17世紀前半を代表するリュート奏者・作曲家、アレッサンドロ・ピッチニーニ。『リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集第1巻』(1623)の出版から400年。「セコンダ・プラティカ」に始まる音楽の大転換期、楽器も大きな変貌を遂げた時代に書かれた重要な作品集。リュート奏者、通奏低音奏者として今や引く手あまたの佐藤亜紀子が、楽譜に残された謎を解き明かしながら、満を持してこの時代の音楽の奥深さを蘇らせる。
●佐藤亜紀子
東京芸術大学音楽学部楽理科卒。在学中に故
左近径介氏と水戸茂雄氏にリュートの指導を受ける。ドイツ国立ケルン音楽大学でコンラート・ユングヘーネル氏に師事し、ソリスト・ディプロマ取得。スイスのバーゼル・スコラ・カントールムで
ホプキンソン・スミス氏に師事。2010年まで東京芸術大学音楽学部古楽科教育研究助手を務める。文化庁新進芸術家海外研修員としてスペインのバルセロナ高等音楽院にて、シャビエル・ディアス-ラトーレ氏にバロックギターを師事。
第一回台東区芸術文化支援制度対象事業として音楽物語「ジョン・ダウランド物語」(2009)
をプロデュースし、好評を博した。2014年にはソロCD「ララバイ、イギリスルネサンス期のリュート音楽」をリリース。ジルヴィウス・レオポルド・ヴァイスの作品を演奏するコンサートシリーズを企画。NHKのテレビ番組「らららクラシック」にリュートとビウエラのソロ演奏で出演。
通奏低音奏者として、歌手や器楽奏者とのアンサンブル、バロックオペラ等多数出演。「バッハ・コレギウム・ジャパン」の「世俗カンタータvol.6」の録音に参加、BCJの「聖母マリアの夕べの祈り」、
「ポッペアの戴冠」、二期会ニューウェーブオペラによるヘンデルのオペラ(鈴木秀美指揮)、イタリアの隠れた名曲を発掘して演奏する音楽学者佐々木なおみ氏主宰の「ディスコルシムジカーリ」、後期ルネサンスからバロック時代の宗教曲を演奏する福島康晴氏主宰の古楽アンサンブル「エクス・ノーヴォ」に通奏低音奏者として共演。2018年よりパリ在住の歌手高橋美千子との古楽ユニット
「たまひび」の活動を開始し、2021年にCD「たまひび」をリリース。
コロナ禍において積極的に演奏動画をyoutubeにあげている(Youtubeチャンネル
atelierlakko)アイゼナハ音楽院リュートクラス講師。アトリエ楽古主宰。
●録音日
8-11. Nov. 2021 Chiba City Mihama Culture Hall 千葉市美浜文化ホール音楽ホール
【A. ピッチニーニ: リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集/佐藤亜紀子(アーチリュート), 佐藤亜紀子(テオルボ)/ハイレゾ】
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