結城アイラ15Thシングル『A Promise』リリース記念スペシャルインタヴュー公開!

2021/11/10

以前より、768kHz/32bitという超弩級のハイスペックレコーディングに挑むなど名実ともにハイレゾ界を牽引する圧倒的な存在感を放つ結城アイラ。4年ぶりのシングルであった前作『Blessing』に続いてリリースされた15thシングル『A Promise』は、TVアニメ「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」のED主題歌「A Promise」と、ディア(CV.上田麗奈)の歌唱による「A Promise (ディアVer.)」も収録。そしてもう1つのカップリング曲として「Awkward love」も収録された、シングルでありながら非常に聴きごたえのある内容となっている。今回幸運にも結城アイラへのインタヴューが実現!収録曲それぞれへの想いを伺った。

◎取材・文:工藤寛顕 / だいせんせい
 写真(文中):e-onkyo music


――まずは、表題曲「A Promise」の簡単なご紹介をお願いいたします。

今回の「A Promise」は、月を見上げて大切な人を想っているような、ちょっと切なくも温かいラブソングとなっております。

――こちらの楽曲はTVアニメ「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」のED主題歌となっておりますが、原作からはどのような印象を受けましたか?

ちょっと不穏な感じの「どんなことが起きるんだろう?」というタイトルですけど、主人公が前世では知らなかった感情を学んでいくような、けっこう温かい部分も描かれている作品なんです。

OP曲ではメインのカッコいい世界観を描いてくれると思ったので、ED曲ではこの作品の温かさや愛情を描いた部分を表現してみたいと思いました。

――作品の世界観があったからこそ生まれたラブソングなんですね。

今作のヒロインであるディアちゃんのエピソードや気持ちに寄り添っている歌詞もたくさんあって、物語が進んでいくごとにリンクした部分を感じていただけると思います。そういったところもぜひチェックしていただけたら嬉しいです。

――今回のシングルには、ディア(CV.上田麗奈)が歌唱する「A Promise (ディアVer.)」も収録されています。

実は元々、ディアちゃんバージョンが制作される予定は無かったんです!

ただ、私が歌うと普通に大人の女性が歌っているラブソングに聴こえるんですけど、楽曲自体はどんな年齢でも歌えるような、年齢感をあまり感じさせないストレートでピュアな部分も見えるようにしたいと思いながら制作しました。

そうして出来上がった楽曲をスタッフの皆さんと聴いているうちに、「ディアちゃんにもリンクしている楽曲だから、ぜひ本人にも歌ってもらおう!」ということが実現しました。


――それは驚きですね! そんな「A Promise (ディアVer.)」は原曲とはまた違った雰囲気が感じられますが、結城さん自身はどのような印象を受けましたか?

実際にレコーディングも見学させていただいたんですけど、上田麗奈さんの表現力が本当に素晴らしくて!
この楽曲にリンクするあたりのディアちゃんは、まだ幼い女の子なので、声の表現も高くて幼い感じで演じなければいけないキャラクターなのですが、この曲はすごくキーが低いんです。なので「ディアちゃんのキーに合わせられなくてごめん……!」って思っていたりもしたんですけど(笑)。それでもすごく表現豊かに、低い音なのに可愛らしい声で歌ってくださって。やはりプロだな、と感じましたね。



――なるほど。元々歌われることが想定されていないと、そういうこともあるわけですね。

そうなんです。私のキーで制作してしまっていたので上田さんも大変だったと思いますが、この曲を聴いた時に「すごく好きです!」と言ってくださって、笑顔で歌っていただけたので、良かったなと(笑)。ひと安心しました。

――「A Promise」は英語バージョンである「A Promise (English Ver.)」の配信も予定されておりますが、こちらはどのような経緯で制作されたのでしょうか?

以前に「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」という作品で「Violet Snow」という全編英語詞の楽曲を歌わせていただいてから、元々洋楽が好きなこともあって、英語詞での歌唱を色々試してみたいな、と思っていました。

そんな中、今年の4月にTVアニメ「聖女の魔力は万能です」という作品でOP主題歌を担当させていただいたんですけど、その際に「Blessing (English Ver.)」と「Pray」という楽曲を英語で歌わせていただいたんです。

そうした経緯で英語バージョンの楽曲を歌うことができたので、せっかくならシリーズ化したい!(笑)という気持ちで、今回も作らせていただきました。

――英語バージョンの歌詞の内容は、基本的には原曲と共通していながらも、より細やかに描かれている印象を受けました。

日本語の歌詞って想像の余地がたくさんあるのが特徴的だと思うのですが、それを英語圏の方に聴いていただくと、「ちょっとわかりづらい」と感じられることもあるみたいなんです。

せっかく英語バージョンを制作するなら、もっと英語圏の方々にもわかりやすい表現ができたら、より好きになっていただけたり、歌っていただけたりする場面もあるのかな、という思いもあって。日本語では書ききれなかった部分をさらに英語で足しているようなイメージです。

――英語バージョンならではのアプローチですね。しかし、全編英語詞の制作は簡単ではないのでは……?

英語訳詞については、シンガーソングライターのJoelleさんにお願いしています。

元々は梶浦由記さんのライブでご一緒したことがきっかけで交流があって、Joelleさんはハーフの方で英語がお得意ということもあり、作詞の際に英語でわからない部分を質問するような仲でした。

シンガーソングライターとして英語の音の乗せ方のセンスも抜群なので、歌詞の英訳を依頼するならぜひJoelleさんにお願いしたいと思っていて、実際に「Blessing (English Ver.)」を制作する際に依頼させていただきました。

その時に上がってきた歌詞がすごく歌いやすくて、内容としても私が日本語で書いたものをより深く解釈して書いてくださるので、とても素晴らしい仕上がりでした。そこから、今回のシリーズ化にもお付き合いいただいています(笑)。

――カップリング曲の「Awkward love」について、「A Promise」とはうってかわって現代的なモチーフが多く見られる楽曲となっておりますが、こちらはどのようなコンセプトで制作された楽曲でしょうか?

「A Promise」が完成した時に、カップリング曲もラブソング的な要素を入れたいな、そういうシングルにしたいな、と考えていました。「A Promise」は両思いのような感じの内容になったので、カップリングのラブソングでは片思いというか、叶わない恋にしてみたかったんです。

そんな中でスタッフさんと雑談をしていたら、たまたま恋バナになったりして。色々と経験談を聞いているうちに「こういう気持ち、忘れてた……!」という感情が思い出されてきて(笑)。もちろんフィクションも交えているんですけど、恋バナの中で聞いたものをモチーフにして、具体的なストーリー性のあるラブソングになりました。
一人称も「僕」だったり、男性側から見た恋愛観のようなものを書かせていただいたんですけど、タイトルの「Awkward(オークワード)」というのは「ぎこちない」という意味なんです。恋愛をしてみたいんだけど自分の気持ちが言えない、そういう不器用な感じを表現してみました。



――今年は前作「Blessing」に続いて2枚目のシングルとなりますが、その前のシングルは2017年と、4年近く間が空いていました。そうした中での心境の変化などはございましたか?

2017年は、それこそ作詞・作曲をリスタートした頃で、試行錯誤の部分もありました。それから4年過ごす間に、弾き語りの楽曲をリリースさせていただいたり、アルバムを作ったりなどの様々な活動を経て、シンガーソングライターとしてのやりたいことがもっと凝縮されてきたというか、「こういうことをやりたい、作りたい」という思いが固まった中で「Blessing」や「A Promise」が生まれました。

結城アイラとしての筋の通った音楽を見せていきたい、「これが私だよ!」というものをちゃんと打ち出していきたいという思いが、すごく大きく変わっていると思います。

――そうした中で新たに生まれた今回の新曲について、「ぜひハイレゾで聴いてほしい!」という聴きどころがありましたら教えてください。

ボーカルの表情の違いとか、細かなニュアンスまでクッキリ鮮明に聴いていただけると思います。特に英語バージョンは「細かい発音まで意外とちゃんとしてるじゃん」とか(笑)。

あとは、今までの楽曲って全体的にキーが高い曲が多かったんですけど、今回の「A Promise」も「Awkward Love」も割とキーが低めで、私の声の中の低音部分が多く表れていると思います。そうした声質の違いや、低音の声の倍音の響きなども、ぜひハイレゾで楽しんでいただきたいですね。

そして今回はディアちゃんバージョンも収録されていますが、歌唱されている上田さんのワンフレーズごとの声の表情がとっても細かいので、それもハイレゾでさらに鮮明に聴いていただきたいです!

――それでは、最後にe-onkyo musicのリスナーにひとことメッセージをお願いします。

私は以前にもハイレゾにこだわった楽曲(768kHz/32bitで制作された「うた」など)をリリースさせていただいたりと、色々な試みをさせていただいてきました。今後もそういった新たな取り組みができることも目標に、結城アイラとしての音楽性を固めていきたいと思っておりますので、ぜひ今回の曲も含めて、これからの結城アイラを応援していただけたらと思います。よろしくお願いいたします!

――ありがとうございました!


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https://www.lantis.jp/artist/yuukiaira/

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