~佐渡裕 音楽監督就任記念! トーンキュンストラー管弦楽団自主レーベル第1弾~
2015年秋、ウィーンの名門オーケストラ[トーンキュンストラー管弦楽団]音楽監督に就任した佐渡裕。
記念すべき、初の共同制作となるこのアルバムで選ばれたのは、リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の「英雄の生涯」と「ばらの騎士」組曲。「英雄の生涯」は、シュトラウスの音楽的自伝ともいえる大編成のオーケストラ楽曲で、その管弦楽法は精緻極まるものです。この作品を完璧に演奏するためには、オーケストラの「高いアンサンブル能力」が必須であることはもちろん、指揮者とオーケストラの良好な関係も求められることは間違いありません。まさにそのいずれかが不足するだけで、シュトラウスが思い描いた理想の英雄の姿は表出されることはないのです。
この演奏、第1部の「英雄」冒頭を聴いてみてください。うなる低音を身に纏わせ、ゆったりめのテンポで堂々たる歩みを進める英雄の姿が目前に現れることでしょう。もうこれだけで、マエストロ佐渡とオーケストラの結びつきがどれほど素晴らしいものであるかを実感できるのではないでしょうか。波乱万丈のエピソードを経て、曲が終結するまで、一瞬たりとも気を抜くことはできません。そして、センス良く配された「ばらの騎士」組曲で、この素晴らしいアルバムが完結します。ぜひ究極のマリアージュをお楽しみください。
録音:2015年10月16-20日
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