◆NEWS:二人のオーディオ評論家による入魂のプロデュース作品となった情家みえのサード・アルバム『エトレーヌ』
潮晴男と麻倉怜士による新レーベル「ウルトラアートレコード」第1弾音源、遂にハイレゾ配信開始!情家みえが心を込めて歌うファンへの贈り物。二人のオーディオ評論家が魂を込めて製作した音楽ファン、オーディオファンへの贈り物、それがエトレーヌです。オーディオ界で絶対的な信頼を集める評論家、潮晴男と麻倉怜士の二人による新レーベル「ウルトラアートレコード」。上質な音楽を極力加工せず生成りのままでリスナーに届けることを命題とするこちらのレーベルの第1弾となる作品、情家みえ『エトレーヌ』が遂にハイレゾ配信開始。情家みえが心を込めて歌うファンへの贈り物。二人のオーディオ評論家が魂を込めて製作した音楽ファン、オーディオファンへの贈り物、それがエトレーヌです。
音質に重点を置くと音楽性が損なわれ、音楽性に重点を置くと望ましい音質のパッケージソフトが少ない中、良い音で大人の音楽が聴きたいという観点の下、潮 晴男と麻倉怜士がジャズサウンドをプロデュースしました。CDにA面、B面という区分けはありませんが、彩の豊かな作品にするため、A面に見立てた前半はスタンダードジャズを中心に、後半に当たるB面にはポップスにジャズアレンジを施した作品を織り交ぜ、情家みえの新しい側面を引き出すことにチャレンジしました。いずれの楽曲とも繰り返し聴きたくなる楽しい内容です。
音楽とオーディオをこよなく愛してきた二人の評論家、潮 晴男と麻倉怜士がハイクォリティなジャズサウンドをプロデュース。情家みえから「抒情」と「情感」、「軽快なドライヴ感」と「俊敏なグルーヴ感」という対照的な語り口を引き出しました。オーディオ・チェックにも最適な優秀録音盤ですのでシステムのチェックにもご活用いただけます。◆パーソネル
Side A (Tr.1~5) Produced by Reiji Asakura
Mie Joke -- vocal
Tsuyoshi Yamamoto -- piano
Hiroshi Kagawa -- bass
Toshio Ohsumi -- drums
Side B (Tr.6~11) Produced by Haruo Ushio
Mie Joke -- vocal
Koji Goto -- piano
Satsuki Kusui -- bass
Akira Yamada -- drums
Wataru Hamasaki -- sax, flute
「情家みえ・エトレーヌ」制作に当たって プロデューサー 麻倉怜士 「情家の情感」を高音質で残したい、その音楽性を広く世に紹介したい---と常々、思っていた。情家みえの歌唱は詩の解釈が深く、低いアルトの声質に載せて一音一音を叙情的に、丁寧に紡ぐ。自分でレーベルを持つ場面になったら、彼女を起用しようと以前から、密かに心に決めていた。
情家みえの類い希な音楽性と歌詞への共感性を最高の録音に収めCD、ハイレゾでファン、音楽愛好家に届けたいという願いと共に、オーディオ評論家としてオリジナルの音を知悉している音源で機器を評価することこそ、職能上で絶対に必要なことだと思ったのが、制作のきっかけである。
「エトレーヌ」はアナログレコードも視野に入れ、A/B面構成を立てた。A面5曲は情家が日頃、南青山のジャズライブハウス、ボディ&ソウルなどで親しく歌っているスタンダードジャズにした。バッキング・メンバーは山本剛(ピアノ)、香川裕史(ベース)、大隅寿男(ドラム)という日本ジャズ界を代表する大ベテランたちだ。
B面6曲は潮晴男プロデュースによるアメリカン・ボップスの編曲版ジャズだ。後半のメンバーは、今まで情家との共演が数多いピアニストの後藤浩二を核に、浜崎航(テナー・サックス、フルート)、楠井五月(ベース)、山田玲(ドラム)という気鋭の若手メンバーで構成されるパワフルなユニットだ。
音楽と音の質には徹底的にこだわった。音楽性に関してはヴォーカル情家みえ、ピアノの山本剛、後藤浩二に最高の演奏をして戴くように仕向けるのが、プロデューサーの仕事だが、今回は加えて、サウンド・プロデュースと収録時のディレクションも行った。まず大事だったのはピアノの選定。都内のスタジオをいくつか回ったが、スタインウエイのフルコンサートモデルが素晴らしく良い状態で保管されている東京代々木のポニー・キヤニオン代々木スタジオに決めた。
音質の基本はエンジニアが決める。マイキングを行い、実際にプロツールスでマルチトラック録音するエンジニアに、日本コロムビアで、「シャンティ」「バッティストーニ/東京フィル」などの名録音をものしている名匠、塩澤利安氏を起用。音で目指したのは徹底的な「ナチュラル」。物理的な音だけでなく、継ぎ接ぎの直しをしない一発録り、コンプレッションを使わない……など音楽性を素直に表現することにも、すべてこだわった。
ハイレゾ録音ならではの臨場感と感興を楽しんでいただきたい。