人気シリーズ、シンフォニック・フィルム・スペクタキュラー最新作は「日本映画音楽の巨匠たち」

2021/09/29

キングレコードの人気シリーズ『シンフォニック・フィルム・スペクタキュラー』。第12作目となる今作は、シリーズ初となる日本映画の音楽集。e-onkyo musicでは、今作の指揮を務めた竹本泰蔵氏へのメールインタヴューに加え、最新作を含むシリーズ12作の期間限定ポイントアップ施策を実施!

文・取材◎原典子/写真◎キングレコード提供


キングレコードが日本フィルハーモニー交響楽団と組んで2003年からリリースを続けている『シンフォニック・フィルム・スペクタキュラー』は、映画音楽を究極のクオリティで届ける人気シリーズ。これまで11作のアルバムをリリースしてきたが、最新作はシリーズ初となる日本映画の音楽集とのことで、より熱い注目を集めそうだ。

斎藤高順『東京物語』(監督:小津安二郎)、佐藤勝『赤ひげ』(監督:黒澤明)、池辺晋一郎『影武者』(監督:黒澤明)、武満徹『乱』(監督:黒澤明)、山本直純『男はつらいよ』(監督:山田洋次)、伊福部昭『ゴジラ』(監督:本多猪四郎/円谷英二)、芥川也寸志『八甲田山』(監督:森谷司郎)など、錚々たる作曲家と監督がタッグを組むことで生み出された名作がずらり。それらは日本の映画史だけでなく、音楽史にとっても重要な作品である。

当シリーズで多くの作品を指揮している映画音楽のスペシャリスト、竹本泰蔵氏にメールでインタビューにお応えいただいた。




★日本の映画音楽を彩った大作曲家たち
竹本泰蔵指揮 日本フィルによる最新録音!

日本映画音楽の巨匠たち シンフォニック・フィルム・スペクタキュラー 12
竹本泰蔵日本フィルハーモニー交響楽団


●古きをたずねて、新しきを知る!これぞ日本映画音楽集の決定盤!
●日本が世界に誇る大作曲家たちによる日本映画音楽の数々を、 最新ハイスペック録音で新録。
●オリジナル・スコアにこだわり、映画作品の世界観を完全再現!
●映画をこよなく愛する指揮者竹本泰蔵と名門日本フィルによる迫真の演奏をお楽しみください。

竹本泰蔵 指揮 日本フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:田野倉雅秋、アコーディオン:大田智美、ギター:松尾俊介、
ピアノ:CHIAKi、藤田崇文、合唱:不気味社、エレクトーン:山崎燿

録音:2021年3月30日、31日 東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパスC301




■竹本泰蔵 スペシャル・インタヴュー


――『シンフォニック・フィルム・スペクタキュラー』シリーズがスタートした当初から深く関わっていらした竹本さんですが、このシリーズの特徴についてお聞かせください。

竹本泰蔵(以下、竹本):音楽的にも見事な映画音楽を、映画が製作されていた時代よりも優れた録音と演奏でお届けしたいという思いから生まれた企画になります。したがって、譜面が残っているものについては、できる限り映画製作時のオリジナル・スコアを使用するようにしました。

――オリジナル・スコアとは、映画音楽においてどの段階のスコアになるのでしょうか?

竹本:映画音楽の作曲は多くの場合、分業で行なわれます。作曲家がピアノの3段譜に書き込んだ楽譜を、オーケストレーターが実際のオーケストラで演奏できる形に仕上げていくのです。当シリーズでは、このオーケストラ・アレンジも含めて、できるだけ本来の姿で演奏しようと心がけています。実際の映画においてはセリフやSEが重なるため、一般的にはその影響を受けにくい、エンドタイトルなどの部分を演奏することが多いのですが、私としては、できる限り映画本編で使われた箇所を調べ上げ、その表現に近づけるようにしています。

――日本を代表する巨匠の作品が並んでいますが、選曲におけるコンセプトをお聞かせください。

竹本:今回は、日本を代表する映画監督とともに仕事をした作曲家の作品を集めています。海外配信も視野に入れ、海外でも好まれている映画の音楽を集めました。とはいえ楽譜が使用できることが前提でしたので、制約は大きかったです。




――映画を愛する竹本さんにとって、今回のアルバムで思い入れの深い曲はありますか?

竹本:今回も、可能な限り収録曲の映画を観て録音に臨みました。個人的には、音楽という観点だけではなく、その演奏、映画のなかでの音響効果なども含め、総合的に『乱』に注目しました。もちろんどの映画もそれぞれ個性的で素晴らしい作品ですので、ほかにも好きな音楽はたくさんあります。

――ロマン派のような音楽があったり、現代音楽があったりと、作曲家によって作風はさまざまですが、映画音楽でしか見られない顔を見ることができるのも面白いと思いました。日本の映画音楽ならではの魅力はどんなところにあると思いますか?

竹本:『ゴジラ』に代表される伊福部作品の、日本人の心に直接響くリズムやサウンドは言うまでもありませんが、それとは対照的に空気感をもって感性に訴えてくる武満作品や、鼻歌のように多くの人々に受け入れられる(山本)直純さんの作品、そして大河ドラマや連続テレビ小説のように胸を打つ芥川作品……。それぞれの作曲家が、さまざまな表現方法でありながらも、日本人の心への入口として、“ドア”ではなく“のれん”のような気さくさを持っていることが、大きな魅力のひとつだと思います。

――解像度の高いサウンドもこのシリーズの大きな魅力です。

竹本:オーケストラの録音にも精通したスタッフの布陣で、最新鋭の機材を持ち込んだと伺っております。2日間で録音を行なったあと、キング関口台スタジオでミキシング作業に臨みました。




――生のオーケストラ演奏と映画上映を融合したコンサートなど、映画音楽に関連したさまざまなプロジェクトを手がける竹本さんですが、今後挑戦してみたいこと、可能性を感じていることがありましたら、お聞かせください。

竹本:映像作品とのコラボをますます追求していきたいと思っているところです。生のオーケストラの楽器編成を考え直してより自由でアクティブなライヴにしたり、お客さまにも参加していただくような楽しい企画を考えたり……。映像の魅力と音楽の魅力が合わさったとき、そこには必ずなんらかの反応や変異が生まれます。その楽しみや喜びを、今後も多くの方々と共有できればと考えています。

――今後のご活動も楽しみにしています! ありがとうございました。



 


<レコーディングシステム> 
・モニターコンソール: STUDER 962
・オーディオインターフェース: MERGING Technologies Horus
・レコーダー: MERGING Technologies Pyramix
・マスタークロック: ANTELOPE AUDIO 10M
・モニタースピーカー: GENELEC 1031A




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期間:2021年9月29日(水)~2021年10月12日(火)23:59:59まで
対象アイテム:このページでご紹介の「シンフォニック・フィルム・スペクタキュラー」シリーズ1~12までの12作品














 

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