超絶テクニックに裏打ちされたグルーヴを堪能
偉大なるジャズ・ジャイアント達の名演を集めSACDでリリースされていたSupreme Jazzシリーズ。その中の、超絶かつ正確なドラミングとファンキーなグルーヴで人気のバディ・リッチのアルバムがハイレゾで登場!
ビッグ・バンド、ジャズ・コンボ等、数々のスタイルで名演奏を残してきた彼であるが、今作は’77年に録音された名ヴァイブ奏者ライオネル・ハンプトンと長年バディ・リッチ・バンドでコンマスを務めたスティーブ・マーカスらのテナー3管にパーカッションも加えたメンバーでのアルバム「Buddy's Cherokee」をピックアップ。
超絶テクニックだけが注目されがちな彼であるが、舞台芸人だった両親の影響もあり実はエンターテインメント性を存分に持ったドラマーである。今作でも叩きまくっている部分もあるが、強烈なグルーヴで曲をドライヴさせることにより他のメンバーの生き生きとしたプレイを生み出し(ヴァイブが特にいい!)、スロー・ナンバーでは実にツボを押さえたブラシ・プレイで曲をサポートし、何を聴衆に求められているかを常に意識したプロフェッショナルなスピリットを見る事ができる。近年も何枚も一流ミュージシャンが参加したトリビュート・アルバムが出されたり、ジャンルを越えたミュージシャンが集まったトリビュート・ライヴが行われたりしているという事実は、彼が単なるテクニックだけのドラマーでなく深い音楽観でドラムを叩いていたという証だと言えるのではないだろうか。レア・グルーヴ・ファンからも注目される彼の魅力が存分に詰まった1枚!
Tr.1~8 Originally released as 「Lionel Hampton Presents Buddy Rich」on Who's Who in Jazz
本作はドイツのmembran musicより2006年にリリースされたSACD作品「Supreme Jazz - Buddy Rich」(UPC: 4011222232601) で
使用したプレスマスターから、PCM変換をして制作された音源です。
【Supreme Jazz - Buddy Rich/Buddy Rich/ハイレゾ】
1 Buddy Rich[アーティスト], Coltrane[作詞], Coltrane[作曲]
2 Buddy Rich[アーティスト], Coltrane[作詞], Coltrane[作曲]
3 Buddy Rich[アーティスト], R. Noble[作詞], R. Noble[作曲]
4 Buddy Rich[アーティスト], Strayhorn[作詞], Strayhorn[作曲]
5 Buddy Rich[アーティスト], Malneck[作詞], Kahn[作詞], Signorelli[作詞], Malneck[作曲], Kahn[作曲], Signorelli[作曲]
6 Buddy Rich[アーティスト], B. Rich[作詞], B. Rich[作曲]
7 Buddy Rich[アーティスト], Rodgers - Hart[作詞], Rodgers - Hart[作曲]
8 Buddy Rich[アーティスト], P. Moen[作詞], P. Moen[作曲]