鬼頭明里『Desire Again』配信記念スペシャルインタヴュー公開!

2020/02/26
大ヒット作となったTVアニメ『鬼滅の刃』で竈門禰豆子役を演じ、2019年にリリースしたアーティスト・デビューシングル『Swinging Heart』も大好評を博す等、今もっとも躍進する声優アーティストとなった鬼頭明里。絶賛OA中のTVアニメ『地縛少年花子くん』で、自身初の主演タイアップ曲となった「Tiny Light」を含む待望のセカンドシングル、『Desire Again』について、前作に引き続きお話を伺うことができた。

◎Interview & Text, Photo :e-onkyo music


-:セカンドシングル『Desire Again』の完成おめでとうございます。ファーストの時と比べて心境の違いなどありましたか?


アーティストとして前作の「Swinging Heart」をリリースしてから、音楽に対する意識の向け方も変わってきて、“どう歌うか”というアプローチみたいなものを意識するようになりました。

-:ヴォーカリストとしての意識の変化のような。

そうですね、普段音楽を聴くときもそういう事をよく考えるようになって。そういう意識になってからのセカンドシングルの制作でしたが、まだまだ模索中です。

-:鬼頭さん自身の歌の中に新しい発見はありました?

ファーストを作っているときは、とにかく「自分の歌い方を見つけなきゃ」という気持ちだったんですけど、今は色々な歌い方をしていった末に何か掴めたらいいなという考えになってきました。とにかく色々な歌を歌っていきたいなって。

-:TVアニメ『地縛少年花子くん』のED曲であり、先行配信もされている「Tiny Light」は、鬼頭さんの歌声の美味しい部分が活きているレンジ感ですね。この曲を振り返ってみていかがですか。

はじめて自分が出ている作品のタイアップ曲をやらせて頂いたので、やっぱりこの世界観にかける想いが大きくて。実は最初は違う曲をタイアップ用に作って頂いていたんですよ。その曲は結果的に1曲目の「Desire Again」になるんですけど、『花子くん』のエンディングとしては、自分自身どうしても‟何か違うな”という違和感が出てきちゃって。「ちょっと違うので練り直したいです」ってお願いして、それで出来上がったのがこの「Tiny Light」です。

-:そんな経緯が・・・

快くプロデューサーも受け入れてくれて、原作をもう一度読み直してくれた上で作った曲なので、最終的にはより作品に寄り添った曲にすることが出来たと思います。

-:たしかに、あのエンディングの映像とのマッチ度も凄いですね。

お話の終わりからエンディングの映像に繋がるような構成になると聞いていたので、それを想定できた部分も大きいですね。だから楽曲がより作品の一部になれたんじゃないかと。

-:歌詞も作品の世界観に寄り添っていて、鬼頭さんが演じる八尋寧々の心境とのシンクロ性も強く感じました。

そうですね。歌詞を貰って読んだときも、寧々ちゃんとリンクしていると同時に花子くんとのリンクも強く感じました。

-:作品と強く結びついている一方、キャラソンではなくあくまで鬼頭明里さんの楽曲であるわけですが、この使い分けや解釈の違いはどのように?

うーん、‟寧々ちゃんの曲”というよりも『地縛少年花子くん』という作品の世界観を歌ったものでありたいなと。『花子くん』という作品はちょっとコミカルだったりホラーだったりしますけど、とても感動するお話も多くて儚さもある作品なので、エンディングテーマとしても、作品のそういうところまで表現できる楽曲にしたいと思っていました。

-:元々のタイアップ予定曲だったというM1の「Desire Again」はゴリっとしたヘヴィーロック路線の楽曲ですね。こういうジャンルの音楽はお好きですか?

好きですね。基本的にロックやアップテンポな曲が好きなので、こういう曲を歌ってみたかったです。

-:音圧感はありながらもしっかりとダイナミックレンジが残されていて、聴いていてとても気持ちの良いロックサウンドです。

ありがとうございます。アレンジもデモの状態ではもう少し大人しかったんですけど、歌に合わせて更に調整してもらいました。

-:やっぱり歌いやすかったですか?

歌いやすかったですけど、実は歌録りの段階ではまだ最終アレンジじゃなかったんですよね。私の歌の後にギターが挿し替わったりして、完成版を聴いたら滅茶苦茶カッコよくなっててびっくりしました(笑)

-:鬼頭さんから楽曲のアレンジの希望を出すこともありますか?

今回はほとんど無かったですね。周りのスタッフさんとも意思の疎通が出来ていたのでスムーズでした。「Tiny Light」も最初のアレンジの時点でとても良くて、変更した点といえば生のストリングスを追加したくらいです。

-:3曲目の「Closer」は前作に収録の「Always Going My Way」にも通じるパーティーチューンですね。

そうですね。このタイプの曲も大好きです。歌うのも楽しかったんですけど、この曲は英語の歌詞が多くて・・・

-:発音も曲の雰囲気に合っていてカッコイイです。

正しくない発音でそれっぽく歌うのもちょっと格好悪いかなと思っていて。だから普段は英詞が出てきても敢えてカタカナっぽく読んじゃうんですけど、今回の曲はそうもいかなくてなるべく流暢に聴こえるように(笑)

-:たしかに、この曲はああいう発音にしないとグルーヴ感が出なそうですね。楽しそうに歌う様子が思い浮かびました。

はい、凄く難しかったけど楽しかったですね。はたしてライヴでちゃんと歌えるんだろうかという不安がありますけど(笑)

-:ライヴでこの曲を聴くのが楽しみです(笑) 最近プライベートではどんな音楽を聴いているんですか?

最近はMrs. GREEN APPLEさんとかOfficial髭男dismさんをよく聴いてます。

-:なるほど、たしかに華やかでアップテンポで・・・。今後トライしてみたいタイプの曲はありますか?

ストリングスがたくさん入っていて明るい曲を歌ってみたいなって。あとはホーンセクションが入った曲とか、パレード感がある曲もいいですね!

-:そういえば「Closer」なんてブラスを入れてアレンジしてもカッコよさそうです。しかし本当に明るいものというか、陰と陽で言えば‟陽”のものがお好きなんですね。

そうですね!あまり‟陰”の要素が強いものは聴いていないかもしれないです。

-:今回の制作を振り返って印象に残っていることはありますか?

さっきの話に戻りますけど、やっぱり「Closer」の英語詞ですね・・・。普段あまりレコーディングに時間は掛けずに少ないテイクで録れるんですけど、このときは本当に苦戦しました。

-:これを機会に英会話を始めてみるとか(笑)

そうですね(笑) 英語といえば去年から『High School Musical』や『Teen Beach Movie』とか『Hairspray』なんかの海外のミュージカル映画にハマってるんですよ。だから一時期洋楽を歌いたいなと思って、今でも時々YouTubeの動画で発音の練習もしてます!

-:おお、「Closer」では遺憾なく発揮されていますね。

いやー、やっておいてよかったです(笑)

-:それでは最後に、『Desire Again』をハイレゾで聴いているe-onkyo musicのリスナーの方にメッセージをお願いします。

どの曲も、やっぱりハイレゾで聴くとそれぞれの楽器の音色や私の歌の質感まで伝わってくると思います。それこそぜひ「いい音響で」楽しんでいただけたら嬉しいです!

-:ありがとうございました!


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