エリック・アレキサンダー(ts)をゲストに迎えジャズに真っ向から挑んだ新作EP
e-onkyo music限定〈DSD-MTR mix〉を独占先行配信!今年で結成10周年を迎えるJiLL-Decoy association(通称:ジルデコ)のアニヴァーサリーアルバム第2弾『Lining』より珠玉の4曲を厳選して収録した先行EP『Lining e.p.』。前作『Lovely』でアコースティックをテーマに〈歌〉そのものに真摯に向き合った作品を作り上げたジルデコが今回テーマに挙げたのが「ジャズ」。バンド自身のルーツでもあるジャズに真っ向から挑んだ素晴らしい作品を完成させた。
今作では、ビリー・ホリディの名演でも知られる“What A Little Moonlight Can Do”をはじめ、ホレス・シルバーの代表曲として知られる“Nica's Dream”コルトレーンやナンシー・ウィルソンもアルバムに吹き込んだ“My One and Only Love”といったジャズの名曲3曲に加え、何と80's ポップスの代名詞、a-haの“Take on Me”のカヴァーという意表をついたカヴァーを収録。その選曲のセンスもさることながら、アレンジ面でもジルデコらしいスタイリッシュさを表現。特に“Take on Me”ではリズムを5拍子に変更、オリジナルとはガラリと印象を変えながらも更にメロディ・ラインが際立った素晴らしいアレンジを披露。
そして今作で注目したいのが当代きってのテナーサックス・プレイヤーとして高い人気を誇るエリック・アレキサンダーの参加。“What A Little Moonlight Can Do”と“My One and Only Love”の2曲にフィーチャーされており、持ち前の力強いプレイはもちろん、“What A Little Moonlight Can Do”ではドラムのtowadaとの4バース(ソロの掛け合い)、“My One and Only Love”での最高にロマンチックなトーンでの演奏とそれに触発されたように表現力豊かに歌うchihiRoの歌にも是非注目して頂きたい。
今作のもうひとつの注目ポイントは、更なる可能性に挑戦した「DSDレコーディング」。前作からの先行シングル『Lovely e.p.』で初のDSDレコーディングを行った彼らが、今回は東京・下高井戸の
G-ROKSスタジオが所有する世界に3台しか存在しないKORG社製の試作DSDレコーダー〈Clarity〉を使用したマルチレコーディングを敢行。ここe-onkyo musicで独占配信される〈DSD-MTR mix〉は、録音~ミックスまでを一貫してDSDフォーマットで行い、アルバム一枚まるごとClarityを使用した音源としては世界でも非常に数少ない画期的な作品となっています。
★本タイトルは『Lining』からの先行シングルとなります。ここに収録された楽曲のバージョンは『Lining』収録のものと同じバージョンとなります。