“バリ島のガムラン音楽といえば、オーディオ的にも非常に興味深い対象ゆえ、アナログ録音のLPレコード時代から“驚異の××サウンド”などと銘打たれた高音質ディスクのコンテンツとしてもてはやされてきた観があるけど、2000年にビクターが威信をかけて細野晴臣氏監修のもと、バリ島でレコーディングした素材から制作されたガムラン・アルバムは中でもかなり究極だと思う。『
Resonance Meditation』は、24bit/192kHzのSonic Systemによる収録で、2000年当時としてはこれはかなりの大盤振る舞いのはず。いっぽう、同じバリでもこちらは人の肉声メインの『バリ島のケチャ』は、同時期同スタッフによる収録ながら、もともとはサラウンドDVD-Audioのために24bit/96kHzで収録されたもの。金物系多めの『
Resonance Meditation』に対して、ふくよかで色彩豊かな『バリ島のケチャ』、それぞれの音の特色がシステムの違いを選ぶというおもしろい試み。どちらもエクセレント。”(text by 國枝志郎)提供:
CDジャーナル
【サウンド解説より】
2000年4月 バリ島バトゥブラシ SMKIワンティランにて録音/96kHz/24bit サラウンド4チャンネル・デジタル音源からのハイレゾ化。
サラウンド音源ソフトを考えた時、全方向性定位(360°)にて演奏されるケチャの演奏を最高の音質で制作したい・・・、そんな企画を2000年4月バリ島にて96kHz/24bitデジタルダイレクト録音にて行われた。HDマスタリングによる音創りとして、出来るだけ現地のリアルなケチャ・サウンドを2CHステレオにて表現する為に、オリジナル・デジタル4CHマスター(96khz/24bit)からダウン・ミックス&一部イコライザー・コンプレッサーを使用・・・
☆〈サウンド解説〉フルバージョンは「アルバム購入」特典にてお楽しみ頂けます。
【マスター音源】
HD-MASTER D
:
24bit/96kHzやDSD 2.8MHzなどでデジタルダイレクト録音されたオリジナルマスターを使用
Recorded at puspita jaya (Desa Blahkiuh,Ball)
Produced by Makoto Torii
Engineered by Hideo Takada
HD Mastering by Kazushige Yamazaki 「FLAIR」
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高音質を支えるこだわりを訊く!インタビュー記事掲載*「アルバム購入」特典として今作のHDマスタリングを手掛けたサウンド・プロデューサー、高田英男氏による〈サウンド解説〉をダウンロード頂けます。