【期間限定プライスオフ】和田博巳セレクト「ジャズとポップスを中心とした高音質作品でハイレゾの魅力を堪能する」

2020/08/01
オーディオ評論家として、数多くの媒体への執筆で知られる和田博已氏が「ジャズとポップスを中心とした高音質作品でハイレゾの魅力を堪能する」をテーマに、オーディオファイルに是非とも聴いていただきたいハイレゾ音源をセレクト。「ジャズ」「ポップ/ロック」を中心にクラシックからアジアの民族音楽まで、音楽業界で幅広い活動を続ける和田氏ならではのディープなセレクトをご紹介。オーディオ初心者から上級者まで、すべてのオーディオファンのためのセレクト企画です。




□和田博巳セレクト「ジャズとポップスを中心とした高音質作品でハイレゾの魅力を堪能する」期間限定プライスオフ□

和田博已セレクト「ジャズとポップスを中心とした高音質作品でハイレゾの魅力を堪能する」のローンチを記念して、こちらのページで紹介の作品を期間限定30%オフにてダウンロードいただけます!

期間:2020年8月1日(土)~8月31日まで(月)
対象アイテム:本ページでご紹介の全26タイトル
プライスオフ率:定価より30%オフ(プライスオフ後の価格が表示されています)※アルバム購入のみ対象




 「優れたハイレゾ作品を紹介する本コーナー、最初は音の特徴をグループ分けしてお伝えしようと考えた。例えば「ライヴの空気感が濃密に感じられるアルバム」とか、「ステレオイメージ/音場感に優れる作品」。あるいは「トランスペアレンシー(透明感)が際立ち、ハイレゾリューション」、といったように。しかし、ハイレゾとはそもそもそういったオーディオ的に優れた音の要素を多く備えた音源だ。

 例えば、1978年に日本ビクターが制作した『ライブ!/オーティス・クレイ』というオーティス・クレイの初来日公演を記録したアルバム。これはサム・クックやオーティス・レディングの作品とも比肩しうるソウルの傑作ライヴアルバムのひとつだが、音楽的に優れているだけでなく、ライヴならではの空気感や音場感が豊かにパッケージされた素晴らしい録音作品となっている。

 当時このライヴを観客の一人として生で体験した私は、その後発売されたアナログレコードを聴いて、「なんて生々しい音だ!」と感激したが、同じ作品を40年以上経った今ハイレゾで聴き直して、再びオーティス・クレイが歌に込めた「ソウル=魂」の熱量の凄さに圧倒されている。ステージ上で繰り広げられるホットな演奏も、スピーカーの外側まで広がる濃密なアトモスフィアとなって聴くものをまるでコンサート会場にいるが如き気分にさせる。個々の楽器の音も微細なニュアンスまでリアルに聴き取れるのは透明感の高さであり、声の伸びの素晴らしさやドラム、ベースの力強さは、ダイナミックな演奏をよりいっそうダイナミックに聴き手に届ける。こういった音質的特徴は実にハイレゾならではの長所と言える。本国アメリカでも高く評価されるオーティス・クレイの素晴らしい日本公演の記録が、ハイレゾによって以前よりいっそう生々しい音で届けられることに大いに感謝したい。




 というわけで、今回選び出した各推薦盤を大まかにジャンル分けして、それぞれのアルバムの聴きどころと音質的な特徴をお伝えしよう。」

和田博已




【ジャズ】

 ジャズと一口に言ってもその内容は実に様々。ソロ、コンボ、ビッグバンド、さらにヴォーカルなどの作品があり、時代性も広範に渡る。そのヴォーカルアルバムの中でも、最もシンプルな形態が弾き語りである。ジャズヴォーカルの弾き語り作品は、実はありそうでそれほど多くない。歌唱力も器楽演奏力も一聴瞭然というシビアさがあるからだ。
そんな中でぜひ聴いていただきたいのが、カーメン・マクレエが1973年に新宿のDUGで行ったライヴを収録した『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』である。本作はアナログ8Trマルチテープからステレオミックスされたオリジナルマスターテープを使ってハイレゾ化された。つまり、録音時期は古いが、しかしどう聴いても47年前の録音とは思えない音の鮮度の高さに感心するのだ。「最新録音です」と言われたら、素直に信じてしまいそうなほど良い音だ。ベーゼンドルファーのピアノにはノイマンU-87マイクが3本、そしてヴォーカルにはダイナミックマイクが使われたが、録音時にイコライザーやコンプレッサーの類を一切使用しない超シンプル録音がこの生々しいサウンドの秘密である。店内の濃密な空気感や観客の拍手も実にリアル。続いては、現代のジャズヴォーカル作品。スタイルとしてはオーソドックスと言えるシーネ・エイの『ドリームス』は、大人の色香を漂わせつつ透明感のある艶やかな歌声が実に魅力的。ボサノバでは、サリナ・ジョーンズがアントニオ・カルロス・ジョビン及びそのファミリーと共にリオ・デジャネイロで録音した『ボサノバ・ナイト』がお薦めだ。「ディサフィナード」や「イパネマの娘」、「ワン・ノート・サンバ」をはじめとするお馴染みの名曲が、本場の雰囲気と共にたっぷりと披露される。アレンジも演奏も秀逸だ。


 



 コンボ編成のジャズはラインナップも豊富だが、その中から60年代末~70年代の日本のジャズに注目したい。
 『ウイ・ナウ・クリエイト』は天才ドラマー富樫雅彦率いるクァルテットが1969年に録音したフリージャズの名盤。アンペックスの2Trテープレコーダーによるダイレクト2ch録音は、当時のビクターがいかに高音質録音に注力していたかがよく分かるギョッとするような生々しい音。その『ウイ・ナウ・クリエイト』にも参加しているギタリスト、高柳昌行の研ぎ澄まされたギタースタイルが多面的に味わえるのが『ギター・エクスプレッション:プロフィール・オブ JOJO』。フリーフォームではないが、当時すでに異彩を放っていた高柳の個性的なジャズギターをじっくりと味わうことができる。『バード・オブ・パラダイス』はこの後フュージョン界でベストセラーアルバムを連発する渡辺貞夫が、ジャズの巨星チャーリー・パーカーお馴染みの曲を取り上げた本格ジャズアルバム。ハンク・ジョーンズ、トニー・ウィリアムズ、ロン・カーターを従えたNY録音は、特にトニー・ウィリアムズのドラムの迫力に誰もがノックアウトされる。






 現代のJジャズの注目作も紹介しよう。コンテンポラリージャズの最前線を疾走するSOIL&“PIMP”SESSIONSは、世界的にも人気の高いグループ。『MAN STEALS THE STARS』はそんな彼らの熱量と洗練が凝縮された大注目作で、アメリカのジャズシーンの最先端に一歩も引けを取らない「SOIL&“PIMP”SESSIONS」の先鋭ぶりが堪能できる。そのSOIL&“PIMP”SESSIONSのピアニスト、丈青をリーダーとするトリオがJ.A.Mである。『Silent Notes』は、ピアノ・トリオの動と静、躍動と叙情が絶妙にブレンドされ、さらにクラブミュージックやエレクトロの要素も加味された最新のJジャズアルバムだ。
 『メモリーズ・オブ・ビル・エヴァンス』は、数々の名録音を手掛けた日本の誇るエンジニア髙田英男が、1インチ2トラックのモンスターマシンを使ってダイレクト録音を敢行。そのオリジナルマスターから作られたハイレゾである。日本を代表するジャズミュージシャンが一発録音で残したビル・エヴァンスの愛奏曲の数々が極め付けの高音質で届けられる。




 海外のジャズジャイアンツでは、アート・ペッパーが1979年に東京の郵貯ホールで行ったライヴ『ランドスケープ~アート・ペッパー・ライヴ・イン・トウキョウ'79』を挙げよう。カルテット編成だがアルトサックスはセンターに生々しく浮かび上がり、アート・ペッパー晩年のプレイとは思えない張りと艶のあるサックスの音色に驚かされる。兄弟アルバムの『ベサメ・ムーチョ』も同様に素晴らしい作品。

 マーカス・ミラーの『アフロディジア』は、アフリカや南米、カリブ海、アメリカ南部などのブラックミュージックのルーツをコンテンポラリージャズの感覚で追求したひじょうに聴き応えのある作品。最新のデジタル録音の優秀性~ダイナミクスやトランスペアレンシー、ハイレゾリューションといった要素を溢れんばかりの躍動感と共に存分に味わうことができる。








【ポップ/ロック】

 ロス・ロボスはイーストLAらしい、スワンプロックやブルース、テックスメックス、ラテンといった土臭い音楽の魅力を、中低域に重心を置いた骨太かつ濃厚なサウンド届けるご機嫌なバンドだ。お勧めアルバムは『ゲイツ・オブ・ゴールド』である。ジュリア・フォーダムはオーディオファイルにも人気の高い女性ヴォーカリスト。彼女の『ザ・ランゲージ・オブ・ラヴ』は自身のヒット曲も含んだ人気曲をジャジーなアレンジでしっとりと歌い上げたアルバム。録音も細部まで丁寧に作り込まれた大人の音楽となっている。ザ・ポップ・グループの『ハウ・マッチ・ロンガー』は長年入手困難なアルバムだったが、ハイレゾでもリリースされたのは意外だった(嬉しい)。パンク、ファンク、ダブといった要素がカオス状態で渦巻くフリーキーなロックで、キリキリに締め上げたソリッドなサウンドの炸裂を体感されたい。




 アルゼンチンタンゴの革命児アストル・ピアソラの新生五重奏団による1983年ウィーンに於ける録音『ライヴ・イン・ウィーン』も必聴である。放送録音を元にしているが極めてクォリティの高い演奏が、ナチュラルな音で記録されている。ピアソラファンにはお馴染みの名曲がずらりと並ぶ点でも大いに喜ばれると思う。
 フィリッパ・ジョルダーノは、今日のクラシカル・クロスオーバー隆盛の一翼を担うイタリア出身の女性歌手。自身の『フィリッパ・ジョルダーノ』は、有名歌劇曲をしっとりと時にドラマチックに歌い上げる大ヒットアルバムだ。録音はポップス流儀と言えて、リバーブの豊かな漂いが彼女の歌声を美麗に彩る。




邦楽ロック/ポップスでは、ダイレクト感があって音の鮮度も抜群の『GUITAR WORK SHOP Vol.3』をぜひ。ギターアルバムとなっているが、本作における坂本龍一、矢野顕子、笹路正徳、清水伸之、難波弘之といったキーボーディスト/アレンジャーの仕事ぶりも素晴らしく、当時の日本のミュージシャンのレベルの高さを強く印象付ける。矢野顕子と言えば、ティンパンの腕達者と再度まみえた『矢野顕子+TIN PAN PART II さとがえるコンサート』は、矢野とはっぴいえんどの名曲がずらりと並ぶファンにはたまらないベストソング集。J-POP作品としてはヴォーカルが生々しく空気感もニュアンスもたっぷりの優れたライヴ録音である。サディスティックスはサディスティック・ミカ・バンドのバックメンバーで構成され、1977年の1stアルバム『Sadistics』は高度なテクニックと時代を先取りする音楽性が融合した実にカラフルなサウンドを楽しむことができる。








【クラシック】

 クラシックの超一流奏者による素晴らしいライヴ作品も紹介しよう。ヤーノ・シュタルケル、岩崎淑他による『シューベルト:チェロ・ソナタ 「アルペジョーネ」D.821 他』は、1970年杉並公会堂と、1971年ミラノでの公演を収録しているが、岩崎の豊饒な響きのピアノと、シュタルケルの艶やかなオーバートーンを振りまく哀感を帯びたチェロの音色が空間で溶け合って夢見心地となる。ライプツィヒ・ケヴァントハウス弦楽四重奏団による『ベートーヴェン:弦楽四重奏曲「ラズモフスキー」全曲』は、1977年の坂戸文化会館におけるライヴ録音だが、こちらはまるで客席前方で聴くような鮮明で生々しい音。ケヴァントハウス弦楽四重奏団の素晴らしい弓捌きが見えるようである。






【アジアの民族音楽】

 最後はアジアの民族音楽を3作品紹介しよう。ナムギャル・タツァンの僧侶たちによる『チベット密教 極彩の響き』はインド・ダラムサールでの録音で、伽藍に響き渡る「怒涛の」と言いたい力強い声明や、チベットホルンの重低音が体と心を震わせる。バリ島のガムラン『Resonance Meditation~共鳴瞑想』は、192KHz/24bitダイレクト録音をそのままハイレゾ化した究極的高音質。金属系打楽器を中心とした倍音成分たっぷりの極楽ソノリティは、脳内に快感成分を大量に分泌させるが如し。もう一つの『バリ島のケチャ/プスピタ・ジャヤ』は打楽器も少し使われるが、人の肉声を主体とした実にユニークな音楽である。人の声の積み重なりがこれほど豊かで力強い倍音を生成し、渦巻くことに、誰もが驚愕するに違いない。









□和田博巳セレクト「ジャズとポップスを中心とした高音質作品でハイレゾの魅力を堪能する」期間限定プライスオフ□

和田博已セレクト「ジャズとポップスを中心とした高音質作品でハイレゾの魅力を堪能する」のローンチを記念して、こちらのページで紹介の作品を期間限定30%オフにてダウンロードいただけます!

期間:2020年8月1日(土)~8月31日まで(月)
対象アイテム:本ページでご紹介の全26タイトル
プライスオフ率:定価より30%オフ(プライスオフ後の価格が表示されています)※アルバム購入のみ対象





■和田博已 プロフィール




和田博巳(わだひろみ)
1948年生まれ。1968年から2年間、新宿のジャズ喫茶「DIG」に勤務。
1970年に高円寺にジャズ喫茶、その後ロック喫茶となる「MOVIN’」をオープン。
1971 年に<はちみつぱい>というバンドにベーシストとして加入。
1984年、ピアニストの松岡直也のマネージャーに就任。翌年中森明菜「ミ・アモーレ」を企画して大ヒット。
1985年、細野晴臣のマネージャーに就任。細野晴臣のノンスタンダード・レーベルで、ピチカート・ファイヴのデビュー・12インチと2ndの12インチ盤を製作。
1987年からフリーのプロデューサー。「バンドネオンの豹」に始まる あがた森魚のコロムビア3部作をプロデュース。『バンドネオンの豹』は

「朝日新聞」と「ミュージックマガジン」の両誌で年間ベスト第2位に選ばれる。その後はオリジナル・ラヴやコレクターズ、ヒックスヴィル、早川義男、大月ケンヂ、高田渡、他多くのアーチストのアルバムをプロデュース。

現在はオーディオ評論家 &(パートタイム)バンドマン、「フジロック2016」にははちみつぱいで出演。 

 | 

 |   |