パット・メセニー率いるグラミー賞受賞バンド=ユニティ・バンドにあらたにマルチ・インストルメンタル奏者、ジュリオ・カルマッシが参加。ユニティ・グループ始動!
タイトル:KIN(キン)について
“血縁、親族という意味。現在のパット・メセニーの音楽はメセニー以前の偉大なミュージシャンから以後のミュージシャンと音楽的につながっている(血縁)ことを表している。(←→)の記号もメセニー以前、以後を表している。
【インタヴュー】
パット・メセニーに新作「Kin (<-->)」とハイレゾについて訊いた!“オーケストリオンには正直ちょっと戸惑ったし(苦笑)、実演も見たけどやっぱり???マークは消えなかったし、また前作がジョン・ゾーンの作品集という(嫌いじゃないけど)やや異色な作品が続いていたパット・メセニーだが、今回はまあ、安心かな。2012年からスタートした、クリス・ポッター(サックス)、ベン・ウイリアムス(ベース)、アントニオ・サンチェス(ドラム)による“ユニティ・バンド”が、マルチ楽器奏者、ジュリオ・カルマッシを新たに得てヴァージョン・アップ。名作『80/81』が奏でた音楽の未来系、という観もある名作に仕上がった。タイトルの『Kin』は、血縁を意味する言葉で、それはバンド名とも密接につながってくるわけだが、ハイレゾ・データでこの音を聴くと、このバンドが今のパットにとってもっとも居心地のいい場所であることがよく伝わってくる。グルーヴィに突き進むところと、慈しむようなギターのつま弾きが素晴らしいコントラストだ。”(國枝志郎)提供:
CDジャーナル【パット・メセニー・ユニティ・グループ】
パット・メセニー:electric and acoustic guitars, guitar synth, electronics, orchestrionics, synths
クリス・ポッター:tenor sax, bass clarinet, soprano sax, clarinet, alto flute, bass flute
アントニオ・サンチェス:drums and cajon
ベン・ウイリアムス:acoustic and electric basses
ジュリオ・カルマッシ:piano, trumpet, trombone, french horn, cello, vibes, clarinet, flute, recorder, alto sax, wurlitzer, whistling and vocals