NEW WAVE―絢爛の80's― 期間限定10%ポイントアップキャンペーン

2022/04/01

ニュー・ウェイヴと呼ばれたアーティストの多くはポップ・アーティストに変容していった。百花繚乱、豪華絢爛の80'sの一翼は彼らによって担われた。シンセサイザーの普及に加え、CD発売開始、MIDI規格化など現在に繋がるデジタル環境が整備され始め、音楽的にはジャンル横断・クロスオーバーが当たり前になり、様々なジャンルが乱立した。多くの英国出身アーティストが米国で成功を収め、"第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン"と呼ばれた。メイン・ストリームでアッパーでポップな音楽が多く鳴らされる全世界的な躁状態の中、いよいよそのバトンは次の時代の音楽に渡されようとしていた。ニュー・オーダーのバーニーは、"ハウス・ミュージックの起源はイビサではなく、イギリスにあると確信している"と自伝に記したが、事実シカゴ・ハウスやデトロイト・テクノのDJがデペッシュ・モードなどからの影響を公言した。またバーニー達の経営するクラブ・ハシエンダもアシッド・ハウス/マッドチェスターの起点となった。パンクの精神はニュー・ウェイヴを経て90年代のグランジに、アヴァンギャルドな実験性はオルタナティヴ・ロックに引き継がれた。後にネオアコと呼ばれたアーティストの音楽は日本の渋谷系にも影響を与えた。


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e-onkyo musicでは、70年代末から80年代に洋楽シーンを盛り上げたニュー・ウェイヴを大特集!
好評につき期間延長!この機会にぜひ数々の名盤に触れてみてください。

文◎e-onkyo music





NEW WAVE―絢爛の80's― 期間限定10%ポイントアップキャンペーン


本企画掲載の29作品(31品番)を期間限定ポイントアップ!対象アイテムをアルバム購入もれなく10%*にポイントアップいたします。是非この機会にハイレゾでお楽しみください!

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期間:2022年4月1日(金)~ 2022年5月31日(火)23:59:59まで
対象アイテム:このページでご紹介の29作品(31品番) →作品一覧ページはこちら
※アルバム購入のみ対象です。予めご了承ください。







1982

CDプレーヤー、CDソフトが発売開始。世界初の商業用CDはビリー・ジョエルの『52nd Street』。
英ファクトリー・レーベルの伝説のクラブ「ハシエンダ」がオープン。


『Speaking in Tongues』
Talking Heads

ブライアン・イーノのプロデュースを離れ1stアルバム以来のセルフ・プロデュースで制作された5thは、ほどよく肩の力が抜けたポップな仕上がりに。冒頭の「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」はシングル・カットされ初のビルボード・トップ10入りを果たした。本作のツアーは『羊たちの沈黙』で有名なジョナサン・デミによって『ストップ・メイキング・センス』のタイトルでドキュメンタリー映画化された。こちらは2021年に公開されたデイヴィッド・バーンの『アメリカン・ユートピア』の原点と言えるかもしれない。



1983

MIDI規格「MIDI1.0詳細仕様」が正式に制定。
アラン・マッギーがクリエイション・レコーズを設立。



『シンクロニシティー』
The Police

破格の成功を収めた5th。英米などで首位を獲得、米ビルボードではなんと17週連続首位をキープした。有名な「見つめていたい」のイメージだけでアルバムを購入した人はA面の実験的でソリッドなバンド・サウンドに驚いたのではないだろうか。「見つめていたい」で聴くことのできるディレイ・ギターは他の曲でも多用されており、空間的に深みのあるアレンジを楽しめるアルバムに仕上がっている。しっとりと聴かせるB面はその後のスティングのソロ活動を予告しているかのよう。本作リリース後メンバー間の不仲によりポリスは活動停止、スティングはソロ・アーティストとしてスターダムを駆け上がっていくことになる。



『Power Corruption and Lies』
New Order


歴史的な名曲「Blue Monday」を経て制作された2nd。シーケンサーやシンセサイザーを全面的に導入しバンド・サウンドとダンス・ビートを融合させた名作。フッキ―の歌うような独特なベースなどはEDMに慣れた耳で聴くとなんともアナログで人間的なサウンドだ。邦題は『権力の美学』。


『Porcupine』
Echo & The Bunnymen

アッパーなシングル「The Cutter」「Back of Love」で幕を開ける、ファンから人気の高い3rd。性急なリズムの上で舞い踊るインドのシャンカールのヴァイオリン演奏が、アイスランドで撮影されたというジャケットや"やまあらし"というタイトルと相まって独特な異国情緒を醸している。



1984

TM NETWORKがデビュー。1stシングル「金曜日のライオン (Take it to the lucky)」、1stアルバム『RAINBOW RAINBOW』を同時リリース。


『Heartbeat City (Expanded Edition)』
The Cars

これぞ80's!前作までの音楽的実験を経て辿り着いたのは底なしに明るいポップ・ミュージックだった。デビューから順風満帆だったバンドが更なる飛躍を遂げた大ヒット作。前作『Shake It Up 』に欠けていたグルーヴが「Drive」のようなバラード曲でも感じられるのが素晴らしい。「Magic」「You Might Think」「Hello Again」といった多数のヒット曲を収録。本作まで華々しい成功を収めたザ・カーズだったが、3年のインターバルを経てリリースされた次作『Door To Door』はヒットせず、ほどなくしてバンドは解散を迎える。


『カフェ・ブリュ』
The Style Council

他のジャンルの要素を取り入れるロック・バンドは多かったが、そのジャンルに"なりきってしまう"バンドは稀だった。バンド結成時ポール・ウェラーはまだ25歳。これは若さのなせる業だったのかもしれない。ジャズ、ソウル、ボサノヴァ、R&B、ラテンなど様々なジャンルを洋服のように着こなすファッション・ショー的名盤。


『The Smiths』
The Smiths

ニューヨーク・ドールズのファンクラブ会報誌を発行していたモリッシーにマーが声を掛けザ・スミスは生まれた。軽快なリズムと美しいアルペジオに乗せて独特の歌唱法で鮮やかに労働階級の絶望的な詩が歌い上げられる。それまで単発契約しかしてこなかった"ラフ・トレード"は彼らと初の長期契約を結ぶことになる。



『Ocean Rain』
Echo & The Bunnymen


テンションの高かった前作から一転、ストリングスをフィーチャーしたアコースティックな編成で落ち着いた演奏を聴かせる4th。楽曲単位で最も有名な「The Killing Moon」ほか人気シングル「Silver」「Seven Seas」を収録。米ビルボードで初のトップ100入り。本作リリース後初の日本ツアーを敢行した。


『Swoon』
Prefab Sprout



ニュー・ウェイヴ期の名ソング・ライターとして高い評価を受けるプリファブ・スプラウトのパディだが、この時期は転調を多用して相当にひねくれた曲を書いていた。後のポップ路線の大ヒットがなければ彼らはネオアコ・バンドとして認識されていたかもしれない。エルヴィス・コステロにも高い評価を受けたと言われるデビュー作。


『The Strange Idols Pattern and Other Short Stories』
Felt


朴訥としたギターとボソボソ声のボーカルが特徴的なフェルトはネオアコの代表的なバンドのひとつ。"ネオアコ"は和製英語で日本独自のもの。アズテック・カメラやオレンジ・ジュースらと共にフェルトもこの国では特殊な形で受容された。ちなみにフェルト解散後に中心人物のローレンスは「デニム」を結成した。






ニュー・ロマンティックの旗手として人気を博したデペッシュ・モード。現在日本での人気が落ち着いているので少しイメージしづらいが、海外では現在でもスタジアム・バンドとしての地位を維持している。前述の通りシカゴ・ハウスやデトロイト・テクノにも影響を与えた。e-onkyo musicでは2017年の最新作『Spirit』などを配信中。




ニュー・ロマンティックの火付け役であるデュラン・デュラン。84年のシングル「The Reflex」は英米など多くの国で首位を記録した。日本での人気も高く、テレビ番組「夜のヒットスタジオ」に出演したり89年には東京ドーム公演を行っている。e-onkyo musicでは14th『Paper Gods』を配信中。




ゴスのカリスマ、ロバート・スミス率いるザ・キュアーは、他のニュー・ウェイヴ・バンドの多くが失速していった80年代後半から人気を伸ばし、そのままオルタナの重鎮のような存在に。現在でもトップ・クラスの人気と実力を誇り、日本でもフジロックに3度出演している。ザ・キュアーやバウハウス、ポジパン御三家などのバンドは日本のヴィジュアル系にも直接的な影響を与えた。



1985



『Low-Life』
New Order

ポップなダンス・トラックはシングルでリリースされ、オリジナル・アルバムには未収録なことが多かったニュー・オーダーだが、本作にはアッパーなシングル「The Perfect Kiss」「Sub-culture」が収録されている。他の曲もアルバムとしては珍しく陽性のオーラに満ちており、『Low-Life』というタイトルとは裏腹に、ポップなサウンドを楽しむことができる。バンド・サウンドとダンス・ビートのバランスも絶妙。なおキャリアを通して唯一メンバーがジャケットに登場した作品であるが、表紙に選ばれたのはなぜか(?)ドラマーのスティーヴン・モリスであった。


『Steve McQueen』
Prefab Sprout

前作で聴くことのできた小気味良いカッティング・ギターや瑞々しい雰囲気はそのままに、プロデューサー、トーマス・ドルビーにより多用な楽器のアレンジと適切な音処理が与えられた。パディも普遍的なメロディを作曲するようになり、誰からも愛されるアルバムがここに完成した。ジャケットやタイトルも含めてすべてが美しい名盤。


『Songs to Learn & Sing』
Echo & The Bunnymen


1980年の「Rescure」から1985年の「Bring On the Dancing Horses」までのシングルをまとめたコンピ盤。ここまで順調にキャリアを重ねてきた彼らだが、困難を極めた次作『Echo & The Bunnymen』リリース後、主要人物イアンが脱退、そしてドラマーのデ・フレイタスの突然の死という悲劇に直面する。


『Meat Is Murder』
The Smiths


初のUKシングル・チャート・トップ10に食い込んだシングル曲「Heaven Knows I'm Miserable Now」など美しくキャッチーな楽曲はオリジナル・アルバムには収録させずコンピ盤『Hatful of Hollow』に収録させた。2ndの本作は政治的なメッセージを込めた楽曲が多く選ばれそれに相応しいタイトルとジャケットが与えられた。




1986 - 1988



『The Queen Is Dead (2017 Master)』
The Smiths

1986年作。"ヴェルヴェット・アンダーグラウンドをカヴァーするザ・ストゥージズをザ・スミスがカヴァーしているイメージ"で作られたという、ザ・スミス史上最もグルーヴィな表題曲で幕を開ける3rd。全体のトーンは暗いが、洗練された起伏のあるアレンジと、ユーモアに満ちた歌詞は香り立つような魅力がある。ストリングスなどギター以外の音要素が加わるようになった作品でありながらエネルギッシュなバンドとしての魅力に満ちている。ザ・スミスをロック・バンドの側面で捉えるなら間違いなく本作が最高傑作。


『Strangeways Here We Come』
The Smiths


1987年作。モリッシーとマーの関係悪化により本作リリース前に解散が発表された。前作以上に多様な楽器が使われるようになり、一部の楽曲ではドラム・マシンさえ使用された。メンバーは本作をザ・スミスの一番の成果であると発言している。なおマーはバンド解散後数々プロジェクトに参加、人気映画音楽作曲家のハンス・ジマーと共演するに至っている。


『Brotherhood』
New Order



1986年作。比較的ロック色の強い4th。前作『Low-Life』に続き商業的な成功を収めた。シングルカットされた「Bizarre Love Triangle」も米ダンス・チャートでヒットした。「Blue Monday」から本作まではニューヨークのクラブから受けた影響が大きかったが、次作『Technique』では更なる刺激を求めてイビサで制作されることになる。


『From Langley Park to Memphis』
Prefab Sprout


1988年作。「フレンズ」のようなジャケットも衝撃だが、良くも悪くも"あまりにも80's"な「The King of Rock 'N' Roll」のアレンジに度肝を抜かれる。しかしよく聴けば前作同様のスウィートなメロディが健在。ポップ・アーティストに進化したプリファブの3rdにはなんとスティーヴィー・ワンダーとピート・タウンゼントがゲスト参加。






ベン・ワットはトレイシー・ソーンと共に男女ユニットEBTGを結成、アコースティックを基調にしたジャズ&ボサ・ノヴァ風なポップスで人気を博した。彼らは所謂ネオアコ的な作風から次第にゴージャスなポップスに進化。AORを通り越して、最終的にドラムン・ベースに辿り着いた。「ドラムン・ベースは90年代のボサノヴァ」というベンの発言は興味深い。近年はEBTGとは趣の異なるロック寄りのソロ・アルバムをリリースしている。




『The Tipping Point』
Tears For Fears

1st『The Hurting』で既に洗練されたポップスを作り上げたティアーズ・フォー・フィアーズはその後のシングル「Shout」「Everybody Wants to Rule the World」で全米1位に。成功の後、紆余曲折と若干の音楽性の変化を経ながらも活動は継続。2022年には新作『The Tipping Point』をリリースした。


『Protest Songs 1924 – 2012』
THE SPECIALS


スペシャルズやマッドネスはスカ・バンドだがニュー・ウェイヴの文脈でも語られることがある。そこが「何でもあり」のニュー・ウェイヴ・ムーヴメントの面白いところ。e-onkyo musicではザ・ステイプルズ・シンガーズなどをカバーしたプロテスト・ソング集『Protest Songs 1924 – 2012』を配信中。


『STUMM433』
V.A.


デペッシュ・モードも過去に在籍していたMUTEレーベルの設立40周年記念に企画された、ジョン・ケージの「4分33秒」を、総勢50組以上のアーティストが"演奏"したという強烈な内容のコンピ盤。ニュー・オーダーやワイヤー、ア・サートゥン・レシオなどニュー・ウェイヴ重要アーティストが多数参加して独自の解釈を披露している。





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