【7/1更新】 印南敦史の「クラシック音楽の穴」

2022/07/01

印南敦史のクラシック・コラム「クラシック音楽の穴」。ここで明らかにしようとしているのは、文字どおりクラシック音楽の「知られざる穴」。クラシックにはなにかと高尚なイメージがあって、それが「とっつきにくさ」につながっていたりもします。しかし実際には、そんなクラシック音楽にも“穴”というべきズッコケポイントがあるもの。そこでここでは、クラシック音楽の「笑える話」「信じられないエピソード」をご紹介することによって、ハードルを下げてしまおうと考えているわけです。そうすれば、好奇心も高まるかもしれませんからね。だからこそ肩の力を抜き、リラックスしてお読みいただければと思います。

マニアックなコレクターだった作曲家がいる

バルトーク・ベーラ



「僕、“グルーヴ”ってやつが全然わからないんですよ」

開口一番、その人は僕のことを見ながらうれしそうに口にしたのでした。クラシックの世界では非常に名が通っていて、本もたくさん出している音楽評論家。僕の音楽的なバックグラウンドはブラック・ミュージックなので、おそらくは「あなたの好きなヒップホップやR&Bとは無関係」ということを伝えたかったのではないかと思います。

でも僕はクラシックも好きで中学生のころから聴いてきたし、そもそも「“グルーヴ”ってやつがわからない」というところが全然わからなかったのです。なぜって、クラシックにも間違いなくグルーヴはあるから。

どう思おうと勝手ではありますけれど、そのとき咄嗟に感じたのは「じゃあ、バルトークのことを、この人はどう説明するのだろう?」ということ。もちろん口には出しませんでしたけど(そんな勇気ありません)、民俗音楽の収集家・研究家としての知識をベースとしたバルトークの音楽は、誰の耳にもグルーヴ感を投げかけてくると思うんですよねー。

バルトーク・ベーラは、1881年にハンガリーで生まれた作曲家、ピアニスト、そして民俗音楽研究家。と、ここでいきなり話は飛びますが、ヨーロッパの国でありながら、ハンガリーでは名前を日本と同じように“姓”“名”の順に表記するのだそうです。つまりBartók Béla(バルトーク・ベーラ)も順序としては「田中一郎」とかと同じ。「バルトーク」が苗字、「ベーラ」が名前になるということ。

ってな話はともかくも、そんなバルトークは幼いころから音楽の才能を発揮します。ところが7歳のときに父親を病気で失い、以後はピアノ教師だった母親に育てられることに。そのときすでに彼は天才だと評判を得ていたわけですから、母親が才能ある子どもを売り出そうと考えたとしても不思議ではありません。が、彼女はそうせず、実直に普通の学校教育を受けさせたのだそうです。子どもを飯の種にするような親はいつの時代にもいるものですけれど、これは人として、とても正しい判断だったといえるのではないでしょうか?

ともあれ17歳でブタペスト王立音楽院に入学したバルトークはこの時期、ジプシー(ロマ)音楽をベースとした「ハンガリー舞曲」などを作曲していたブラームスに感化され、自身もハンガリーの伝統を踏まえた音楽をつくることを決意。これを機会に、民俗音楽の収集意欲を高めていきます。

なお、民俗音楽を辞書で引くと“Folk Music”と書かれていることに気づくはずですが、それはいわゆる民族音楽(Ethnic Music)とは別もの。あくまでその地の人々の生活に根ざした、そして口頭伝承された土着性の高い音楽だということです。つまりそうした音楽に惹かれたバルトークは、ハンガリーの農村地域を訪ね歩き、各地域の人々が守ってきた音楽を自分の耳で聴いて楽譜に落とし込んでいったわけです。

当初は東ヨーロッパの民俗音楽を収集の対象としていたものの、やがてアフリカのアルジェリアにまで足を運ぶようになったというのですから、ハマりはじめたら止まらないタイプだったのかも。どこかマニアックなレコード・コレクターなどにも通じる部分はありますし、そう考えると、なんとなく親近感が湧いてきませんか?

やがて彼は、そうやってこつこつと集めた民俗音楽の要素を散りばめ、独自性の高い楽曲を生み出し続けることになっていくのです。結果的には民俗音楽学の祖として評価されることになるわけですが、充分に納得できる話ではあります。

ですから彼の音楽は決してキャッチーなものではなく、どちらかといえば聴く人を限定するようなタイプかもしれません。ただ、どの作品からも垣間見える独特のグルーヴ感はやはり魅力的で、一度好きになったらなかなか抜け出せないような(いい意味での)中毒性があるのです。少なくとも、個人的にはバルトークの音楽をそう解釈しています。

さて、そんなバルトークは1940年10月30日、ナチス・ドイツから逃れるべくアメリカに移ります。ただ、この時期にはストラヴィンスキー、シェーンベルクら多くの音楽家がアメリカに移住し、才能を活かせる環境を手にしていたのですが、彼だけはなかなかチャンスに恵まれなかったのだとか。

人づきあいが悪く頑固だったため、うまく時流に乗れなかったことが原因のようですが、やがて白血病に蝕まれることにもなってしまいます。しかしそんな彼の窮状を見た同国の友人たちがASCAP(アメリカ作曲家協会)に働きかけて療養ができるような環境を提供し、さらには病床を見舞ったボストン交響楽団の音楽監督だったクーセヴィツキーが作曲を依頼。

当初は申し出を断ったものの、最終的にこれを受け入れたバルトークは驚くほどの速さで仕上げたのでした。2か月足らずで完成させたというのですからまさに驚異的ですが、ともあれこうして誕生したのが、彼の代表曲のひとつである『オーケストラのための協奏曲』。約1年後の1944年12月1日にボストン交響楽団の公演でクーセヴィツキーの式によって行われた初演も大成功を収めたそうです。

かくして最終的には経済的にも精神的にも持ちなおし、充実した晩年を送れることに。しかし、その翌年の1945年9月26日には、とうとうニューヨークの病院で息を引き取ってしまったのでした。享年46だと聞くと「若すぎるなぁ」と思わずにはいられませんが、民俗音楽研究家としての実績も、そこから生まれた数々の楽曲も、いまなお色褪せてはいないと思います。




『ハイレゾで楽しむ「民族音楽研究の父」バルトーク・ベーラの世界』
Houston Symphony Orchestra, Leopold Stokowski




◆バックナンバー
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【12/25更新】『Bizet: Carmen』Sir Simon Rattle, Berliner Philharmoniker, Chor des Deutschen Staatsoper, Jonas Kaufmann, Magdalena Kozena
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【10/30更新】『シューベルト:冬の旅 【ORT】』ヘルマン・プライ
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【8/28更新】『R.シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》』ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, カール・ベーム, ゲルハルト・ヘッツェル
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【5/1更新】『Maurico Kagel: Ludwig Van』Mauricio Kagel
指揮者が倒れて痙攣する曲がある→マウリツィオ・カーゲル「フィナーレ」

【3/27更新】『ベートーヴェン: 交響曲 第5番、シベリウス: 交響曲 第2番』ジョージ・セル, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
浮浪者に間違えられ逮捕された作曲家がいる→ベートーヴェン

【2/28更新】『チャイコフスキー:《くるみ割り人形》、《眠りの森の美女》組曲』パリ管弦楽団, 小澤征爾
性的嗜好に翻弄された作曲家がいる→ピョートル・チャイコフスキー

【1/31更新】『ヴィヴァルディ:四季』イ・ムジチ合奏団, フェリックス・アーヨ
敏腕DJ以上に仕事が速かった作曲家がいる→アントニオ・ヴィヴァルディ

【12/27更新】『ベートーヴェン: 交響曲全集』ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ヘルベルト・フォン・カラヤン
当初、タイトルがものすごく長かった名曲がある→ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン『交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付き」』

【11/29更新】『バッハ・カレイドスコープ』ヴィキングル・オラフソン
いち早く少子高齢化対策をした作曲家がいる→ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

【11/1更新】『ショスタコーヴィチ:交響曲第10番&第11番 (96kHz/24bit)』スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ, 読売日本交響楽団
呪いをはねのけた作曲家がいる→ドミートリイ・ショスタコーヴィチ

【9/27更新】『ブルックナー:交響曲 第6番』上岡敏之, 新日本フィルハーモニー交響楽団
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【8/30更新】『世界の愛唱歌ベスト』V.A.
38セントしか遺産を残さなかった作曲家がいる→リストスティーブン・フォスター

【7/26更新】『レーガー: オルガン作品集 第14集 5つのやさしい前奏曲とフーガ/52のやさしいコラール 前奏曲』ジョセフ・スティル
食欲で身を滅ぼした(かもしれない)作曲家がいる→マックス・レーガー

【6/28更新】『R.シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》、他』ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
家庭の事情を仕事に持ち込んだ作曲家がいる→リヒャルト・シュトラウス

【5/31更新】『Khachaturian: Suites from Spartacus and Gayane / Ravel: Daphnes et Chloe 』St Petersburg Philharmonic Orchestra, Yuri Temirkanov
突貫工事でつくられた名曲がある→ハチャトゥリアン「剣の舞」

【4/26更新】『ブルックナー:交響曲 第8番 (ハース版) 』朝比奈隆, 大阪フィルハーモニー交響楽団
実の息子に対抗意識を持った指揮者がいる→朝比奈隆

【3/28更新】『Satie: Vexations (840 Times)』Alessandro Deljavan
最後まで演奏するのに18時間かかる曲がある→サティ「ヴェクサシオン」

【3/19更新】『Debussy: Piano Works, Vol. 2 - Estampes, Children's Corner, Pour le piano & Other Pieces』Jacopo Salvatori
偏屈で嫌われていた作曲家がいる→ドビュッシー

【3/12更新】『リスト:《巡礼の年》全曲』ラザール・ベルマン
他人の曲を借用しまくって自分のスキルを自慢した作曲家がいる→リスト

【3/5更新】『Rossini:Overtures/ロッシーニ序曲集』アントニオ・パッパーノ指揮、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
誰よりも早く「働き方改革」を実践した作曲家がいる→ロッシーニ

【2/26更新】 『Kagel: Chorbuch - Les inventions d'Adolphe sax』マウリシオ・カーゲル指揮、オランダ室内合唱団、ラシェール・サクソフォン・カルテット
ティンパニ奏者が自爆する曲がある→カーゲル「ティンパニとオーケストラのための協奏曲」

【2/19更新】『Haydn: The Creation』ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フリッツ・ヴンダーリヒ
妻への恨みを曲にした作曲家がいる→ハイドン「4分33秒」

【2/12更新】『Cage: Works for 2 Keyboards, Vol. 2』Xenia Pestova, Pascal Meyer, Remy Franck, Jarek Frankowski, Bastien Gilson
4分33秒、無音の曲がある→ジョン・ケージ「4分33秒」

【2/5更新】『ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番(弦楽合奏版)&序曲集』ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, レナード・バーンスタイン
コーヒーに異常な執着を見せた作曲家がいる→ベートーヴェン

【1/29更新】『プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』(演奏会形式)』アンドレア・バッティストーニ, 東京フィルハーモニー交響楽団
たばこ好きが高じて犯罪の域に足を踏み入れた作曲家がいる→プッチーニ

【1/22更新】『ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》 【ORT】』ヴァーツラフ・ノイマン指揮, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
「鉄オタ」だった作曲家がいる→ドヴォルザーク

【1/16更新】『モリエールのオペラ~ジャン=バティスト・リュリの劇場音楽』ジェローム・コレア&レ・パラダン
床を足で叩いて命を落とした作曲家がいる→リュリ

【1/9更新】『モーツァルト:レクイエム』ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ヘルベルト・フォン・カラヤン
お尻をなめることを要求した作曲家がいる→モーツァルト

【新連載】『エリック・サティ:新・ピアノ作品集』高橋悠治
ふざけた曲名の楽曲をたくさん残した作曲家がいる→エリック・サティ

 



印南敦史 プロフィール

印南敦史(いんなみ・あつし)
作家、書評家。
1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー[日本版]」で書評を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。その後、ほかのウェブサイト「ニューズウィーク日本版」「東洋経済オンライン」「サライ.jp」「マイナビニュース」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『遅読家のための読書術 情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(PHP文庫)、『書評の仕事』(ワニブックスPLUS新書)、『読書する家族のつくりかた』『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』(星海社新書)、『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』(大和書房)、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)など。

◆ブログ「印南敦史の、おもに立ち食いそば」
◆連載「印南敦史の 名盤はハイレゾで聴く」

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