マイスター・ミュージックのハイスペック録音コンピレーション「ワン・ポイント リアル・ハイレゾ」に最新作が登場

2022/03/25

録音、音響技術に於けるドイツの国家資格「ディプロム・トーンマイスター」の日本人初の称号を持つ平井義也氏が主宰するクラシック・レーベル「マイスター・ミュージック」。同レーベルの超人気コンピレーションシリーズ「ワン・ポイント リアル・ハイレゾ」に最新作が登場。「ワン・ポイント リアル・ハイレゾ384KHz 2022」のタイトル通り、超ハイスペック録音となる384kHz/24bitにて録音された珠玉の楽曲全12曲がお求めやすい価格でダウンロードいただけます。

 

★ハイレゾの最大の特徴である「倍音」を
DXD384kHzのワンポイント録音で収録
ワン・ポイント リアル・ハイレゾ384KHz 2022
ヴァリアス・アーティスト

◆ ハイ・レゾの最大の特徴である「倍音」を自然な状態で録らえることの出来るワン・ポイント・レコーディングによ る、Hi-Res「DXD384KHz」の音源よりクラシックの名曲をセレクト。
◆ マイクロ・フォンは世界に数十ペアしかない、真空管と特殊な銅を使用したオール・ハンド・メイドの「ゲアール・ マイク(周波数帯域:8Hz-200KHz)」を使用。
◆ チェロの無伴奏から、合唱付きのオーケストラまで、個々のキャラクター際立つ様々な響きが楽しめる。
◆音楽専用ホールでの伸びやかなサウンドは、最初に、楽器本来のしっとりとした落ち着いた響きを感じ、 やがて聴き込む程に(ハイレゾの聴感に慣れて来ると)、更なる響きの奥行きと演奏家の細やかな表現な ど、リアルさを体感できます。



ハイレゾ384kHzレコーディングについて




 ハイレゾ384KHzの音質は、以前のスペックとは比べ物にならないくらいクリアで、深い音も再現出来る素晴らしいものです。弦楽器は300年も前に作られたものも多いのですが、その音の深みや濃さをレコーディングするのはとても難しい事でした。
 この384KHzで録音するようになって、自分が出したい音をそのままを録ってもらえるようになり、とても満足しています。倍音が多く、豊かでクリアな響きを是非お楽しみ頂きたいと思います。

川田知子




超高性能マイク「ゲアールマイク」を用いたワンポイント録音


超高帯域の音まで収録されることで知られる希少なスウェーデン製のマイク「デトリック・デ・ゲアール」で捉えられた、繊細かつ臨場感溢れるサウンドがレーベルの最大の特徴でもあったマイスターミュージック。ここでは、レーベルオーナーにしてレコーディングも手掛けるトーンマイスター、平井義也氏に「384kHz/24bit」というスペックと「デトリック・デ・ゲアール」マイクがどのようにサウンドに作用するかを解説頂いた。
※2019年掲載の記事を元に編集掲載しております。



 ヴァイオリンやピアノといった楽器から発せられた「音」は、演奏空間に響くことで「音楽」へと変化し、聴衆の耳に届きます。
 マイスター・ミュージックでは、楽器本来のアコースティックな響きを録えるために、理想の演奏空間である音楽専用ホールでの、倍音を含むホール・トーンを重視した録音を行っています。
「楽器本来の響き」と一口に言っても弦楽器、管楽器、打楽器などそれらは多種多様で、音の指向性や広がりは、それぞれの楽器の周波数帯域の違いによって、変化します。  チェロを例にとってみましょう。図1&2をご覧下さい。(こちらは、私がドイツ・デトモルト音楽大学トーンマイスター課で学んだ際のテキスト「Akustik und musikalische Auffuhrungspraxis / Jurgen Meyer 著」からの引用です)
 これらは空間における、チェロの周波数帯域の違いによる垂直面と水平面での音の指向を図で表しています。

 

 垂直面の音の指向(図1)は、200Hzでは前方、250Hzでは後方へ、そして2000?5000Hz(ハーモニクス)では2方向へ分かれているのが分かります。

 水平面の音の指向(図2)も周波数帯により、それぞれ指向が変化しています。  チェロという楽器一つをとっても周波数(音の高低)が変わると音が響く方向に違いがでることが分かります。楽器の種類が変われば、仮に周波数帯域が同じであっても、違った指向を示します。
 更に、アンサンブルやオーケストラといった多種の編成では、個々の楽器の音が干渉し合いヴァリエーションに富んだ音場となって行きます。
 歴代の作曲家は楽器の特性や編成、調性など様々な条件を組み合わせ、最終的な音の響きを考慮にいれた上で、作品を完成させたことでしょう。そして演奏家は、楽器の響き(響かせ方)に細心の注意を払いながら、緻密にコントロールされた高いテクニックで演奏を練り上げていきます。
 さらに、その練り上げられた音楽とホール・トーンを計算にいれてのレコーディングは大変難しく、責任は重大です。ハイレゾの最大の特徴でもあり、響きの重要なファクターとなる「倍音」をもっとも理想的な状態で録えるために、私たちは、高感度の音楽専用マイクロフォンによるワンポイントでのレコーディングを採用しています。セッション毎に、楽器と編成の音響特性、作品の「作曲された時代」や「調性」などの要素を鑑みて機材のセッティングを行い、マイクロフォンの最適と思われる指向を選びます。
 「エテルナ・ムジカ(永遠の音楽)」という名を冠したマイクロフォンがあります。スウェーデンの特殊な銅を使用した、デトリック・デ・ゲアール氏による真空管ハンドメイド・マイクロフォンです。最大周波数帯域は8Hz ~ 200KHz、指向性も単一指向、無指向、双指向と自由に変えることが出来る、世界に類を見ない大変優れたマイクロフォンです。ハイレゾ384KHz(1チャンネルが192KHz、左右併せて384KHz)の帯域をカバーするに充分なスペックを有する数少ないマイクロフォンでもあります。

 

 私たちは、20年来このマイクロフォンを使用してレコーディング・セッションを行なってきました。CDやストリーミングではダウン・サンプリングしてのリリースですので、このハイレゾ配信は、オリジナル音源384KHzをリスナーに届けることの出来る最適で現在唯一のシステムと言えます。以前は192KHzでの配信にとどまっていましたが、編集機器などのスペックが更に前進したため、2019年に満を持して384KHzでの配信をリリースしました。
 情報量が多いため、編集もより精緻な作業が必要となり、時間だけでも従来の3倍程を要しました。
 楽器の音のなめらかな質感、倍音が醸し出す奥行きある音場感は、192KHzと比べてもその違いが感じられることでしょう。今まででは聴こえてこなかった、演奏家の繊細な表現や響きの艶やかなうつろい、さらには音楽の一部としての息づかいまでもが感じられるリアルで立体感のあるサウンドは、まさに音楽ホールにおける特等席。
 
「音楽の世界を、更に一歩踏み込んで楽しむ」

 ハイレゾ384KHzがその一助となれば幸いです。

平井義也(トーンマイスター&プロデューサー)




◆トーンマイスター(Tonmeister)とは

ドイツ国家資格

ヨーロッパでは主にオペラハウス、放送局、レコード会社に在籍し、現場において「音楽」と「音響」の最終決定を行う。

「音楽・演奏」と「音響・録音技術」双方におけるハイレベルでの知識が要求されるため、1946 年、初のトーンマイスター養成の研究所( 現在のErich-Thienhaus-Institut )がドイツのデトモルトに設けられた。

ここでは、芸術(ピアノ及びその他の楽器演奏、音楽学、和声楽、作曲法、音楽史、等)と技術(音響工学、電子工学)が必修科目となっている。同時に、ドイツグラムフォンといったレコード会社や西ドイツ放送などの放送局において研修を積まなければならない。



【ワン・ポイント リアル・ハイレゾ シリーズ一覧】







 

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