【インタヴュー】レゲエを基調に様々なジャンルのエッセンスを取り入れるバンド、ONEGRAM待望のフルアルバム!

2020/10/07

「音楽の街」渋谷を拠点に活動し、レゲエを基調としながらも、ジャズやファンク、ソウル、ディスコなど、あらゆるジャンルのエッセンスを取り入れたエクレクティックなバンドサウンドを聴かせる注目のバンド、ONEGRAM。彼らのフルアルバム『Beginning』について、メンバーの皆さんにメールインタヴューを敢行。渋谷を中心に多くのレコード・ディガーたちを虜にするONEGRAMとは?その魅力をご紹介いたします。




★あらゆるダンスミュージックのエッセンスを散りばめた渾身の12曲
Beginning』/ONEGRAM

「レコードをこよなく愛するディガーたち」に捧げたリード曲 "Diggin'" (M-03)は、レゲエ+ファンク+ディスコなダンサブルなナンバー!MVではホンモノのディガーも多数友情出演し、彼らの活動拠点である「渋谷」のバンドらしい意思表明!そして横浜を中心に大活躍中のレゲエDJ、RUEEDをフィーチャーしたご機嫌なスカの"Seaside Driving" (M-04)、ステッパーなリズムが印象的な"Drama" (M-05)、'60sモータウンを彷彿とさせる"woman" (M-12)や、ロックステディな"マジック・スパイス" (M-1)。そして発売日即完売の7インチ、Alton McClain & Destinyの大ディスコクラシック・カバー"Crazy Love"をフルバージョン収録(M-08)。こちらもアナログで完売御礼のティーナ・マリーの代表曲"Ooo La La La" (M-11)、ロフト・クラシックスとして名高い"Aeo" (M-07)、'80sヒット曲、カトリーナ&ザ・ウェーヴの"Walking On Sunshine" (M-02)など、多彩なカバー曲群も耳に楽しい、あらゆるダンスミュージックのエッセンスを散りばめた渾身の全12曲。



■スペシャル・インタヴュー with ONEGRAM


――アルバム『Beggining』のリリースおめでとうございます。率直なご感想をお聞かせください。

Sakko(Vo):ありがとうございます!アルバムの発売が4年振りという事もあって、その間にバンドとして色々吸収したり、積み重ねて来たものを詰め込んだアルバムになった!という感触があります。

――アルバム『Beggining』はコンセプトや方向性のようなものはございますか?

yath(Sax,リーダー):アルバムの本格的な制作に入る際、プロデューサーの高宮永徹さんに、これまでのONEGRAMの曲を全部聴いてもらったんです。その感想が「レゲエの中でもいろんな曲をやっているせいか、ONEGRAMと言えばコレだ!と思い浮かぶような曲、曲調がないように思う」というものでした。Flower Recordsから最初に出したアナログ「Crazy Love」が好評だった事もあり、今回はディスコ・レゲエ的な方向性を基本として、統一感を意識して制作しました。

――2018年以降、制作のパートナーにFlower Recordsを選ばれたのは、どのようないきさつからでしょうか?また、それによる制作、音楽的な変化や影響はございましたか?

yath:元々自分達が渋谷Club BALLでイベントをやっていまして、そこのオーナーでもあり、Flower Recordsの社長でもある高宮さんに“Crazy Love”のカバーのデモを聴いてもらった事が始まりです。これまでは基本的に楽曲は自分達で制作していたのですが、今回のアルバムは全編高宮さんにプロデュースしてもらっているので、そこがこれまでと一番違う所です。楽曲に対する客観的な視点やアドバイスをもらえる事はやはり大きくて、自分達の音楽性を深められたと思います。また、高宮さんならではのDJ的な視点はとても勉強になりました。

――ディスコクラシック“Crazy Love”の衝撃に始まり、Teena Marie“Ooo La La La”のカバーなど、絶妙な選曲のセンスに「そうきたか!」と感激されている音楽ファンも多いと思います。カバー曲のセレクトはどのようにして決められたのでしょうか?

yath:“Crazy Love”はバンドの初期から非常にお世話になっている、かつてSu-Paka-Pooh名義でも作品を出している、DJの石塚チカシさんから勧められてやってみました。 実は“Crazy Love”は一度皆でトライしてみたのですが、思ったよりうまくいかなくて、しばらくの間眠っていたんです。でも、自分としてはやりたい気持ちがずっとあったので、前とは違ったアレンジのデモを作り、皆にもう一度やってみようと働きかけて再び始まったという経緯があります。今となっては再トライして本当に良かったです。“Walking On Sunshine”は高宮さんからの提案です。オリジナルは自分達では絶対に候補に上がらないような曲調ですが、全く違う雰囲気のこの曲のアレンジに取り組んだ事で、ONEGRAMらしいカバーの一つのフォーマットというか方向性を作れたんじゃないかと思います。“Ooo La La La”は自分の選曲です。この時の選曲は非常に迷いました。高宮さんと相談しながら何曲か候補を出したのですが、どれもしっくり来なくて... 家で悩んでる時に、それならば原点に立ち返って自分の好きな曲をと思い、この曲でデモを作ったらOKが出たという感じです。 なぜ好きだったかと言えば、オリジナルを大ネタ使いしたFugeesの曲がド直球の世代だったからです(笑)

――ONEGRAMの楽曲からは、レゲエを基調にしつつも、様々なエッセンスが垣間見ることができるのですが、メンバーの皆さんが特に影響を受けたアーティストや作品などをお伺いさせてください。

Sakko:私が一番影響を受けたアーティストはダイアナ・キングです。小学生の時に“Think Like a Girl”というアルバムを聴き、音飛びする位何度もCDを聴いていたので、3回買い換えました!ちなみに私の母も一緒にハマりまして(笑) 今でも私の中でNo.1のアルバムです。

yath:自分が特に影響を受けたアーティストはSADEですね。全ての作品に強い影響を受けています。後はFela Kutiを中心としたアフロビート、そして元々大好きだったSoul、R&BやHip Hop 全般も影響を受けてよく聴いています。

Br'z(Gt):影響を受けたアーティスト、となるとなかなか出てこないのですが、ジャンルで言うとやはりROCKそしてFUNKの影響が、ギターにはかなり強いです。レゲエという部分で言うとメジャーレイザーには影響を受けていると思いますね。制作期間中にはJAY.KEYZを聴いていました。ハワイアンレゲエにも結構影響を受けているかも知れません。

Pupty(Dr):最も影響を受けていると自分で感じるのは70-80年代の日本のポップス、インストゥルメンタルです。作曲面でもドラムのサウンド的な部分においてもほぼ大半を占めていて、ドラムプレイ的な部分ではYMOの高橋幸宏さんからの影響が特に強いかなと感じています。無人島に持っていきたい一枚は高中正義の『虹伝説』です。アルバム制作期間中には佐藤博さんのアルバム(『awakening』、『SOUND OF SCIENCE』、『FUTURE FILE』等)をよく聴いていました。特に『awakening』の楽曲のドラムサウンドは全てLinn Drumを 用いてプログラミングされたパターンではありますが、独特の温かみとタイトなサウンドにはONEGRAMのアルバム制作において直接的ではないですが少なからず影響を受けていたと感じています。

Yabu(Bs):今回のアルバムには参加していませんが(※8月に新加入)、いろいろと手を出し過ぎてる感があるので、何に影響されているかと言うと難しいですが、、1番自分が好きなベーシストはLeland Sklarという西海岸系スタジオ・ミュージシャンのベーシストで、彼の歌いながらも歌やメロディーと絡み合うプレイは自分が目指している所でもあります。彼が参加したTOTOのFalling in Betweenのライブ盤は無人島盤にしたいくらい好きです。

――レコーディングについてお伺いさせてください。今回のレコーディングはどのようなペースで進んだのでしょうか?

yath:今回のレコーディングは一気に進めた訳ではなく、数曲ずつ期間を空けて録音しています。アナログを出す為にその都度、断続的にレコーディングはしていたので、去年の冬にその他の曲を数曲録って終わりの予定でした。 ただ、高宮さんの提案もあり、より納得のいく作品にする為、今年の3月に追加でレコーディングして最終的に完成させました。

――レコーディングに使用したスタジオや、ミックス、マスタリング・エンジニアをお教えください。

yath:レコーディングは目黒の「いろはスタジオ」をメインに、ダビングものはメンバーそれぞれの自宅で録りました。曲によってケースバイケースですが、基本的にドラム、ベース、歌、パーカッションと、RhodesやWurlitzerなど、鍵盤の一部をいろはスタジオで録って、ホーンは僕のの自宅で、ギターとシンセも基本的にメンバーそれぞれの自宅で録っています。あ、“Crazy Love”はホーンもスタジオで録りました。ミックスとマスタリングはプロデューサーでもある高宮永徹さんです。スタジオと各々の自宅で録った音を高宮さんに送ってミックス、マスタリングをしてもらうという流れでした。

――サウンドメイキングに関して、バンドやメンバーからのリクエストなどはありましたか?逆に、エンジニアからのリクエストなど。

高宮 (Producer、ミキシング、マスタリング担当):まず、事前に彼らからのリクエストとかは無かったですね。Flower Recordsの作品は殆ど僕がミックスを担当していますが、ONEGRAMとの作業は“Crazy Love”がお初でしたので、お互いに様子見ながら進めて行った感じです。ひとまず仕上げた音を確認してもらい、そこから各パート具体的なリクエストが届く、そんな流れでした。セッションを重ねるに連れて、その辺りも理解が進んでいく感覚が楽しかったですね。

――レコーディングの際に、サウンド面で特にこだわった点は?

yath:冒頭でも述べたように、今回のアルバムではONEGRAM ならではのディスコ・レゲエ的なアプローチを中心に据えた所が一番のポイントであり、こだわった所です。ただ統一感にこだわり過ぎて、アルバムを通しで聞いて飽きてしまう事がないように、統一感がありつつも、カラフルなサウンドを聞かせられるよう心がけました。結果、適度なバランスのアルバムになったんじゃないかと思っています。

高宮:まずは何と言ってもクラブなどの「現場」で良い鳴りがするようなミックスに仕上げる事を意識しつつ、楽曲として、バンド・サウンドとしての全体のバランスが崩れてしまわないようにミキシングしました。マスタリングは、フォーマットごとの再生環境をある程度考慮して、CD、アナログ、配信も通常とハイレゾ、用途別に全て分けて作業しました。本来は6月にリリースする予定でしたが、コロナの影響でずれ込んでしまった事もあり…でもそれを利用して、ミキシングとマスタリングにはかなりたっぷり時間を掛ける事が出来ました。

――最後にe-onkyo musicのリスナーの皆さんにひとことお願いいたします。

Sakko:ONEGRAMとしてはFlower Recordsからリリースする初めてのフル・アルバムです。 高宮さんにプロデュースしてもらった事によって、ONEGRAM の新しい一面を引き出してもらえたり、DJ目線での曲の捉え方についてもメンバーそれぞれが意識するようになったと思います。耳の肥えたe-onkyo musicのリスナーの皆さん、このアルバムを聴いて、ぜひ現場(フロア)にも遊びに来て下さい!11/21に下北沢LIVE HAUSでレコ発もあります。豪華ゲストと DJ陣を招いて、配信もしながら楽しい夜にしちゃいますので、皆で一緒に踊りましょう♪

――貴重なお話、大変ありがとうございました。






■ONEGRAM 関連作品






■ONEGRAM プロフィール

宮崎県出身のレゲエ・シンガーSakkoと、様々なバンドで活躍しているメンバーで結成、渋谷を中心に活躍中。
2016年1月リリースの”switch”は各レコード店で売切れ続出。3月にはCD「◯?en?」をリリース。2nd”オフロード”はRecord Store Day限定商品として発売し、大きな話題となる。
同秋に1stアルバム「GLOWING」リリース。3曲を森俊也がプロデュースし、様々なDJから熱狂的な支持を得た。
18年12月、“Crazy Love”をカバーした7"をリリース。発売日に完売、急遽追加プレスするも、それも即完売を記録。
19年春”Walking On Sunshine”、”Ooo La La La”と立て続けにヒット、今春にはご機嫌なスカナンバー“Seaside Driving feat. RUEED”を配信リリースした。
レゲエを基調としながらも、あらゆるジャンルのエッセンスを取り入れたエクレクティックなバンドサウンドは、「音楽の街」渋谷の過去と未来を繋ぐ等身大のポップスである。


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■ライブ情報
ONEGRAM "Beginning" RELEASE LIVE AT LIVE HAUS!!
10月7日、ニュー・アルバム「Beginning」をリリースするONEGRAM、来たる11月21日(土)に最強のDJ陣をお迎えしてのリリース・ライヴを開催!生配信も!

発売までいよいよ秒読みとなったONEGRAMのニュー・アルバム「Beginning」

そのアルバム発売を引っ提げて、下北沢 LIVE HAUSにてリリース記念ライヴが決定しました。
当日はアルバムからの楽曲を中心に、彼らの代表曲も含め「現在のONEGRAM」をたっぷりとお届けします。
収録曲「Seaside Driving」に参加しているRUEEDも参戦決定!

そして彼らのリリース・パーティを華やかに彩る強力なDJ陣として、King Of Diggin'主宰のMURO、夜な夜な7インチ・レコードを抱えて活躍中のROCK-tee、さらにBLOW UPオーナー、レコードバイヤーとしても長く活躍するCHINTAMが華を添えてくれます。
新型コロナウイルスの影響により各地を回るツアーが難しい中、生配信も決定!
会場は密を避けるために入場者数を限定しての開催となります。
所定のご予約数に達し次第受付終了となりますので、お早めにご予約をどうぞ!

ライブの詳細はこちら⇒







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