音楽史的にみても貴重な録音。今回は「フランス革命」時期に焦点をあてて発掘し、録音している。フルートのための曲が多く書かれたバロック後期から古典派にかかる作曲家たちの作品が収録されている。
フランス宮廷のため、また、革命戦争後の1795年に設立されたパリ音楽院においても続いていたフルート作品のなかから、エマニュエル・パユが「もっとも革新的で、美しいメロディをもつ」4曲を選んで録音している。
パユは、2011年に発表した「ザ・フルート・キング ~フリードリヒ大王の無憂宮の音楽」(WPCS50259/60)で、18世紀のプロイセン啓蒙君主/フリードリヒ大王(自らもフルートを演奏し、作曲もしていた)時代のC.P.E.バッハ、クヴァンツ、ベンダらの貴重なレパートリーを録音し、大きな話題を呼んだ。
エマニュエル・パユ(フルート)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団
録音:
2014年7月17-19日
スイス、ランドガストホフ・リーエン
【Revolution - Flute Concertos by Devienne, Gianella, Gluck & Pleyel/Emmanuel Pahud/ハイレゾ】