森口博子による大好評ガンダム・カバーソング集の続編『GUNDAM SONG COVERS 2』がハイレゾでリリース!

2020/10/21

歌手・森口博子さんが自身のデビューにも縁のあるガンダム・ソングを、今なお進化し艶を増したボーカルでカバー&セルフカバーした『GUNDAM SONG COVERS』は、ガンダム好きなリスナーはもちろん、広く音楽ファンの間でも話題となり大ヒットしました。そして、自らのデビュー35周年を迎えた今年、その第二弾となる『GUNDAM SONG COVERS 2』が堂々完成! すでに「オリコン 週間アルバムランキング 2位」、「Billboard JAPAN 週間アルバム・セールスチャート 2位」を記録。前作と同様に、豪華なゲスト・ミュージシャンも参加した珠玉のガンダム・カバーの聴きどころなどをご本人にリモートで伺いました。「投票してくれたファンの皆さんの笑顔が浮かびます」と、にこやかに語る森口さん。セルフカバーを含む全12曲に込めた想いとは?

取材・文◎山本 昇

 

GUNDAM SONG COVERS 2』/森口博子




■大成功を収めた前作『GUNDAM SONG COVERS』

--昨年にリリースされた第一弾『GUNDAM SONG COVERS』は10万枚を超えるセールスを記録し、「オリコン 週間アルバムランキング 3位」、さらに「日本レコード大賞企画賞受賞」を獲得しました。こうした大きな反響を、ご本人はどう受け止めましたか。

 本当に感動と驚きでいっぱいになりました。昨年はガンダムが40周年、今年は私がデビュー35年周年を迎えました。ファンの皆さんがぶれることなく、私のデビュー曲「水の星へ愛をこめて」をはじめ、たくさんのガンダム・ソングを大切にし続けてくれた熱い想いに、そして、一丸となって楽曲を届けてくださった多くのスタッフの方々やCDショップのスタッフの皆さんの熱量に泣けて、震えました。そして、ガンダムの作品や私の歌声を知らなかった方々にも「鳥肌が立った」と言っていただき、たくさんの方々が手に取ってくださり感動しました。感謝の気持ちでいっぱいです。昨年はライブやイベントもたくさん行なって---私はファンの皆さんとの触れ合いが大好物なので(笑)---ガンダム・ソングを直接お届けする機会もたくさんありましたが、聴きにきてくれた皆さんが目の前で涙を流して楽曲を受け取ってくれました。本当に多くの方に求められていたことをあらためて感じることができました。

--『GUNDAM SONG COVERS』は珍しい記録も打ち立てたそうですね。

 おかげさまで私にとって28年と2ヵ月ぶりのアルバムベスト10入りでした。これがなんと、女性アーティストのインターバル記録で1位となったんです(笑)。過去には堀越学園卒業間近にリストラ宣告を受けたり、大変なこともありましたが、ファンの皆さん、スタッフの皆さんといろいろなことを乗り越えて積み重ねていく中で、「夢には締め切りがない!」と感じさせてくれた前作でしたね。

--そして、今回の第二弾『GUNDAM SONG COVERS 2』もファン投票を反映したものですね。

 そうです。前作には入っていないもので、私に歌ってほしいと思う曲をネットで募集し、その結果を反映したものとなっています。10万を超える票が集まったことに、ガンダムの奥深さや歴史の偉大さを感じました。

--投票結果の上位曲の中から選ばれたのですか。

 上位のベスト10をそのままランキング順に収録しています。ファンの皆さんからの投票を大きなバトンと捉えて握りしめ、とにかく輝かしいものを作って皆さんにお届けするというミッションなのだと思いました。おかげさまで続編となる本作も「オリコン 週間アルバムランキング 」、「Billboard JAPAN 週間アルバム・セールスチャート 」が共に2位」にランクインするなど、大勢の人たちの想いが形になり、胸がいっぱいです。

■『GUNDAM SONG COVERS 2』にも多彩なゲストが参加

--その『GUNDAM SONG COVERS 2』も、ロックからポップス、エレクトロニカ、あるいはアコースティックなものまで、アルバム全体としてバラエティ豊かな楽曲が並んでいます。森口さんご自身は完成したラインアップをどう眺めていますか。

 「ああ、富野(由悠季)監督はこういうことを伝えてくださっていたんだな」と、大人になったからこそ滲みる楽曲がランクインしていたり、私にとってはチャレンジで初めて見る景色を与えてくれた曲もあったり、ファンの皆さんによって新しい表現の扉を開けていただいたという感じですね。加えて、私の楽曲もランクインしていたので、ほっとした気持ちも(笑)。

--今回も多彩なゲスト・ミュージシャンとのコラボレーションが盛り込まれています。

 まず、「君を見つめて -The time I’m seeing you-」は、元T-SQUAREの本田雅人さんのサックスが素敵で、クールなんだけどパッションも共存しているというエクスタシーサウンド。大人っぽく生まれ変わったことに私自身も感動しています。本田さんとのミュージックビデオも「森口博子 オフィシャルYouTubeチャンネル」で公開され、オシャレな世界に仕上がりとても気に入っています。そもそも、1991年にオリジナルをリリースしたときはこの曲が『機動戦士ガンダムF91』のメイン曲になる予定でしたが、富野監督の一声で「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」に変更されたため、シングルも発売直前に「君を見つめて」のほうがカップリング曲となりました。だから、この年の紅白歌合戦で歌わせていただいたのも「ETERNAL WIND」のほう。なかなか出番がなかった曲なので、29年ぶりのセルフカバーでこうして日の目を見ることができ、嬉しい限りです。
 実はこの曲、落ちサビ(4:00あたり)で20代だった私と今の50代の私の声がダブルボーカルとなっていて、過去と未来のコラボレーションが実現しています。オリジナルバージョンのマルチトラックにきれいに残っていた歌声を上手く抽出し、今の歌声と重ねているのですが、聴いた瞬間は「こんなにも長く歌わせていただいている証だ」と、ウルッときましたね。

--前回に引き続き、多彩なアレンジャーがそれぞれに腕を振るっていらっしゃいます。中でも、時乗浩一郎さんは8曲を担当していますね。

 時乗さんのアレンジは本当に素晴らしいですね。曲作りの際は、私もイメージをお伝えします。こんな景色でこんな世界で歌いたい、とか。時乗さんはそれを踏まえてプラスアルファで変化球も交えて仕上げてくださるので、「こう来たか!」という驚きがあるんです。カバー作品は、ともすればオリジナルにはかなわないと言われることもあるので勇気がいる作業です。でも、『GUNDAM SONG COVERS』を出したとき、「普段は原曲主義だけど、このカバーアルバムは名盤と思う」とか、「ガンダムは通ってこなかったけど、こんなにいい曲があるのに何で知らなかったんだろう」「森口博子をなめてた」といった声が上がってきて嬉しかったですね。
 このプロジェクトでの私のこだわりは、ファンの皆さんが聴きたいであろうキメのフレーズはちゃんと残すこと。豪華な参加ミュージシャンの方たちのオリジナリティのある演奏を加え、絶妙なバランスでお届けすることを心がけています。

--今回の第二弾で、森口さんのイメージが生かされたものにはどんな曲がありますか。

 ゲスト・ミュージシャンの方々をフィーチャーした曲では、例えば「サイレント・ヴォイス」はアルバムの1曲目でもあるので、いきなりジャズ・バイオリニストの寺井尚子さんのアドリブソロから始まりたいとリクエストさせていただきました。そうしたらもう、尚子さんの情熱的なバイオリンで、本当にドラマティックで豪華な幕開けになりましたね。歌との同時レコーディングでしたが、尚子さんの歌心のある痺れる演奏で覚醒されました。

--バンド編成の曲と、「あんなに一緒だったのに」(ギター)、「一千万年銀河」(ピアノ)のように一つの楽器と対峙するような曲とでは、ボーカル・スタイルに変化は起きるものですか。

 「そう来るなら、こっちもこう行く」という感じの熱いセッションとなったのがギタリストの押尾コータローさんとの「あんなに一緒だったのに」です。押尾さんとご一緒した前作の「哀 戦士」は同時録音だったのですが、今回はコロナの影響で、別の場所でレコーディングしたものに私が歌を重ねています。でも、最終的にOKとなったテイクを歌ったときは、そこにいるはずのない押尾さんの姿が見えて、アイコンタクトができたんですよ。離れているからこそ通じ合うこともあるんだなと思いました。
 ミュージックビデオが「森口博子 オフィシャルYouTubeチャンネル」で間もなく公開される「一千万年銀河」は、塩谷哲さんのピアノと同時録音を行ない、互いに息遣いを感じながら、化学反応を楽しむことができました。この曲の歌詞とも相まって、透明感溢れる塩谷さんの美しい演奏にうっとりでした。まるで宇宙空間を漂っているよう。どちらも本当に素晴らしいです。実はこの曲、最初は半音高く歌っていたんですが、時乗さんのアイデアで半音下げたんです。「せっかく塩谷さんの美しく繊細なピアノと一緒に録るなら、あえて声を張らずに、最初は語るように歌ってみるのもいいのでは」と提案してくださったんですね。このあたりはハイレゾで聴いていただくと、微妙なニュアンスがより感じられるのではないでしょうか。

--ゲスト枠にはアレンジャーの武部聡志さんも参加されています。

 武部聡志さんには私が20代の頃にシングルとアルバムでお世話になりました。「いつか空に届いて」では、椎名恵さん作詞作曲のエバーグリーンな世界を大切にしたいとお伝えしたら、武部さんが「ティンホイッスルを入れてアイリッシュな感じに仕上げよう」と提案してくださって、歌と同時レコーディングを。イントロのピアノから心地良い風を感じさせる、さすがのアレンジと美しい演奏で、深呼吸をしたくなるような楽曲になりました。

--9曲目の「月の繭」は、他の曲とは異なる歌い方も印象的です。

 「月の繭」は奄美の島唄のような雰囲気で、コブシを回しているのですが、これがなかなか評判が良くてほっとしています。実は子供の頃から演歌も大好きで、ボイストレーニングでもコロコロとコブシを利かせていたら、「ポップスを目指すなら、しばらくコブシは禁止」と言われたこともあるんですよ。大リスペクト、菅野よう子さん独特の神々しい世界を感じさせる「月の繭」で、それが少しでも役に立ち、私なりに表現できたことはよかったですね。

■2曲のボーナストラックに込めた想い

--そして、ボーナストラックの「限りなき旅路」では、コーラスグループのThe Voices of Japan(VOJA)とも共演していますね。

 ボーナストラックは、いわば“森口博子枠”となっていまして、リクエストにはランクインしていないけれど、私がぜひ歌わせていただきたい曲を収録しました。「限りなき旅路」は、私がレギュラーで出演させていただいているBS11の番組『Anison Days』でもカバーさせていただいたことがあるのですが、菅野よう子さんの壮大で、意識が飛びそうになるような楽曲に涙してしまったんです。スペイシーソングの極みのようなこの曲の素晴らしさを何とか皆さんにお伝えしたいと思い、選曲しました。私の中では人間讃歌というか、大勢で歌っている画が勝手に見えていたので、VOJAさんとのレコーディングが実現しました。

--最後にこの曲があることで、アルバム全体にも力強いイメージを与えていると感じました。

 そうなんですよね。VOJAの皆さんのコーラスのレコーディングは私も間近で聴かせていただいていましたが、宇宙のエネルギーを全身に取り込んでいるかのようなコーラスワークに感動して号泣してしまいました。歌詞も、痛みを伴うような希望に満ちていて……。この世界で人は生きていかなければならない。私たちの人生も、ガンダムの歴史も、限りない旅路。新しい扉を開けながらのTo Be Continued---そんな想いを込めてアルバムを締めくくろうと考えたのです。

--ボーナストラックにはもう一つ「暁の車」も収録されていますね。

 「暁の車」は昨年、ガンダム40周年プロジェクトの中でカバーのお話をいただいてレコーディングしたものですが、非常に大きな反響が寄せられましたので、ぜひ収録したいと思いました。

■レコーディングスタジオでのエピソード

--今回のレコーディングはコロナ禍の最中でもあり、ご苦労も多かったのでは?

 3曲ほど録った時点で緊急事態宣言が発令され、しばらく制作を中断せざるをえませんでした。昨年からの流れを大事にしたかったのに、その勢いを奪われるようで、私もこれは困ったなと思っていました。でも、SNSに上がってくるファンの皆さんのコメントは私たちの想像以上に前向きなものが多かったんです。「リリースが延期になったということは、楽しみが先に延びたということ」とか、「時間が増えた分、いいものをじっくり作れますね」とか。そうした声が私にとってモチベーションを維持する大きな力となり、自粛時間は音楽の熟成期間だと前向きに受け止められました。

--スタジオでのエピソードで、何か憶えていることはありますか。

 「サイレント・ヴォイス / with 寺井尚子」のレコーディングでは、私がスタジオに着いたのはまさに尚子さんたちがリハーサルをやっているところだったのですが、もうそれ自体がライブのような感じの興奮状態で(笑)。そんな血が騒ぐようなレコーディングで、尚子さんにかけていただいた言葉が記憶に残っています。私はどちらかというと高音のイメージが皆さんあると思うんですが、「サイレント・ヴォイス」は中低域が印象的な歌となっています。尚子さんが「低いほうもしっかり出ていて、迫力があるいい声が出ていたよ」と言ってくださって。それは尚子さんたちの熱い演奏があってこそだと私は思っています。

--同じく同時録音だった「いつか空に届いて / with 武部聡志」はいかがでしたか。

 先ほどもお話ししましたように、武部さんとは1997年のアルバム『happy happy blue』とシングル「その胸の中でずっとずっと」でもご一緒させていただいているのですが、奇しくも同じキングレコードのスタジオだったんです。20数年経ってもう一度こうしてレコーディングできることの幸せを噛みしめて……。演奏が始まると私にもぐっとくるものがありました。そう言えば、武部さんは「博子ちゃんの歌は歌詞がしっかり届くから、聴いていて気持ちいいよね」とおっしゃってくださったんです。武部さんの素敵な演奏で、クリアなボーカルをさらに引き出していただきました。

--森口さんの歌は歌詞が聴き取りやすいというのは、多くのファンも感じていると思います。

 ありがとうございます。デビュー前、オーディションに落ちまくっていた私を「声がいいから」とスカウトしてくださったのはキングレコードのディレクターさんだった大場龍夫さんという方なのですが、今は亡き大場さんからいただいた言葉が今でも忘れられません。デビュー曲の「水の星へ愛をこめて」のレコーディングで、「“水の星”って何のことか分かる?」と聞かれたんです。17歳の私は、すごく緊張していたこともあって、「水星?」って答えちゃったんです。すると大場さんは穏やかに微笑んで、「“水の星”というのは地球のことだよ。この曲は君が大人になっても、何十年経っても歌えるからね。言葉を大事に、特に語尾を丁寧に歌ってね」とおっしゃいました。これが森口博子という歌手の基本になっています。

--その頃からの教えをちゃんと守られて。

 一昨年、NHKの番組「発表! 全ガンダム大投票」で361曲もあるガンダム・ソングの中から、デビュー曲の「水の星へ愛をこめて」を1位に選んでいただき、こうしてセルフカバーを34年のときを経てリリースすることができました。いまだに皆さんに求めてもらえて、しかも、過去の私ではなく、今の歌声のほうがいいと言っていただけました。大場さんのあの言葉が現実になったことに、私自身も驚いています。まさに言霊ですね! だからこそ、スタジオでの武部さんの言葉に、感動もよみがえってきたんですね。


本作『GUNDAM SONG COVERS 2』のボーカルをレコーディング中の森口博子さん



■ファンとともに歩んだ35年

--セルフカバーの作品化は、森口さんと一緒に歳を重ねてきたファンにとっても嬉しいことですね。

 第一弾でセルフカバーした「水の星へ愛をこめて」と「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」は、ライブでは何年も歌い続けていた曲で、まさしくファンの皆さんに育てていただいたもの。数年前から「今の歌声がいいので、あらためてCDを出してほしい」というクエストをいただいていたんです。『GUNDAM SONG COVERS』は、そんなありがたい声にお応えできた貴重な機会となりました。
 『GUNDAM SONG COVERS 2』のセルフカバーは、なかなか出番のない曲だったので、その意味では前作よりもプレッシャーはありました。「君を見つめて-The time I’m seeing you- / with 本田雅人」はボーカルのレコーディングも最初は思わず力が入りすぎてしまい、ディレクターさんから「もっと肩の力を抜いて。やる気が空回りしてる」と言われて(笑)。気持ちを落ち着かせて、『F91』の世界観を自分の中に感じながらリラックスして歌ったら、「おかえりなさい」と言われました。その新しいバージョンを聴いた方からは、「隠れた名曲を隠せなくなりましたね」という嬉しいコメントもいただいて。もちろん、私としても29年経ってもう一度歌えるのは本当に嬉しいことでした。

--年齢を重ねることで変化するご自身の歌声についてはどう感じていらっしゃいますか。

 今聴くと、デビュー当時はやっぱり子供の声だなと思いますね。ひたむきな少女のピュアな声で、なんだか抱きしめてあげたくなります(笑)。今年は私もデビュー35周年となりましたが、たくさんのライブやミュージカルなども経験することで鍛えられ、音域は今のほうが広くなりましたし、低音も出るようになりました。高音については、ファンの方からは、「透明感はそのままに、大人の艶が出てきましたね」と、総じて過去よりも今のほうがいいと言っていただけるのは本当にボーカリスト冥利に尽きると思っています。表現者として、常に今が一番だと思いたいですからね。

--聴く人と直接向き合うライブという場も大切にしてこられたと。

 私にとって生命線であるライブはごまかしがききません。特にアコースティックのライブツアーではずいぶん鍛えられたと思います。というのも20代の頃、フルバンドでコンサートツアーに臨んでいたとき、プロデューサーに「歌が伝わってこない」と言われたことがあります。ボーカリストとしては致命的な一言です。こんなに歌が好きなのに、どうして伝わらないんだろうと悩みましたが、そのとき気付いたのは、歌ではなく、音符を歌っていたということ。音を歌いすぎて、歌詞がお留守になってしまっていたんですね。歌には美しい歌詞があり、メッセージがあるという基本をもう一度しっかりと捉え直すことができたとき、「歌が伝わったね」と言っていただけました。

■現在も生きる「ガンダム」からのメッセージ

--話は「ガンダム」との出会いに遡りますが、オーディションを受けた頃、「ガンダム」や日本のアニメにはどんなイメージを持っていましたか。

 中学校の卒業アルバムには当時の社会情勢が掲載されているページがありましたが、ガンダムはそこにも載っているくらい社会現象になっていました。もちろん、学校の男子の間でものすごい人気のアニメと知っていたので、『機動戦士Ζガンダム』の後期オープニングテーマでデビューできるのはなんてラッキーなんだろうと思いました。
 日本のアニメについて今にして思うのは、私が子供だった頃に聴いていた堀江美都子さんの「キャンディ・キャンディ」などアニメの主題歌はどれも、当時の大人がとても丁寧に作っていたということです。制作に関わっていた作家やアレンジャー、歌手の皆さんが、昔からたくさんの名作を残してくれていたことに大人になって気付いてあらためて感動しています。

--そうした皆さんの積み重ねで、今や日本の“アニソン”は世界的にも大きな存在感を示す一大ジャンルに成長しました。

 世代も国境も超えて聴き継がれる時代が来て、私は本当に泣けるくらい嬉しいです。デビュー当時はアニメというジャンルは地味な存在と捉えられ、レコード屋さんにあまり置いてもらえなかったりもしましたので。昨年の『GUNDAM SONG COVERS』と今年の『GUNDAM SONG COVERS 2』がともにヒットチャートの上位にランクインして、私もようやく報われたという想いがあります。もちろん、これまでにも音楽で幸せな瞬間はたくさんありましたが、昨年から今年にかけてのこのカバープロジェクトは格別ですね。

--「ガンダム」も昨年に40周年を迎えました。縁のあるボーカリストのお一人として貢献してきた森口さんにとって、「ガンダム」の壮大な世界観というものを今はどう感じていますか。

 生きるとはどういうことなのか--?「ガンダム」には一貫して、そんなメッセージが根底にあると思います。普遍的であり、哲学的であり、美しくて力強い。アニメの中では争いごととして描かれていますが、コロナ禍で苦しむ現在の世界観とリンクする部分もあると感じています。どんなに時代が変わろうとも、「ガンダム」は私たちに色あせることのない大切なメッセージを投げかけてくれる。だからこそ、40年も愛され続けているのだと思います。一番大事なのは生きること、そして愛……これにつきると思いますね。

--ありがとうございます。今後の活動のご予定は?

 やはりコロナの影響で、今年予定していた東京国際フォーラムでのデビュー35周年アニバーサリーコンサートやアルバム発売の記念コンサート、恒例となっている夏のライブツアーも残念ながら延期や中止となってしまいました。ファンの皆さんやスタッフの皆さんに感謝を込めて、延期になったコンサートがいつか無事に開催できることを願っています。それからテレビやラジオでは、先ほどお話ししたBS11『Anison Days』では毎週金曜の夜(22時?22時30分)に珠玉のアニソンを生バンドでカバーしています。また、bayfmの『KISS&SMILE』では毎週金曜のお昼に3時間(13時~15時51分)の生放送をお届けしていますので、こちらもぜひご試聴ください。

--では最後に、e-onkyo musicのリスナーへメッセージをお願いします。

 前作と同じく、『GUNDAM SONG COVERS 2』もレコーディングからミックスダウン、マスタリングまで、本当に1音1音にこだわって制作しました。いい音響でお聴きいただければ、宇宙に通じる壮大な世界を体感できると思いますので、受け止めていただけると嬉しいです。この第二弾も、ガンダムがお好きな方にとっては、「そう来たか」というトキメキや興奮を感じていただけると思います。また、ガンダムやアニソンに詳しくない方でも音楽の素晴らしさを体感できるアルバムになったと自負しております。ぜひこのハイレゾをお楽しみください。

--貴重なお話、ありがとうございました。



■森口博子さんよりコメント動画が到着!




■購入者限定 サイン入りポスタープレゼント!

e-onkyo musicにて森口博子の新作『GUNDAM SONG COVERS 2』をアルバム購入いただいた方より5名様に、森口博子の直筆サイン入りポスターを抽選でプレゼント!




■対象者:e-onkyo musicにて森口博子『GUNDAM SONG COVERS 2』をアルバム購入いただいた方

■応募方法
こちらのお問い合わせフォームよりご応募ください。
お問い合わせの種類に「その他」を選択の上、メールアドレス、氏名、レシートメールに掲載されているご注文番号を記載して頂き、お問い合わせ内容の欄に「森口博子ポスター希望」と明記の上、送信して下さい。

■応募期間:2020年10月21日(水)~2020年11月17日(火)

※当選された方には、2020年11月18日以降にメールにてお知らせいたします。



■森口博子 関連作品





 

 | 

 |   |