パユが長年温め続けてきた企画、ついに実現!
トレヴァー・ピノックらとともにモダン楽器でアプローチする、C.P.E.バッハの作品群。
音楽の父J.S.バッハの次男として、父親からの薫陶を受けて音楽の道を歩んだC.P.E.バッハ(カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ)。プロイセン皇太子のチェンバリストとして24歳のころからつかえていたCPEは、皇太子がフリードリヒ二世として国王に即位した際に、国王に従ってベルリンへと移る。民衆から「大王」と呼ばれ、慕われていたフリードリヒ二世は、自らが作曲家でもあり、フルートを演奏していたという経緯もあり、彼の臣下として仕えていたCPEの手によるフルート曲の約9割が、このベルリン時代に作られている。
C.P.E.バッハの手による「フルート協奏曲」は、ベルリン時代に作られた6曲。今回はその中から、1枚のアルバムに収まる3曲を選び、以前「ザ・フルート・キング ~フリードリヒ大王の無憂宮の音楽」の際に、ともに音楽史的視野によるアルバム作りを行った、トレヴァー・ピノックの指揮とチェンバロ、カンマ―・アカデミー・ポツダムと収録を行った。
C.P.E.バッハのフルート作品とエマニュエル・パユについて:
エマニュエル・パユは、このアルバムと同様な流れで作られたアルバム「ザ・フルート・キング ~フリードリヒ大王の無憂宮の音楽」(2011年作品/WPCS-50259)で、「C.P.E.バッハ:フルート協奏曲 イ長調 Wq168」、「フルート・ソナタ イ短調 Wq132 」、「フルート・ソナタ ト長調 Wq133 」 を収録している。
エマニュエル・パユ(フルート)
トレヴァー・ピノック(指揮、チェンバロ)
カンマー・アカデミー・ポツダム
Recorded:30 March, 2014, Villa Hugel, Essen
【Bach, C.P.E.: Flute Concertos/Emmanuel Pahud, Carl Philipp Emanuel Bach, Kammerakadamie Potsdam, Trevor Pinnock/ハイレゾ】