【第21回日本プロ音楽録音賞 部門B 2chパッケージメディア ジャズ、フュージョン 優秀賞受賞作品】
~3大陸からのエナジーが地球を駆け巡る!トリオ・ミュージックの新境地~ アメリカ、オーストラリア、そしてニッポン。北半球から南半球までを結ぶ天衣無縫の波動が心を揺さぶる。新たなグローバル・スタンダードの快進撃!日本が世界に誇るNO.1ジャズ・ギタリスト=渡辺香津美のニューアルバム。
ジェフ・バーリン&ビル・ブラッフォードとの『スパイス・オブ・ライフ』、リチャード・ボナ&オラシオ・エルネグロ・エルナンデスとの『Mo' Bop』、ヤネク・グウィズダーラ&オベド・カルヴェールとの『トリコ・ロール』 … ギター・トリオをディープに極め続ける渡辺香津美が新プロジェクトを始動、ベーシストには『スパイス・オブ・ライフ』にも参加していたジェフ・バーリンを約25年ぶりに迎え、ドラマーにはプラネットXの一員にして、スティーヴ・ヴァイやアラン・ホールズワースとの共演でも知られるヴァージル・ドナティを抜擢。最高峰の音楽性とテクニックが炸裂する。
【演奏】
渡辺香津美(ギター)、ジェフ・バーリン(ベース)、ヴァージル・ドナティ(ドラム)
“ジャズ・ギタリスト渡辺香津美の近作2題はどちらもDSD(2.8MHz)での配信(PCMも同時配信中)。最新作『Spinning Globe』は、渡辺としては久々のメジャー・レーベルからのリリース。かつての盟友ジェフ・バーリン(b)と、プラネットXの一員ヴァージル・ドナティ(ds)を起用したトリオ作は、すさまじい重量感と爽快なスピード感で一気呵成に聴かせる。あらゆる音色、あらゆるリズムが交錯しつつ一切の混濁が感じられないのはDSDの威力とも言える。しかも、それでいてごりごりした力感も十分に感じさせる。いっぽうの『
GRACIM』は、渡辺がキーボーディストの谷川公子と作り上げたアコースティックな作品集。寛いだムードが全編を覆うインテリア・ミュージックの趣。きめの細かい音の波が部屋を心地よい空間に変えてくれるだろう。こちらは“第20回日本プロ録音賞”受賞作品でもあるという。名手のさまざまな側面を、DSDサウンドが明らかにしてくれる。”(text by 國枝志郎)提供:
CDジャーナル