クレンペラーのベートーヴェンの第九の名盤。2023年最新リマスター音源を使用。
【収録曲】
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
【演奏】
オーセ・ノルドモ・レーヴベリ(ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ヴァルデマール・クメント(テノール)
ハンス・ホッター(バス・バリトン)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
オットー・クレンペラー(指揮)
【録音】
1957年10月31日、11月21-23日、ロンドン、キングズ・ウェイ・ホール(セッション)
【音源】
オリジナル・マスターテープより、2023年Art & Son Studio, Annecyにて24bit/192kHzリマスター
ベートーヴェンの交響曲全集は、クレンペラーの代表作として知られるもので、序曲その他を含め、遅めのテンポで壮大な世界を構築した名演。特にパート・バランスを常に適切に保つことで、情報量が非常に多いものになっているのが特徴で、フレーズの形を完璧に維持し、拍も厳格に守ることで、独特の堅牢なスタイルを構築している点が挙げられます。柔軟さや外見上のスタイリッシュさには目を背け、ベートーヴェンの本質のみにひたすら近づいていこうとするかのような演奏。それがクレンペラーによるベートーヴェン演奏の特徴と言えます。第9はその総決算です。
【Beethoven: Symphony No. 9, Op. 125 "Choral" & Incidental Music to Egmont, Op. 84/Otto Klemperer, Ludwig van Beethoven, Philharmonia Orchestra/ハイレゾ】