【11/15更新】 印南敦史の名盤はハイレゾで聴く

2019/11/15
月間50本以上の書評を執筆する書評家であり、ベストセラー『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』の作家としても知られ、更にヒップホップなどのブラック・ミュージックからクラシックまでを幅広くフォローする異色の音楽評論家としての顔を持つ印南敦史による連載「印南敦史の名盤はハイレゾで聴く」。
スモーキー・ロビンソン『Yes It’s You Lady』
普通のことを普通にやっているだけ。だからこそ長く聴き続けられる、スモーキーの隠れ名盤


先日、スモーキー・ロビンソンのソロ作品を、ひさしぶりにまとめて聴きました。しかも、1980年代の作品だけに焦点をしぼって。

ちょっとヘンな聴き方かもしれませんが、そうしたい理由が僕にはあるのです。

スモーキー・ロビンソンは、モータウン・レーベルにおける最重要人物として有名です。歴史的遺産といっていい同レーベルの設立に関与した人物であり、長らく副社長を務めてもいました。

また、モータウンが初めて契約したグループであったザ・ミラクルズのソングライター/ヴォーカリストとしても数々の実績を残した才人でもあります。

“Shop Around”“Tracks of My Tears”“The Tears of a Clown”など、ミラクルズ時代に多くの名曲を残したことでも知られていますよね。僕も60年代のモータウンでは、ミラクルズがいちばん好きだったかもしれません。

しかし、その一方でスモーキーのソロ、特に80年代作品にも強い思い入れがあるのです。

当然ながら70年代にも、『A Quiet Storm』のような傑作が残されています。ちなみにこのアルバムは、ソフトで落ち着いたR&Bなどを包括した「クワイエット・ストーム」というムーヴメントの語源になった作品。

つまり、それくらい影響力があったということで、内容的にも申し分ありません。もちろんそれは認めるのですが、僕個人にとっては81年の大ヒット作『Being With You』から87年の『One Heartbeat』までの計6作がより重要なのです。

その理由は、ミラクルズ時代から培われてきたソングライティング・センスや中性的なヴォーカルが、この時期にはより円熟しているから……というようなことばに置き換えることができるかもしれません。とはいえそれ以上に、青春時代の自分の記憶と直結していたことが大きいのです。

早い話、80年代に順調なペースでリリースされたスモーキーのソロ作品群が、当時の自分の体験や記憶と連動しているということ。

たとえば『Being With You』が大ヒットしていたころは(薄っぺらかった当時の自分なりの)大恋愛をしていて、でもうまくいかなかったんだよなぁ……。

だからこのアルバムや、同じく流行っていたマーティ・バリンの『Balin』(国内盤には、「ハート悲しく」という恥ずかしいタイトルがついていました)を聴きながらウジウジ思い悩んでいたのでした。

恥ずかしいエピソードではありますが、日常の記憶と連動した音楽は心の奥底に残り続けるものです。そういう意味において、『Being With You』はやらり無視するわけにいかない重要な作品だったということ。

だから以後も、スモーキーのソロ・アルバムが出るたびに期待感を抱くようになったというわけです。

そして音楽的な意味において『Being With You』以上に衝撃を受けたのが、83年リリースの次作『Yes It’s You Lady』でした。

ヒット作の次の作品は往々にして高評価を受けにくいもので、事実、このアルバムはさほど話題にならなかったような気がします。けれど完成度はとても高く、僕もその点に感動したのです。

その証拠に、初めて聴いた日のことをいまでも記憶しています。当時働いていたレンタル・レコード店にいたとき、同じバイトのS辺くんがこのアルバムをかけたのです。

安定感のあるビートが心地よいオープニングの“Tell Me Tomorrow”を耳にした途端にいたく気に入り、「これなに?」とS辺くんに聴きました。すると彼は「これ」といいながら、『Yes It’s You Lady』のジャケットを見せてくれたのでした。

たったそれだけの話です。が、たったそれだけの話ですら忘れさせないほどのインパクトが、ファースト・シングルになった“Tell Me Tomorrow”、そして『Yes It’s You Lady』というこのアルバムにはあったのです。

同じくシングル・カットされたポップ・チューン“Old Fashioned Love”にはさほど感銘を受けなかったのですが、“Are You Still Here”のようなバラードでの感傷的な表現は、さすがスモーキー。その他、“Merry-Go-Ride”“I’ll Try Something New”のようなミディアムも高品質です。

とはいえ人生観が変わるほどのインパクトだとか、派手派手しい演出があるわけではないのです。そういう意味では、いたって普通で、少しだけ地味かもしれません。

でも、それこそがスモーキーらしさであると僕は考えています。必要以上に目立とうとするのではなく、やるべきことを誠実にこなす人という意味で。

だから信頼できるし、いつの時代にも安心して聴けるのです。

そういえば、ちょうど20年前、僕はスモーキーの『Intimate』のライナーノーツを書いたことがありました。絶頂期を過ぎてからの作品ですが、こちらもあいかわらず「普通さ」が魅力。

いつの日か、あのアルバムもハイレゾで聴いてみたいものです。



『Yes It's You Lady』
スモーキー・ロビンソン

 


『Being With You』
スモーキー・ロビンソン

 
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印南敦史 プロフィール

印南敦史(いんなみ・あつし)
東京出身。作家、書評家、音楽評論家。各種メディアに、月間50本以上の書評を執筆。新刊は、『人と会っても疲れない コミュ障のための聴き方・話し方』(日本実業出版社)。他にもベストセラー『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(ダイヤモンド社)をはじめ著書多数。音楽評論家としては、ヒップホップなどのブラック・ミュージックからクラシックまでを幅広くフォローする異色の存在。

ブログ「印南敦史の、おもに立ち食いそば」

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