【最大38%オフ】山本浩司セレクト ハイレゾで聴きたい「音のよい名盤」洋楽&ジャズ編

2021/09/06

e-onkyo musicの人気企画、オーディオ評論家セレクトによる、オーディオファン必聴のハイレゾ・アルバムをご紹介するコーナーに山本浩司氏が初登場。今回は、世界最大級のカタログを誇る世界3大メジャーレーベルのひとつ「ユニバーサルミュージック」の作品群より、オーディオ的に聴きごたえのある洋楽とジャズをセレクト。山本氏の解説と共にご紹介いたします。初心者から上級者まで、オーディオ好きの皆さまのためのセレクト企画です。


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特集:山本浩司セレクト ハイレゾで聴きたい「音のよい名盤」ユニバーサルミュージック 洋楽&ジャズ編のローンチを記念して、対象アイテムを期間限定プライスオフ!

・対象作品:こちらのページでご紹介の31作品
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■ハイレゾで聴きたい「音のよい名盤」セレクトについて -- 山本浩司


 e-onkyo music の担当者から「ユニバーサルミュージックの洋楽(ロック/ ポップス/ ソウル等)とジャズのハイレゾ音源から、オーディオ評論家の視点でお勧め作品を30タイトル前後を選んでいただいて、原稿を書いてもらえませんか」という依頼が。
 送ってもらった該当リストは、2012年7月から2019年7月までに配信された過去のカタログとのことだが、3,100を超えるタイトルがリストアップされており、その数の多さに少したじろいだワタクシでした。
 そのリストにじっくり目を通し、候補となるハイレゾファイルで手元にないものは新たに入手するなどして厳選し、ユニバーサルミュージックから許諾をもらったのが以下の31タイトルだ。
 むかしから愛聴してきた、または最近よく聴いている作品ばかりだが、オーディオファイルにぜひ聴いてもらいたい音のよいアルバムに絞って選んでみた。
 「音のよいアルバム」というのも、ずいぶんざっくりした言い方だが、まずそのアーティストの魅力がよくわかる音質に仕上がっていることが重要。なおかつ再生するオーディオ機器の質が上がれば上がるほど魅力を放つ作品という観点でセレクトしてみた。
 また、ここで選んだ作品はすべてステレオ・イメージに優れた録音で(1タイトルのみモノーラル収録)、良質なスピーカーを正しくステレオ・セッティングすれば眼前に生々しいサウンド・ステージが出現するはず。その意味ではヘッドフォンよりもスピーカー・リスニングに向いたセレクションと言ってもいいかもしれない。


山本浩司




■山本浩司セレクト ハイレゾで聴きたい「音のよい名盤」


◇◆◇ライヴの名盤◇◆◇




Live At The Regal
B.B. King

 1964年録音。米国シカゴの黒人街にある「リーガル劇場」で収録されたライヴ・アルバム。スムーズで人懐こいヴォーカルとスリリングなギターを聴かせる「モダン・ブルーズの巨人」B.B キングだが、ライヴならではの客席との交歓によって内に秘められた熱情が爆発、一度聴き始めると最後まで聴かないではいられない圧倒的な訴求力がある。とくにこのハイレゾで聴くと客席の女性たちの反応が凄まじく、60年近く前のシカゴにワープした気分に。


At Fillmore East
The Allman Brothers Band

 1971年録音。ロックの名作ライヴとして名高いアルバムだが、ハイレゾ・ファイルを聴くことで、いっそうその魅力が浮き彫りになる。最大の聴きどころはツイン・ギターとツイン・ドラムの絡みで、ハイレゾ再生することでそのディティールを顕微鏡でのぞいたかのような高解像度で楽しむことができる。ラテン・フレーバーがまぶされ、二人のギタリストのモード奏法が炸裂する"In Memory of Elizabeth Reed" は掛け値なしの名演だ。





At The "Golden Circle" Stockholm Vol. 1
The Ornette Coleman Trio

 1965年ブルーノート作品。スウェーデン、ストックホルムのクラブでの収録。ドラムズとベースを従えて、オーネットがイマジネイティヴなアルトサックスを聴かせるトリオ演奏だが、その音の生々しさは途轍もない。少ない数のマイクロフォンで収録されているのだろう、マイクの「かぶり」によってエアーとスペースが見事に捉えられており、ハイレゾ再生することで、クラブ内の空気が瞬間解凍されてリスニングルームに甦る。とくにL チャンネルから聞こえる渦を巻くようなシンバルのリアルな再現は、ハイレゾ再生ならではの醍醐味だ。


At The "Golden Circle" Stockholm Vol. 2
The Ornette Coleman Trio

 1965年ブルーノート作品。スウェーデン、ストックホルムのクラブでの収録。ドラムズとベースを従えて、オーネットがイマジネイティヴなアルトサックスを聴かせるトリオ演奏だが、その音の生々しさは途轍もない。少ない数のマイクロフォンで収録されているのだろう、マイクの「かぶり」によってエアーとスペースが見事に捉えられており、ハイレゾ再生することで、クラブ内の空気が瞬間解凍されてリスニングルームに甦る。とくにL チャンネルから聞こえる渦を巻くようなシンバルのリアルな再現は、ハイレゾ再生ならではの醍醐味だ。(※コメントはVol.1と同内容となります)





◇◆◇ロックのクラシック◇◆◇




Willy And The Poor Boys
Creedence Clearwater Revival

 1969年作品。サンフランシスコのバンドながらアメリカ南部風の泥くさいムードをたたえたロックンロールを聴かせる 4人組の魅力が横溢したアルバム。 2本のギターとドラムズ&ベースの極限的にシンプルな構成で、やっている音楽はアーシーこの上ないのだが、録音はきわめてクリアー、各楽器の音が手でつかめそうな錯覚を抱くほどトランスペアレントだ。ハイレゾで聴くと、スピーカーから唾が飛び出してきそうなほどジョン・フォガティのヴォーカルが生々しく感じられる。


Music From Big Pink[Deluxe Edition/Remixed 2018]
The Band

 1968年作品。アメリカン・ルーツ・ミュージックの愛好家から今なお畏敬の眼差しを向けられるザ・バンドのデビュー作。このハイレゾ・ファイルは50周年を記念してボブ・クリアマウンテンが新たにリミックス& リマスターした2018年版。ところどころ音像配置が変更されているが、ワイドレンジ化とハイダイナミックレンジ化が果たされ、聴き応えが増した。 3人のヴォーカリストの魅力が際立つマスタリングが見事。ハイレゾで聴く深く沈み込むキックとバスタムに驚愕。





スティッキー・フィンガーズ
ザ・ローリング・ストーンズ

 1971年作品。メンバーが設立したローリング・ストーンズ・レコードの第1弾アルバム。アメリカン・ルーツミュージックへの愛が炸裂したすばらしい作品で、グリン・ジョンズ他による録音は楽曲によって音質にバラツキがあるが、総じてストーンズのメンバーが眼前に立ち現れるかのようなリアリティがある。いちばん凄いのは必殺のソウルバラード"I got the Blues"。ハイレゾで聴くと、キースの弾くアルペジオの音の粒子がスタジオ空間を飛翔するイントロと、鮮烈に切れ込んでくる間奏のビリー・プレストンのオルガンに鳥肌が立つこと間違いなし。

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◇◆◇モダン・ジャズの巨人たち◇◆◇




Out To Lunch
Eric Dolphy

 1964年ブルーノート作品。ドルフィーをはじめ20才前後の若いジャズメンたちが元気いっぱいにジャズの可能性を広げようとした名演の数々。このハイレゾ・ファイルは過度なイコライザーやコンプレッサーの弊害がなく、マスターテープそのままを思わせるフレッシュでクリーンなサウンドが楽しめる。『ブルースの真実/ オリバー・ネルソン』と並ぶルディ・ヴァン・ゲルダーの名録音アルバムだ。とくにトランジェント感が抜群で、鮮烈なドラミングでソロイストを鼓舞するトニー・ウィリアムスの存在感が際立っている。


Crescent
John Coltrane Quartet

 1961年インパルス作品。マッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)を従えたカルテット編成で、コルトレーンは艶のある音色で内省的かつメローなテナーを聴かせる。数ある彼のアルバムの中で個人的にはもっとも好きなアルバム。いわゆるL/R鳴き分かれの60年代ぽいミックスだがルディ・ヴァン・ゲルダーの録音もすばらしく、このハイレゾ・ファイルをうまく再生すると、4人のメンバーがリアルに眼前に立ち現れる瞬間に立ち会える。





Sonny Rollins And The Contemporary Leaders
Sonny Rollins

 1958年作品。『ウェイ・アウト・ウェスト』と並ぶコンテンポラリー・レーベルでのソニー・ロリンズの人気アルバム。センターにどっしりと定位するロリンズのテナーの周囲を当時の腕利きたちががっちりとサポート、楽しさ満点のジャズに仕上がっている。名手ロイ・デュナンが手がけた録音はスタジオのエアーがたっぷりと含まれた臨場感に満ちたもので、腕利きたちが奏でる各楽器の音色が的確に捉えられている。


ザ・サイドワインダー
リー・モーガン

 1964年ブルーノート作品。これもL/R鳴き分かれのミックスで、Rチャンネルにテナー、ドラムズ、センターにピアノとベース、Lチャンネルにモーガンのトランペットという配置。しかしながらハイレゾで聴くと各楽器の色艶が際立ち、まるでその配置のまま目の前でステージが繰り広げられているかのようなイリュージョンが味わえる。粋でイナセなモーガンの演奏など、半世紀以上前の録音ながらまるで昨日録ったかのようなフレッシュさに満ちている。





◇◆◇エリントンとベイシー◇◆◇




Johnny Hodges With Billy Strayhorn And The Orchestra
Johnny HodgesBilly Strayhorn

 1961年ヴァーヴ録音。デューク・エリントンの右腕だったビリー・ストレイホーンが編曲と指揮を担当、エリントン楽団の名手を揃え、超絶技巧のアルト・サックス奏者ジョニー・ホッジズをソロイストとしてフィーチャーした聴きどころ満載のアルバム。2.8MHz/DSDのこのハイレゾ・ファイルは高域の伸びがすばらしく、豪快に吹け上がるホーン・セクションの鳴りっぷりが爽快。ホッジズの色艶のよいソロが心に染み渡る。これはぜひいいスピーカーで聴きたい。わが家の4インチ・コンプレッション・ドライバー搭載機が水を得た魚のように鳴りまくります。


Count Basie And The Kansas City 7
Count Basie And The Kansas City 7

 1962年インパルス録音。エリントンと並ぶビッグバンド・ジャズの雄、カウント・ベイシーが「七人の侍」よろしくスモール・コンボで名人芸を発揮した楽しさ抜群のアルバム。2.8MHz/DSDのハイレゾファイルで聴くと、各楽器の音色の美しさが際立ち、うっとりと聴き惚れてしまう。とくにサド・ジョーンズのミュート・トランペットと御大ベイシーのオルガンが絶品だ。「難しいことを何もしない」名人の妙技を堪能できる。





Back To Back
Duke EllingtonJohnny Hodges

 1959年ヴァーヴ作品。「カンサス・シティ7」同様、エリントン楽団の精鋭を集めたスモール・コンボによるブルーズ作品集。ホッジズのアルト・サックス、ハリー・エディスンのトランペットともに色気タップリ。エリントンのピアノ、レスリー・スパンのギターともにブルーズ・フィーリングが横溢していて、これまたウットリ。録音のよさも出色で、60年以上前の録音だが、ハイレゾ・ファイルは昨日録ったばかりでは?と思わせるフレッシュさがある。

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◇◆◇ジャズ・ヴォーカルのクラシック◇◆◇




Ella And Louis
Ella FitzgeraldLouis Armstrong

 1956年ヴァーヴ作品。今回選出した30タイトルの中で唯一のモノーラル録音だが、音質は驚くほどよい。ハイレゾで聴くと、エラのなめらかな美しい歌声とルイのダミ声のコントラストがより際立ち、二人のデュエットを聴く歓びに包まれる。注意深く聴くと、エラとルイがマイクロフォンからどれくらい離れて歌っているかが手にとるようにわかる。すでに声量を失っているルイはマイクにかぶりつくように歌い、コルネットを吹き鳴らしている。バックのオスカー・ピーターソン・トリオの抑制の効いた演奏もすばらしい。


Sings For Only The Lonely[2018 Stereo Mix]
Frank Sinatra

 1958年キャピトル作品。ネルソン・リドル楽団をバックに歌うシナトラのブルー・バラード集。シナトラを成功を導いた恩人が亡くなったことがきっかけでこのアルバムが企画された。このハイレゾ・ファイルは2018年にラリー・ウォルシュによってリミックスされたものだが、ステレオ空間に扇状に広がるオーケストラとピンポイントで定位するシナトラの哀しみに満ちた歌声が満喫できる。モノミックスも含まれているので、聴き比べるのも一興だ。





◇◆◇現代を代表する極上の女性ヴォーカル◇◆◇




Just A Little Lovin'
Shelby Lynne

 2008年作品。ダスティ・スプリングフィールドのメンフィス録音盤に触発されたアルバムで、録音とミックスを手がけたのが今年の春に91才で亡くなったアル・シュミット、プロデューサーはフィル・ラモーン。このコンビの仕事の中でもベストのひとつと思える超高音質作品で、このハイレゾ・ファイルで聴くリンのヴォーカルはとりわけ味わい深い。すべての音楽ファン、オーディオファイルに聴いてほしい現代ポップスの金字塔とでも言うべきアルバムだ。


New Moon Daughter
Cassandra Wilson

 1996年作品。ジャンルを横断した興味深いアルバムを発表しているカサンドラ・ウィルソンのブルーノート移籍第2弾。プロデューサーはクレイグ・ストリート、数ある彼女のアルバムの中で個人的にもっとも好きな作品。ピアノレスのギターを中心にしたバッキングで「奇妙な果実」等のジャズ・スタンダードに加えてニール・ヤングやU2、モンキーズのカバーも。彼女ならではの味わい深い歌声が、ハイレゾで聴くといっそう深々と響く。





ソウル・アイズ
キャンディス・スプリングス

 2016年作品。現代女性ヴォーカル・アルバムを手がけたら間違いなしのラリー・クラインがプロデュースしたキャンディス・スプリングスのデビュー作。彼女自身が弾くピアノとヴォーカルを凄腕のスタジオ・ミュージシャンたちがバックアップ、メロウでソウルフルな極上のポップ・ミュージックが楽しめる。プリンスが彼女のヴォーカルを「雪さえ溶かす温かい声」と評したそうだが、このハイレゾ・ファイルでその味わい深い声がたっぷりと楽しめる。


Grace
Lizz Wright

 2017年作品。ラリー・クラインと並んで超高品質なヴォーカル作品を制作し続けている注目プロデューサー、ジョー・ヘンリーが手がけたリズ・ライトのコンコード移籍第2弾アルバム。ゴスペル・フィーリング溢れるリズのヴォーカルの魅力が見事に捉えられており、良質なアメリカーナを聴く歓びが味わえる。冒頭の「バーレイ」で聴ける低く伸びた打楽器の生々しいリアリティはハイレゾで聴いてこそ、だ。





Currency Of Man
Melody Gardot

 2015年作品。プロデューサーにラリー・クラインを迎え、アメリカ西海岸のスタジオ・ミュージシャンの名手たちを従えた高音質アルバム。ブラジル、ポルトガル色を抑えたソウル、ジャズ色の強い作品で、ささやきかけるような幽玄で味わい深いメロディのヴォーカルがたっぷり楽しめる。ハイレゾ再生することで、各楽器の音色の美しさを満喫できる。


アンセム
マデリン・ペルー

 2018年作品。これまた女性ヴォーカル・アルバムを制作させたらピカイチのラリー・クラインのプロデュース作。「現代のビリー・ホリデイ」と称されるマデリンだが、このアルバムでもタイトなバッキングに支えられてブルージーでメランコリックな歌声を聴かせている。レナード・コーエンのタイトル曲をはじめ楽曲も粒揃い。ニュアンス豊かに捉えられた各楽器の音色の魅力も特筆モノだ。





◇◆◇現代を代表する極上の男性ヴォーカル◇◆◇




Lean On Me
José James

 2018年作品。ブルーノートの社長ドン・ウォズ自らがプロデュースした、ビル・ウィザーズ生誕80周年を記念したトリビュート・アルバム。アルバムによって音楽性の振れ幅が大きいホセ・ジェームズだが、ここではウィザーズの名曲12曲を奇をてらわずストレートに歌っていて、じつに潔い。ベースのピノ・パラディーノをはじめとする名手たちとキャピタル・スタジオで収録されたサウンドは、オーガニックな輝きに満ちていて、聴き応え満点だ。


Liquid Spirit
Gregory Porter

 2013年作品。ホセ・ジェームズと並ぶ現代ブルーノート・レーベルを代表するソウル&ジャズ・ヴォーカリストの名作。慈愛に満ちた深々と響く豊かな声の魅力が横溢しており、良質なオーディオ機器で聴くことで、その音楽の深みが実感できる。ナット・キング・コールのカバー集など興味深いアルバムを精力的にリリースしているポーターだが、まずはこのアルバムから聴き進めたい。





Out Of The Blues
Boz Scaggs

 2018年作品。1980年前後はタキシードを着たAORの旗手として、ブラックコンテンポラリーを思わせるお洒落なサウンドで一世を風靡したボズ。本作はそれとは対照的なルーツ色の濃いワイルドなブルーズ・アルバム。ジム・ケルトナー(ds)とウィリー・ウィークス(b)という凄腕ベテラン・リズムセクションを得て、ボズは渋いノドを存分に聴かせる。音のよさも出色で、ゲスト・ギタリストの味わい深いソロをハイレゾでじっくりと味わいたい。

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◇◆◇現代ジャズの名盤◇◆◇




Cross My Palm With Silver
Avishai Cohen

 2017年作品。ノルウェー、日本とならんで現代ジャズの発信地となっているイスラエルには、同名の著名なベーシストがいるが、こちらは新進気鋭のトランペッター。このアルバムはカルテット編成で、4人のメンバーの息のあったインタープレイが、ECM作品らしいクリーンかつトランスペアレントな録音で見事に捉えられている。ECMレーベルのキャッチ・フレーズ「沈黙の次に美しい音」がここにある。


I Long To See You
Charles Lloyd & The Marvels

 2016年作品。ブルーノートから発売された、ベテラン・サックス奏者チャールズ・ロイドがビル・フリゼールをはじめとするザ・マーヴェルズと組んだ注目作。フリゼールのギターとグレッグ・リースのペダルスチールが織りなす浮遊感たっぷりのアメリカーナ風味のサウンドをバックに、ロイドは余裕綽々で伸びやかなソロを聴かせる。その極上の聴き心地のよさといったらない。掉尾を飾る"You're So Beutiful"のノラ・ジョーンズのヴォーカルは最高の癒し。





The Dream Thief
Shai Maestro

 2018年作品。イスラエル出身の若手ピアニストが自身のトリオ演奏を録ったECMレーベルでのデビュー作。これも音のよさは抜群で、マエストロの詩情豊かな静謐なタッチが存分に楽しめる。豊かな楽想の中から紡ぎだされるその人懐こいメロディはクセになる味わいで、何度でもリピートして聴きたくなる。繊細なドラムズ、ウォームでしなやかなベースの魅力もハイレゾで聴いてこそ、だ。


The Source
Tony Allen

 2017年作品。先頃亡くなったアフロビートの巨匠である名ドラマーがブルーノートから発表したフランス録音の大注目作。アート・ブレイキーやマックス・ローチなどモダン・ジャズ・ドラマーがアイドルだったというアレンならではの、アフリカン・テイストの極上ジャズが楽しめる。基本一発録りのアルバムで、スタジオでの丁々発止のやりとりが生々しい音質で迫ってくる。これはハイレゾ再生ならではの楽しさだ。





River: The Joni Letters
Herbie Hancock

 2008年作品。ジョニ・ミッチェルに捧げられた第50回グラミー賞最優秀アルバム賞受賞作。プロデュースはジョニのかつてのパートナーであるラリー・クライン。ジョニの他、ノラ・ジョーンズやティナ・ターナー、コリーヌ・ベイリー・レイ、ルシアーナ・ソウサ、レナード・コーエンなどがヴォーカリストとして参加している。ハンコックならではの深い洞察力によってジョニ・ミュージックの魅力が見事にすくい上げられており、何度でも繰り返し聴きたくなるアルバム。音質のよさも飛び切りだ。


We Are The Drum
Kendrick Scott Oracle

 2015年作品。この10年ほどジャズ界には革新的なリズム・アプローチを見せるドラマーが次々に登場しているが、このケンドリック・スコットもその一人。ブルーノートから発売されたこのリーダー作のタイトルは「すべての楽器はドラムだ」というジェームズ・ブラウンの名言を思い出させるが、彼のドラミングだけがクローズアップされた作品ではない。聴くべきは若手ジャズ・ミュージシャンたちと繰り広げられるアンサンブルの見事さとインタープレイのスリル。オーディオ的な聴きどころも満載で、とくに繊細極まりないドラム・サウンドをハイレゾ再生でリアルに感じ取りたい。





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■山本浩司 プロフィール



山本浩司(やまもとこうじ)
1958年生まれ。ステレオサウンド社の月刊HiVi、季刊ホームシアターの編集長を務めたのち、
2006年にフリーランスに。HiVi誌、ステレオサウンド誌を中心に評論活動を行っている。
リスニングルームでは4インチ・コンプレッションドライバー、15インチ・ウーファー搭載機のJBL K2S9900をオクターブ(独)のJubilee PrepとMRE220のペアで鳴らしている。
ネットワーク再生は、トランスポートのルーミンU1miniのUSB出力をソウルノートのSACD/CDプレーヤーS3Ver.2につないで楽しんでいるが、つい最近、ソウルノートのマスタークロックジェネレーターX3を導入、その絶大な効果にシビれ、音楽三昧の日々を満喫中。


 


 

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