HOME ニュース 【10/25更新】 印南敦史の名盤はハイレゾで聴く 2019/10/25 月間50本以上の書評を執筆する書評家であり、ベストセラー『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』の作家としても知られ、更にヒップホップなどのブラック・ミュージックからクラシックまでを幅広くフォローする異色の音楽評論家としての顔を持つ印南敦史による連載「印南敦史の名盤はハイレゾで聴く」。 マーヴィン・ゲイ『What’s Going On Live』「10歳だったあのころ、海の向こうでマーヴィン・ゲイが歌っていたのか」と思いを馳せると……小学4年になった4月の最終日曜日、その夕方に僕は大怪我をし、生死の境を彷徨うことになりました。後ろに弟を乗せていた自転車(そもそも二人乗りをしていたことが間違っていたのですが)のブレーキが坂道の途中で効かなくなり、バランスを崩してハイスピードで横転。側頭部をアスファルトの地面に強打し、脳挫傷で意識を失ったのです。なにしろ20日間も意識不明だったというのですから、半分くらいは死んでいたようなもの。事実、母は主治医から「99%、命の保証はできません」と告げられたそうです。 ところが生命力だけはあったみたいで、その主治医に「奇跡だ」と言わしめるほどのペースで回復。てなわけで、「めでたしめでたし」となればよかったのですけれど、現実問題として本当につらかったのはそのあとでした。なにしろ派手に頭を打ったので、多くの人たちから「あの子は頭をやっちゃったからもうだめだよね」というような目で見られることになってしまったわけです。決して大げさな話ではなく、大人も含め、あからさまに態度を変える人も少なくありませんでした。でも子どもなりに、それは仕方がないことだなと感じてもいました。もし自分ではなく同級生の誰かが同じ目に遭ったとしたら、僕もその子のことを好奇の目で見ていたかもしれないのだから。つまり、そう思われるのは避けられないことで、だとしたら受け入れる以外にないだろうと考えていたのです。なにしろ怪我をしてしまったのは事実であり、それを覆すことはできないのですから。とはいえ10歳の子どもにとって、それはなかなか過酷な日常でもありました。耐えるのはやはりつらかったし、なぜか「自分はもうあと少ししか生きられないのかもしれない」という根拠のない不安を感じてもいたし、「この先どうなっていくのか」と考えると、その先には絶望しかなかったからです。ふと、そんなことを思い出したのには理由があります。先ごろ、マーヴィン・ゲイのライヴ・アルバム『What’s Going On Live』が突如リリースされたから。「なんでいきなりそこまで話が飛躍するんだよ?」と思われそうですが、少なくとも僕にとってはそれなりの理由があるのです。名作『What’s Going On』が世を騒がせた翌年にあたる1972年に、マーヴィンの故郷ワシントンD.C.の「ケネディ・センター」での公演を収録したライヴ・アルバム“Ain’t Nothing Like the Real Thing”など1960年代のヒット曲を13分半にわたって披露する“60’s メドレー”のイントロがスタートした時点で、ぐいぐい引き込まれてしまいます。そして以後は“イナー・シティ・ブルース”“ホワッツ・ゴーイン・オン”などなど、『What’s Going On』収録曲が続々と登場。曲順こそ同作とは違うものの、最近よくある「再現ライヴ」のような感じです。ちなみにこれは、2001年にリリースされた『What’s Going On』デラックス・エディションに収録されていた音源に最新ミックスを施したもの。もともと録音状態は悪くなかったようですが、新たなミックスによって明らかに音質が向上しています。『What’s Going On』の特徴のひとつである、あの奥行きあるサウンド・プロダクションが、ライヴの現場でも見事に再現されているのです。そのため、あたかも会場にいるかのようなリアリティを感じることができるというわけ。さて、話を戻しましょう。なぜ、このアルバムを聴いて子どものころの怪我のことを思い出したかということです。単純な話で、本作が収録された1972年は、僕が怪我をした年だったのです。つまり、「この先どうなっていくのか」と感じながら僕がちょっとキツい毎日を送っていた同じ年に、マーヴィンは海の向こうで“ホワッツ・ゴーイン・オン”を歌っていたわけです。ご存知の方も多いとは思いますが、“ホワッツ・ゴーイン・オン”を直訳すれば「この先どうなっていくのか」。つまり社会への不安を表現した楽曲だったのですが、僕の場合は自分の以後の人生について、似たようなことを思っていたわけで、(こじつけっぽいといわれれば、まぁそのとおりかもしれないけれど)なんだか不思議な感じだなぁと思ったということ。しかも僕は、この翌年くらい、つまり小学5年生のころにマーヴィンの存在を知ったのです。でも、その前の年から、“超間接的に”つながっていたとも考えられなくもなく……かなりの無理があるかもしれませんが、けれどそれでも、このアルバムには感慨深く感じずにはいられなかったのです。 『What's Going On[Live]』マーヴィン・ゲイ 『What's Going On[Bonus Tracks]』マーヴィン・ゲイ ◆バックナンバー【10/18更新】トム・ウェイツ『Heartattack And Vine』20代のころの大切な仲間を思い出させてくれもする、地味ながらも心に染みるさくれた名作【10/11更新】チェット・ベイカー『イン・トーキョー』メ映画「マイ・フーリッシュ・ハート」が思い出させてくれた、東京のチェット・ベイカー【10/4更新】プリファブ・スプラウト『From Langley Park to Memphis』メロディが魅力を失いつつあった時期に、メロディの美しさを見せつけてくれた秀作【9/20更新】ザ・カーズ『Heartbeat City』リック・オケイセックの訃報がきっかけで聴きなおした“Drive”が、思い出させてくれたこと【9/13更新】ジェイムス・テイラー『The Warner Bros. 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