"19世紀後半、音楽界に新しい風を吹き込んだドビュッシーとラヴェル。彼らが刻みつけた軌跡を現代の感覚で表現する。それが、この録音のテーマだ。ノルウェーを本拠に活躍するヴァイオリニスト、アンデシュ・シェルベリ・ニルソンとピアニスト、スヴァイヌング・ビェラン。2人が描き出す色彩感は、曖昧模糊としたトーンとは一線を画している。ドビュッシーのソナタでも、まるで光に反射するクリスタルのような透明感が素敵だ。録音は、独創的な楽器配置とマイクロフォン・セッティングなど先進的な録音手法で知られるノルウェー・2Lレーベルで、この演奏もDXD24bit/352.8kHzという最高スペックで収録されている。e-onkyoでは何種類ものフォーマットが用意されており、再生環境に合わせて選ぶことができる。PCオーディオなら2chになるだろうが、できるなら5.1chで聴いてほしい。録音会場のオスロ・ソフィエンベルグ教会の空間に響きわたるピアノとヴァイオリン……その空気感のリアルさに息を呑む。"(text by 長谷川教通)提供:
CDジャーナル
現代ノルウェーのクラシック界を代表する若手ヴァイオリニスト、アンデシュ・シェルベリ・ニルソンと、同じくノルウェーの若手注目株ピアニスト、スヴァイヌング・ビェランによる、ラヴェル&ドビュッシーの室内楽曲集。
ラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』で締めくくられる本作は、ピアノの佇まい、ヴァイオリンのリアルな描写に息を呑む、まさに一級品と呼ぶに相応しい仕上がりです。ピアノ、ヴァイオリンのバランスも良く、全曲続けて聴いてもまったく疲れないような、自然な音作りが楽しめることでしょう。
高音質レーベルとして名高い、ノルウェー2Lの2013年7月の最新リリース。本作もPyramixによる、DXD24bit/352.8kHz収録です。
【Trace of Impressions/Anders Kjellberg Nilsson, Sveinung Bjelland/ハイレゾ】
1 Anders Kjellberg Nilsson[violin], Sveinung Bjelland[piano], Claude Debussy[作曲]
2 Anders Kjellberg Nilsson[violin], Sveinung Bjelland[piano], Maurice Ravel[作曲]
3 Anders Kjellberg Nilsson[violin], Sveinung Bjelland[piano], Maurice Ravel[作曲]
4 Anders Kjellberg Nilsson[violin], Sveinung Bjelland[piano], Maurice Ravel[作曲]
5 Anders Kjellberg Nilsson[violin], Sveinung Bjelland[piano], Maurice Ravel[作曲]
6 Anders Kjellberg Nilsson[violin], Sveinung Bjelland[piano], Maurice Ravel[作曲]
7 Anders Kjellberg Nilsson[violin], Sveinung Bjelland[piano], Claude Debussy[作曲]
8 Anders Kjellberg Nilsson[violin], Sveinung Bjelland[piano], Claude Debussy[作曲]
9 Anders Kjellberg Nilsson[violin], Sveinung Bjelland[piano], Claude Debussy[作曲]
10 Anders Kjellberg Nilsson[violin], Sveinung Bjelland[piano], Claude Debussy[作曲]
11 Anders Kjellberg Nilsson[violin], Sveinung Bjelland[piano], Maurice Ravel[作曲]