オリジナル・アナログマスター音源伝説のスペクトラム・ハイレゾ・サウンド
【サウンド解説より】
1979~80年録音 ビクタースタジオ 一口坂スタジオ エンジニア 高田 英男 (Except BD-15) (BD-15) 1981年 武道館ライブ録音 エンジニア 池村 雅彦
オリジナル・アナログマスター音源からハイレゾ化。
強烈なブラスサウンド&タイトなグルーヴで金字塔を打ち立てた伝説のバンド、スペクトラム。その魅力を満載したベスト盤のハイレゾサウンドである。
当時の録音システムはコンソール・マルチテープレコーダー共に、アナログ機器がメイン、更にコンピュミックス導入前での音楽制作であり、バンドメンバーがコンソール前に集まり、それぞれが役割を決めてフェーダー操作をしながらサウンド創りをしていた時代である。複雑な楽器バランス・エフェクト処理などはそのパートの部分だけをアナログテープに録音し、ハサミで編集しながらマスターテープを作成していた。
スタジオ現場でバンドメンバー同士もめる事もあったが、ディレクター・エンジニア含めて一体感のある熱い制作現場であった事を覚えている。
スペクトラムのサウンド的特徴として①タイトで歯切れの良いブラスサウンド②超人的なテクニック&グルーヴあるリズムセクション③ファルセット中心のヴォーカル。であり
緻密なで躍動感ある演奏を如何にサウンドとして纏めるかが、録音テーマであった。
又、当時はレコードの時代でありリーダー(新田一郎氏)が日本ビクター新子安にあったカッティング工場に立会い、カッティング・エンジニア(野見山 静夫氏)に無理な注文(高価なカッターヘッドを保護する回路をバイパスして下さい・・)など、妥協無く音質に拘りながらレコード制作していた。
*BD-1 古いサウンドのニュアンスを出す為に、アナログフィルターで高域をカットし
中域にピークを付けた音創り。
*BD-15スペクトラム解散武道館ライブ音源の為に、ハウリングなど有。
HDマスタリングとしてはオリジナル・アナログマスターの音質を基本に、低域の安定
~素直な高域の伸びのあるハイレゾサウンドを目指した。(ハイレゾサウンドの音質感を生かす為に、適正な音圧レベルでのマスタリング)
サウンド・プロデューサー 高田 英男
Recorded at Victor Studio Hitokutizaka Studio
Nippon Budokan Live Recording (BD-15)
Produced by SPECTRUM
Engineered by Hideo Takada Masahiko Ikemura(BD-15)
HD-Mastering by Takahiro Uchida 「FLAIR」
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