ポップスとクラシックを独自の感覚で両立させるアーティスト、 マシュー・ローのデビューアルバム『LOST2』がハイレゾで発売に

2020/06/24
日本のポップスシーンに、素晴らしい新人アーティストが登場しました。イギリス人の父と日本人の母を持つ日本生まれのマシュー・ロー(Matthew Law)さんは、数々のコンクールでの受賞歴を持つなどクラシック・ピアニストとして華々しいキャリアを築くも、海外留学からの帰国後はシンガーソングライターを目指した活動もスタート。2019年12月に発表したデビュー曲「Want Money」は“新感覚の表現者”として話題に。そして今回は初のアルバム『LOST2』を通常配信に加えハイレゾでもリリース。歌心あふれるボーカルを含め、ポップな才能を遺憾なく発揮しています。なんと、7月にはクラシックアルバムも配信決定(もちろんハイレゾも)。ポップスとクラシックを行き来しながら、双方へのリスペクトを感じさせる完成度の高い作品を繰り出すマシューさん。e-onkyo musicではその音楽的なバックボーンやアルバム作りなどについて緊急インタビュー。取材は、秋葉原の人気オーディオショップ「DYNAMIC AUDIO 5555」で、ハイエンドオーディオの試聴も交えて行いました。

取材・文◎山本 昇 取材協力◎DYNAMIC AUDIO 5555


■クラシックを学びながら芽生えたポップスの種


−−クラシックのピアニストとしても輝かしいキャリアを積み上げているマシューさんは、4歳からピアノを弾き始め、桐朋高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部、そしてパリの国立高等音楽院へと進んだのですね。高校から大学へ、どんな学生時代でしたか。

マシュー 小学4年生の頃から、桐朋の子供のための音楽教室に通っていたんです。高校にはそこのメンバーもけっこういたりして、馴染みのある場所でした。校風もすごく自由な学校なので、のびのびと過ごした学生生活だったと思います。

−−ただ、高校も大学院もピアノ科を主席で卒業したそうで、相当な努力もされたのでは?


マシュー 学校の課題や試験に加えて、コンクールを受けるための準備なども入ってくるので、練習はたくさんしました。そういう意味では充実した学生生活でしたね。

−−学生時代に、クラシック以外の音楽で好きだったのはどのあたりですか。


マシュー クラシック以外の音楽を聴き始めたのは小学校の5年生くらいからでした。いまはもうなくなってしまったのですが、地元の最寄り駅の近くにCDショップがありまして、ピアノのレッスン後によくそのお店に寄っていたのですが、そこの試聴機で聴いてハマって好きになった音楽が沢山あります。最初はいわゆるシンガーソングライターの作品だったり、ユーロビートだったり。あの試聴機のおかげで本当にいろんなジャンルの音楽に出会うことができました。クラシックは自分にとって専門的な音楽であって、勉強するために聴くものでしたが、試聴機から聞こえてくる音楽は、それとは違って純粋に楽しめるもの。聴いていて没頭できる時間でした。

−−クラシック以外は自分から見つけたものが多いわけですね。


マシュー 探しに行っていましたね。実は中学くらいまではテレビのバラエティ番組もそんなに観なかったので、邦楽のことはあまりよく知らないんです。CDショップで聴いていたのは洋楽ばかりだったので。

−−では、最初に好きになった洋楽は?


マシュー 小学生のときに女の子たちが教室で流していたもので、ABBAの「SOS」という曲でした。『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』というテレビドラマでこの曲が「チキチータ」と共に使われていて、その再放送か何かを観て、彼女たちが聴いていたのでしょう。ドラマのことは僕も全然知らなかったんですけど、ABBAの音楽にはすごく刺さるものがあって。クラシック以外で親に買ってもらったアルバムはABBAのベスト盤でした(笑)。その後、CDショップで初めて自分で買ったアルバムは、ヴァネッサ・カールトンの『ビー・ノット・ノーバディ』 。奇しくもピアノの弾き語りの方ですが、その音楽がすごく刺さりました。

−−その後、マシューさんの中でポップミュージックに対する憧れはどのように膨らんでいったのでしょうか。


マシュー 例のABBAやヴァネッサ・カールトンを聴き出してから、小学校の5~6年のときに初めて曲を書いた覚えがあるんです。作曲というものに興味が出てきたのはその頃からで、ちゃんと意識したのは高校に入ってからでした。通っていた高校は伝統的に学園祭でミュージカルをやることになっていまして、音楽科ならではですが、音楽のアレンジも自分たちで行うんです。演目は『レント』で、僕は主役の一人であるロジャー役をもらい、初めて人前で歌を披露することに。ポップミュージックが好きなことは外には出していなかったのですが、やってみるとすごく気持ちよくて。そこで大きく気持ちが動いて「ああ、これをやってみたいな」と感じたんです。

−−それは大きな体験でしたね。


マシュー はい。一方で、クラシックのピアニストとしてはちょうどその頃に、指にちょっとした問題があることが分かりました。今後クラシック一本でやっていくべきなのかどうかを考え始めた時期でもあったんです。そんなこともあって、ポップスに対しても、もっと本気で取り組んでみたいという気持ちが生まれたんですね。

■デビューアルバム『LOST2』の曲作り

−−では、『LOST2』について伺っていきましょう。歌詞はすべて英語となっていますね。


マシュー このアルバムに入っている曲のほとんどは、フランスで生活していた時代から、日本に帰ってきて1年くらいに書いたものです。いまは日本語の曲も書いているんですが、あの当時に作ったものはどれも英語でした。自分のルーツというか、音楽のルーツも洋楽なので、アルバムでは結果的にそんな自分の“素の部分”みたいなものが出ているのかなと思います。奇をてらわずに、音楽の質だけを求めて作った結果、こういう形になりました。

−−アレンジは、「Want Money」と「Shine」はマシューさんが自ら行い、ピアノソロや弾き語りを除いた4曲は、佐々木“コジロー”貴之さん(「Portable Sunshine」)、米田直之さん(「(Can‘t)Take This 」)、Asuさん(「Love Me」)、沢田穣治(「Ain’t a Love Song」)が担当しています。それぞれの印象は?

マシュー そもそも僕は、誰かに完全に委ねるのが非常に苦手な人間で、本来は何でも自分でコントロールしたいほうなんです。どのアレンジャーさんともかなり密に連絡を取り合いました。上げてもらったDEMOに細かくリクエストをして何度も変えてもらったりして。例えば沢田さんにお願いした「Ain’t a Love Song」は、元々はピアノと歌だけだったものにギターやストリングス、ダブルベースを後で入れてもらいました。ハーモニーは僕が作って後から入れています。それぞれのアレンジからインスピレーションが湧いてきて、方向転換したものに自分も加わっていくみたいな作業でしたね。

−−そうして出来上がったのはどれも、完成度が高い印象で、出来るべくして出来た曲と感じました。特に冒頭の2曲、「Portable Sunshine」と「Want Money」は曲調もかなりポップでPVも作られています。こうしたポップな曲も含め、歌詞はどのように作られたのでしょうか。

マシュー 例えば移動中に思い付いて、iPhoneのメモに書き留めたりしています。僕の場合、日本語でも英語でも、ある単語がフレーズ的にふっと降りてきて、そこから広げたり色付けしていったりすることが多いですね。曲の中の時系列で作っていくわけでもなく、サビがまず出来て、そこから逆算してBメロからAメロと作っていくこともあります。そのあたりは、ケースによっていろいろですね。

−−1曲目の「Portable Sunshine 」は?


マシュー 実はこの曲、1番の歌詞だけが10年ほど前に出来ていたんですよ。その後はずっと寝かせていて、5~6年くらい経ってからフランスで残りを書きました。2曲目の「Want Money」も少しそういうところがあるのですが、「Portable Sunshine 」はアルバムの中でも僕の中のUKの血というものがすごく現れていて、特に歌詞にはそれがよく出ていると思います。ちょっと自虐的だったり、ブラックジョークを含んでいたり。2番から先を書いたフランスでは僕にとってそれまでとは全く違うこと−−−例えば失恋だったり、いろんなことが起きていました。この歌詞を書いていたのはフランスの原っぱのようなところで、10月の陽が当たる中、みんながそこに寝転んでいたり、家族がピクニックをしていたり……。その中に佇んで残りの歌詞を書いていたので、ちょっと達観した雰囲気があるかもしれません。「Portable Sunshine 」はそのように、二つの時代の出来事を一つに融合したものなのです。

−−そうだったんですか。でも、曲調はすごくポップですよね。


マシュー そうですね。基本的にはポップでポジティブで、王道なポップスを作りたいと思って書いた曲です。

−−「Want Money」は、ちょっと荒々しいサウンドの肌触りが曲調にぴったりで楽しくなります。


マシュー この曲のデモには自分で何回も重ねて録ったストンプの音が入っていて本番ではそれも残っているのですが、スタジオで奏者の皆さんにもストンプやクラップで協力してもらいました。けっこう複雑なパターンが必要だったので、皆さんNGテイクの連発で(笑)、半泣きでやっていただきました。このアルバムは生で録ることを意識しました。「Want Money」はキックも全部ストンプなんですが、何10トラックも重ねた音なんですよ。

■クラシック・ピアニストとシンガーソングライター


−−いわゆるシンガーソングライターの系譜を辿ってみたり、その中にご自身を位置づけてみたりすることは?


マシュー たぶん、クラシックのピアニストでもあるからだと思いますが、それほどシンガーソングライターというスタイルにこだわりはなく、もう少しいろんなものが混ざっている感じがします。ただ、ピアノの弾き語りをしていると、これまであまり通ってこなかったエルトン・ジョンやビリー・ジョエルの歌をリクエストされることが多くなって、聴くようになりました。こうしたピアノの弾き語りというスタイルに古さを感じることはないし、自分には合っているとも思っています。日本のアーティストでは矢野顕子さんが大好きですね。

−−YouTubeに、マシューさんがボブ・ディランの「メイク・ユー・フィール・マイ・ラブ」を弾き語りしている映像がありました。


マシュー 僕はあの曲を最初にアデルのカバーで聴いたので、ボブ・ディランの曲であることは後になって知りました。原曲も聴きましたが、時代の言霊(ことだま)を感じさせるというか、やっぱりすごいなと思いました。ビートルズもそうですけれど、シンプルな言葉や音で複雑な感情を表すのはとても難しいことですよね。僕にとってのポップスというのはそういうものだと思っていて。複雑な感情を複雑な言葉で表現するのは簡単だけど、無駄を削ぎ落とすという作業こそが難しい。最近のJポップにはけっこう複雑なものもあり、好きな曲もあるのですが、この『LOST2』に収録した曲を書いていたときは音楽も歌詞も、自分の感情の核となる部分をそのまま出しつつ、いかにシンプルな表現として落とし込めるかを意識していました。

−−ポップスをやるときとクラシックをやるとき、気持ちの入れ方など異なるところはあるのでしょうか。


マシュー ポップスだから何をしてもいいというわけではなく、基準があるとすれば最近の言い方だとエモいかエモくないか(笑)、でしょうか。クラシックをやるときも、ちょっとチャンネルが変わる感じはありますが、自分の感情はもちろん伴います。その出し方が違うだけなんですね。ただ、ポップスのほうが、より感覚的に感情を出せるということはあるかもしれません。

−−ポップスのほうが、より世界観を作りやすい?


マシュー そうかもしれないですね。元々感覚的な人間なので、しっくり来る部分があるのだと思います。

−−クラシックで培ってきたものが、ポップスで役立つことはありますか。


マシュー 確実にありますね。ピアノの演奏だけでなく、和声のことなどいろんな勉強をしますから、ものすごく助かっています。逆に、クラシックをやるときにポップスの曲を書いていて気付いたことが反映されることもあるんですよ。

−−ほう。どういうことでしょう。


マシュー 作曲家へのシンパシーを感じやすくなるんです。例えばその作曲家がどう感じて生きていたか、その時代にどんなことを表現したかったのか、何かのアンチテーゼなのかとか……シンガーソングライターとして曲を作る経験が、そういったことを理解するための助けになるときがあります。

−−それは面白い発見ですね。


マシュー ポップスをやることで身に付いた考え方や音楽との向き合い方というものを、クラシックでも応用できるんじゃないかと思ったんですね。自分の中で相互に作用している感じです。互いに影響し合って、僕の音楽が出来てくるのかなと。

■いろんなものが混ざって出来ている僕の音楽


−−ポップスのアルバムである『LOST2』の発売後、追いかけるようにして『Mélangé』というクラシックアルバムも7月22日にハイレゾでリリースされます。ドビュッシーが多く収録されていますね。


マシュー フランスに6年間留学しましたが、ドビュッシーは元々いちばん好きな作曲家だったんです。初めて出会ったのは小学4年生くらいで、アルバムにも収録した「アラベスク」は、小4の発表会でも弾いた作品です。そういう自分にとって大事な作曲家の作品を集めたアルバムです。タイトルの“Mélangé”(メランジェ)はフランス語で、“混ざっている”という意味です。ドビュッシー、メシアンというフランスの作曲家をメインとしながら、その中にバルトークやカプースチンといった人が交じっていること。そして、僕の中にはイギリス人と日本人の血が混ざっています。クラシックとポップスも混ざっているかもしれない。そんなことからこの言葉がしっくりきたんですよ。

−−選曲にもマシューさんらしさが表れているわけですね。


マシュー 旅をするように聴けることを意識して曲順も考えました。全体で一つのストーリーが見えるようにしたつもりですので、ぜひアルバムを通して聴いていただけると嬉しいです。普段、クラシックに馴染みがない方にも、「こんなにかっこいい曲があるんだよ」というメッセージも送りたくて、ちょっと尖った選曲になりました(笑)。まぁでも、「アラベスク」や「月の光」といった多くの方にとって耳馴染みのいい曲も入っていますので、そういう意味でもMélangéかなと。

−−なるほど。マシューさんのようなアーティストが、ポップスとクラシックを行き来しながら、双方のファンをつなげてくれたら、それは素晴らしいことだと思います。


マシュー そうなれば嬉しいですね。ポップスとクラシックの両方をやることの意義を考えたとき、クラシックにはまだまだ多くの人に知られていない面白さがたくさんあります。クラシックは実は、皆さんが思っているほどきれいに収まっている音楽ではありません。現代音楽に近いものもあれば、かなりロックなものもあるんです。例えばバロックの音楽なんか、通奏低音とハープシコードでビートのようなものが表現されていて、僕にはある意味ロックに聞こえます。1600年代から、すでにそういう音楽があったわけですね。聴きやすい曲だけがクラシックではなく、もっとかっこよくて自由なんだということを伝えられたらと思っています。

−−ありがとうございます。さて、ここで『LOST2』を頭から順番に聴いてみましょう。


〈『LOST 2』のハイレゾをDYNAMIC AUDIO 5555「ハイエンドオーディオラボラトリー3」のハイエンドオーディオで試聴〉

−−ハイレゾでの試聴、いかがでしたか。


マシュー すごい! めっちゃいいですね。いろいろ発見がありました。この素晴らしいシステムで聴いたからかもしれませんが、音の分離がすごく良かったです。ボーカルがど真ん中にいる感じがしますね。ここまで高級な装置で聴くのは初めてでしたが、脳が音を処理するプロセスがちょっと変わる気がしました。自分の曲だから、どんな楽器をどう弾いているかも知っているわけですが、各トラックの分離がすごくきれいに聞こえるので、その曲に入っているいろんな音を聴きたいと思う方にはたまらないでしょうね。アレンジが厚いものも、全部の音が聞こえてきますから。個人的にはクラブミュージックとかもここで聴いてみたいですね。僕はエレクトロニカも好きなのですが、そういう音楽も合いそうだなと思いました。貴重な体験をさせていただきました。いやー面白かったです。

−−では最後に、e-onkyo musicのリスナーへ向けてマシューさんからのメッセージをどうぞ。


マシュー このデビューアルバムをハイレゾという素晴らしい音質でお届けできることを本当に嬉しく思っています。作り手として、そのままの音で聴いていただけるのは幸せなことです。先ほどもお話ししましたが、『LOST2』に収録した音楽は余計なもの取り除きつつ、一つひとつの音にこだわった作品です。基本的には温かみのあるサウンドを目指しましたので、アコースティックな肌触りも感じていただけると思います。シンプルだからこそ、難しいところもあり、僕にとってもスタッフの皆さんにとっても作業は大変でしたが、結果として、自分の魂がこもった満足できる作品になりました。このアルバムが皆さんの耳を喜ばせ、魂を震わせることができたなら嬉しいです。

主な試聴システム

D/Aコンバーター:CHORD Dave

プリアンプ:ACCUPHASE C-2850

パワーアンプ:ACCUPHASE A-250

スピーカー:B&W 800D3

※機材に関するお問い合わせはDYNAMIC AUDIO 5555(担当:島・天野)まで
https://dynamicaudio4f.wordpress.com/
TEL : 03-3253-5555


取材と試聴を行ったDYNAMIC AUDIO 5555の4階「ハイエンドオーディオラボラトリー3」にて。取材後、なかなか先が見通せないライブ活動について聞いてみると、「早くやりたいですね。最近はインスタグラムを使ったインスタライブも始めて、弾き語りをしたりトークをしたりしています。よろしかったらフォローしてみてください」とのこと。

 

プロフィール◎Matthew Law

 イギリス人の父親と日本人の母親のハーフ。日本に生まれ、海外留学を経て帰国しクラシック・ピアニストとシンガーソングライターとして活動する。日本語と英語、フランス語の3か国語を自在に操り、自身のクラシック・ピアニストとしてのキャリアと、自分の血に流れるアイデンティと海外生活で培った思考感覚で独自の世界観を形成する。キャッチーなメロディとポップ性、感情的な歌詞で注目を集める。シンガーソングライターとして2019年12月11日に「Want Money」でデビュー。

 クラシック・ピアニストの来歴としては、4歳からピアノを始め、桐朋高等学校音楽科に特待生として入学し、ピアノ科を首席で卒業した後、桐朋学園大学音楽学部を経て渡仏。パリ国立高等音楽院のピアノ科および修士課程を、審査員満場一致の最優秀および首席で卒業。数多くのコンクール歴を持ち、2012年には第8回ルーマニア国際音楽コンクールで第1位とグランプリ(最優秀賞)を受賞した。また、2015年第1回デュオ・ハヤシ・コンクールで第1位を獲得したほか、日本国内では、2006年第60回全日本学生音楽コンクール東京大会・全国大会第1位、2007年第3回PTNA福田靖子賞(第1位)受賞、2009年第33回PTNAピアノ・コンクール特級銅賞および聴衆賞を受賞した。


マシュー・ロー オフィシャルサイトはコチラ
https://columbia.jp/matthewlaw/

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