、以後も入っていたサナトリウムを抜け出して警察に逮捕されたり、いまの時代であればセクハラで訴えられそうなことを繰り返すなど、やることなすことが破天荒の極み。不慮の事故も少なくはなかったとはいえ、いちいちスケールが大きすぎて、まるでドリフのコントのような感じなのです。

などと書いてしまうと茶化しているように思われてしまうかもしれませんけれど、決して彼の生き様をネタにしたいわけではありません。しっちゃかめっちゃかな人生であったことは事実かもしれませんが、常識でくくることのできない人生経験すべてが、彼の音楽にははっきりと表れているような気がするのです。そこに、「破天荒将軍」としての存在価値があるようにも思えてならないのです。

たとえば冒頭で触れた“重厚さ”もそのひとつなのでしょうが、音楽が「表現」である以上、決して譜面には落とし込めないなにかが確実にあるのだなぁということを、彼の作品に触れるたび実感せざるを得ないわけです。

しかも、どれだけ非常識なことをやらかしても不思議と憎めない。だからこそ、何度聴いても新鮮味を感じさせてくれるのかもしれません。




『Mahler: Symphony No. 4』
Otto Klemperer, Elisabeth Schwarzkopf



◆バックナンバー
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当初、タイトルがものすごく長かった名曲がある→ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン『交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付き」』

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呪いをはねのけた作曲家がいる→ドミートリイ・ショスタコーヴィチ

【9/27更新】『ブルックナー:交響曲 第6番』上岡敏之, 新日本フィルハーモニー交響楽団
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【8/30更新】『世界の愛唱歌ベスト』V.A.
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【7/26更新】『レーガー: オルガン作品集 第14集 5つのやさしい前奏曲とフーガ/52のやさしいコラール 前奏曲』ジョセフ・スティル
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【6/28更新】『R.シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》、他』ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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【5/31更新】『Khachaturian: Suites from Spartacus and Gayane / Ravel: Daphnes et Chloe 』St Petersburg Philharmonic Orchestra, Yuri Temirkanov
突貫工事でつくられた名曲がある→ハチャトゥリアン「剣の舞」

【4/26更新】『ブルックナー:交響曲 第8番 (ハース版) 』朝比奈隆, 大阪フィルハーモニー交響楽団
実の息子に対抗意識を持った指揮者がいる→朝比奈隆

【3/28更新】『Satie: Vexations (840 Times)』Alessandro Deljavan
最後まで演奏するのに18時間かかる曲がある→サティ「ヴェクサシオン」

【3/19更新】『Debussy: Piano Works, Vol. 2 - Estampes, Children's Corner, Pour le piano & Other Pieces』Jacopo Salvatori
偏屈で嫌われていた作曲家がいる→ドビュッシー

【3/12更新】『リスト:《巡礼の年》全曲』ラザール・ベルマン
他人の曲を借用しまくって自分のスキルを自慢した作曲家がいる→リスト

【3/5更新】『Rossini:Overtures/ロッシーニ序曲集』アントニオ・パッパーノ指揮、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
誰よりも早く「働き方改革」を実践した作曲家がいる→ロッシーニ

【2/26更新】 『Kagel: Chorbuch - Les inventions d'Adolphe sax』マウリシオ・カーゲル指揮、オランダ室内合唱団、ラシェール・サクソフォン・カルテット
ティンパニ奏者が自爆する曲がある→カーゲル「ティンパニとオーケストラのための協奏曲」

【2/19更新】『Haydn: The Creation』ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フリッツ・ヴンダーリヒ
妻への恨みを曲にした作曲家がいる→ハイドン「4分33秒」

【2/12更新】『Cage: Works for 2 Keyboards, Vol. 2』Xenia Pestova, Pascal Meyer, Remy Franck, Jarek Frankowski, Bastien Gilson
4分33秒、無音の曲がある→ジョン・ケージ「4分33秒」

【2/5更新】『ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番(弦楽合奏版)&序曲集』ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, レナード・バーンスタイン
コーヒーに異常な執着を見せた作曲家がいる→ベートーヴェン

【1/29更新】『プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』(演奏会形式)』アンドレア・バッティストーニ, 東京フィルハーモニー交響楽団
たばこ好きが高じて犯罪の域に足を踏み入れた作曲家がいる→プッチーニ

【1/22更新】『ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》 【ORT】』ヴァーツラフ・ノイマン指揮, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
「鉄オタ」だった作曲家がいる→ドヴォルザーク

【1/16更新】『モリエールのオペラ~ジャン=バティスト・リュリの劇場音楽』ジェローム・コレア&レ・パラダン
床を足で叩いて命を落とした作曲家がいる→リュリ

【1/9更新】『モーツァルト:レクイエム』ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ヘルベルト・フォン・カラヤン
お尻をなめることを要求した作曲家がいる→モーツァルト

【新連載】『エリック・サティ:新・ピアノ作品集』高橋悠治
ふざけた曲名の楽曲をたくさん残した作曲家がいる→エリック・サティ

 



印南敦史 プロフィール

印南敦史(いんなみ・あつし)
作家、書評家。
1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー[日本版]」で書評を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。その後、ほかのウェブサイト「ニューズウィーク日本版」「東洋経済オンライン」「サライ.jp」「マイナビニュース」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『遅読家のための読書術 情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(PHP文庫)、『書評の仕事』(ワニブックスPLUS新書)、『読書する家族のつくりかた』『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』(星海社新書)、『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』(大和書房)、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)など。

◆ブログ「印南敦史の、おもに立ち食いそば」
◆連載「印南敦史の 名盤はハイレゾで聴く」

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