五木田岳彦のチェロとピアノのための小品「Asian Blue」です。チェロは「世界の車窓から」でお馴染みの溝口肇。
DSD Mixing, DSD Masteringをした作品です。
リリースにあたり、3種類の違ったテイストで作ってみました。曲は同じ曲ですが、音質や、アレンジの違うバージョンとなります。
Track 1: 音圧等を上げるコンプレッサーを使用しないバージョン(ナチュラルなものです)
Track 2: Neve 33609 C でコンプをかけたバージョン(音圧が上がっています)
Track 3: パーカッションを入れたアレンジ(コンプは未使用)
音圧を上げることによって、音が前に出てきます。コンプレッサーやイコライザーを使うのですが、その種類や組み合わせ、使い方は無限大です。
今回は、その中から往年の銘機、Neve 33609というコンプレッサーを使用した場合と、そうでない場合の2種類のマスターを作ってみました。また、3曲目は別アレンジ曲として、曲の途中からパーカッションが入ってきます。エスニックテイストが若干増す感じです。
<上からTC. Electronic P2 , Neve 33609, dbx160SL等の各種コンプレッサー>
作曲家、そしてサウンドプロデューサー•エンジニアとしては、どの完成系が良いかは毎回悩むところです。どれか1つを選んでお聴きいただいても、また音質の違いなどに興味のある方は、3種類の違ったテイストで聴き比べていただいてもお楽しみいただけるかと思います。
五木田岳彦
「Asian Blue」
作曲:五木田岳彦
演奏:溝口肇:V. Cello
五木田岳彦:Piano
Producer: 五木田岳彦
Recording, mixing, and mastering engineer: 五木田岳彦
Recorded at Studio 56 (TimeArt Entertainment)
http://5roku.com/timeart
【Asian Blue/五木田岳彦 feat. 溝口肇/ハイレゾ】