肥大化したジギーのイメージから脱却し、自らのルーツを紐解くかのように60年代ブリティッシュ・ビート作品をカヴァーした7thアルバム
デヴィッド・ボウイのキャリアで唯一の全曲カヴァー・アルバム。本作にはウッディー・ウッドマンジー(ds)は参加せず、ミック・ロンソンは本作を最後にボウイと袂を分かつこととなった。
カヴァーされているのはプリティ・シングス「ロザリン」、「ドント・ブリング・ミー・ダウン」、ゼム「ヒア・カムズ・ザ・ナイト」、ヤードバーズ「アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド」、「シェイプス・オブ・シングス」、ピンク・フロイド「シー・エミリー・プレイ」、ザ・フー「アイ・キャント・エクスプレイン」、「エニウェイ、エニハウ、エニウェア」、キンクス「ホエア・ハヴ・オール・ザ・グッド・タイムス・ゴーン」等の英国60年代を代表する曲で、ボウイにとってはリセット的な意味を持ったリラックスした内容の作品となった。
マージーズをカヴァーした「愛の悲しみ」は全英2位の大ヒットを記録している。(1973年発表)
【Pinups (2015 Remaster)/David Bowie/ハイレゾ】
1 David Bowie[MainArtist], Bill Farley[Writer], Jimmy Duncan[Writer]
2 David Bowie[MainArtist], Bert Berns[Writer]
3 David Bowie[MainArtist], Billy Arnold[Writer]
4 David Bowie[MainArtist], Syd Barrett[Writer]
5 David Bowie[MainArtist], John Konrad[Writer], Keith Karlson[Writer], Nicky Crouch[Writer], Simon Stavely[Writer], Stuart James[Writer]
6 David Bowie[MainArtist], Pete Townshend[Writer]
7 David Bowie[MainArtist], George Young[Writer], Harry Vanda[Writer]
8 David Bowie[MainArtist], Bob Feldman[Writer], Jerry Goldstein[Writer], Richard Gottehrer[Writer]
9 David Bowie[MainArtist], Johnnie Dee[Writer]
10 David Bowie[MainArtist], Jim McCarty[Writer], Keith Relf[Writer], Paul Samwell Smith[Writer]
11 David Bowie[MainArtist], Pete Townshend[Writer], Roger Daltrey[Writer]
12 David Bowie[MainArtist], Ray Davies[Writer]